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2015年6月3日(水)

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  • カナダの真実和解委員会(The Truth and Reconciliation Commission)は、同国が数十年にわたっておこなった、先住民の児童を家族から引き離し国家が助成するキリスト教学校に強制的に就学させる政策に対し、これは「文化的ジェノサイド」に匹敵すると結論付けました。6年間の調査の結果発表された真実和解委員会の報告書は、次のように結論を述べています。「カナダ政府がこの文化的ジェノサイドを推し進めた理由は、先住民に対する同政府の法的、経済的義務を軽減し、先住民の土地と資源の支配を進めることにあった。もし、すべての先住民が国家に組み込まれてしまえば、居留地や条約、先住民の権利といったものが存在しなくなるからである。」最初の学校は1883年に開校されました。最後の学校の閉鎖は1998年です。その間、15万人以上の先住民児童が学校に送られ、生まれもった文化と言語を取り上げられ、カナダの主流社会に組み込まれていったのです。多くの元生徒が生まれつきの言語を話すと叩かれたこと、両親や習慣との紐帯を失っていったことを覚えています。今回の報告は、さらに身体的、文化的、性的虐待が蔓延していたことも証言しています。パルマ・パルメターに話を聞きましょう。彼女はライアソン大学准教授で同大学の先住民自治センター(the Centre for Indigenous Governance)代表です。Idel No More (「これ以上黙ってはいない」)の活動家で、Beyond Blood: Rethinking Indigenous Identity and Belonging(『血脈を越えて: 先住民のアイデンティティと財産』)の著者でもあります。

  • 国際サッカー連盟(FIFA)のトップが、広がり続ける汚職汚職スキャンダルに追い詰められる形でその職を辞しました。5月最終週にFIFAの副会長2人を含む14人が汚職で起訴されたのに引き続き、ゼップ・ブラッター会長が辞任を表明しました。ニューヨーク・タイムズ紙によれば、ブラッター会長の側近であるジェローム・バルク事務局長が、この汚職劇の中核である1000万ドルの銀行取引をおこなった模様です。米当局は、ブラッターが刑事捜査の主標的であり、すでに訴追された者たちが協力する見込みがあることを認めました。ボニータ・メルシアーデスに話を聞きましょう。彼女は、カタールに決まった2022年のワールドカップ開催地にオーストラリアが立候補した際の、オーストラリア・サッカー連盟(Football Federation of Australia)の企業広報担当責任者でした。メルシアーデスは、FIFAの役員たちの個人事業に出資する形で彼らの票を勝ち取ろうとする開催地招聘チームの方針に異を唱え、チームからはずされました。彼女は、2018年と2022年の大会の開催地決定の過程における汚職についてFIFAが独自に捜査を行ったとき証人になりました。

  • テキサス州デントン市は、市の域内でのフラッキングを禁止する条例を通過させようとしたことで、大手石油企業と対決することとなりました。ダラス・フォートワースから約50キロ北のデントンの住人は2日の夜、市議会の会場を埋め尽くして、フラッキング禁止条例を無効にしようとする投票に反対しました。投票は結局、棚上げとなりました。この投票の試みは、テキサス州議会がこうした禁止令を差し止める新法を成立させた後に起こりました。この法案は1日に発効しています。その日の午前中に、3人の活動家が最初に再開する予定のフラッキング井の入り口に自分の身体を縛りつけて抗議しました。デントンの市民の60パーセントが住民投票でこの禁止令を支持したのはつい最近の2014年11月のことです。その後すぐに、デントン市民は、テキサス石油ガス協会(Texas Oil and Gas Association)とテキサス総合土地事務所(Texas General Land Office)による訴訟に直面することとなりました。この訴訟と同じ利害に基づいて、州議会議員と米国立法交流評議会(American Legislative Exchange Council:ALEC)が協力して、下院法案40(House Bill 40)という名で知られる、「フラッキング禁止令差し止め法案」を通過させました。こうした動きと前後して、オクラホマ州が5月29日にフラッキング禁止令の制定を禁じた2番目の州となっています。一方では、ニューヨーク州に続き、メリーランド州がフラッキングを禁じた2番目の州となりました。団体「フラックのないデントン」(Frack Free Denton)でボランティアのコーディネーターを務めるタラ・リン・ハンターに話を聞きましょう。

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