デイリーニュース

  • タナハシ・コーツ: 理想の大統領選候補は「歴史についてもっと深く認識する人」

    有名作家のタナハシ・コーツが今週デモクラシー・ナウ!で民主党の大統領候補としてバーモント州選出の上院議員バーニー・サンダースに投票するだろうと話したことが、マスコミで話題になりました。コーツは以前、サンダース議員に対する批判的な記事を書き、広く読まれていました。批判の理由は、サンダース議員が奴隷制度に対する賠償責任について、あまりにも「対立を生みやすい」問題だとして支持を拒んだためです。しかしコーツは10日の番組で、自分はそれでもサンダース上院議員に投票すると言明しました。この発言がCNN、MSNBC、BBCや、ニューヨーク・タイムズ紙などの報道機関で取り上げられた後、タナハシ・コーツはアトランティック誌に"Against Endorsements"(支持に反して)と題した補足記事を発表し、自分の返答が様々なところで「支持表明」という性格のものとして報じられたことに異議を唱えています。「私は明らかに政治的な関心の強い人間ですが、自分の意見を他の人々に説いて回ることは私の仕事ではありません」。全米図書賞を受賞したBetween the World and Me(『世界と私の間に』の著者コーツへのインタビューの第二部をお届けします。コーツはここで、誰に当選してもらいたいかなどを、詳しく語っています。

    dailynews date: 
    2016/2/12(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ヒラリー・クリントンを支持したのはだれ? 連邦議会黒人議員団とロビイスト中心の政治資金団体(PAC)は別物

    今週発表された連邦議会黒人議員団(CBC)の政治活動委員会(PAC)による元国務長官ヒラリー・クリントン候補への支持は、資金団体である政治活動委員会(PAC)について周知されていないことから多少の混乱を招きました。CBC PACの理事には、常習性の高いオピオイドオキシコンチンを製造しているパーデュ・ファーマやフィリップ・モリス、米国内最大の銃販売業者であるウォルマートのような企業のために働くロビイストが多数入っています。CBC PACの委員長を務めるグレゴリー・ミークス議員は、「PACには労働団体も参加している」と指摘したうえで、「黒人議員団のメンバーは当選者を出すために選挙資金を集める必要があります。しかし、黒人議員団の投票行動を見れば、彼らの進歩的な方向性を否定できる者はいません」と話します。著名な経済学者ジェフリー・サックス教授は、「この支持がどういう意味を持つのか理解することが大事です。米国の政治はカネによって堕落してしまった。この国の政策がとてもおかしいのは、そのためです」と話します。

    dailynews date: 
    2016/2/12(Fri)
    記事番号: 
    3
  • サンダース候補 「有害」国務長官ヘンリー・キッシンジャーを賛えるクリントン候補を酷評

    11日の民主党討論会でバーニー・サンダース候補は、ヒラリー・クリントン候補が先週のニューハンプシャー州予備選でヘンリー・キッシンジャー元国務長官を賞賛したことを追及しました。「彼女はヘンリー・キッシンジャーからお墨付きをもらったというか支持を得たこと、教えを受けたことについて話しました。これは、驚くべき発言だと思います。私の認識では、ヘンリー・キッシンジャーは米国の近代史上で最も有害な国務長官のひとりです・・・・・・私はむしろ、ヘンリー・キッシンジャーの仲間ではないことに誇りをもっています。キッシンジャーから助言を頂くようなことはありません」。クリントン候補はこれに対して、サンダース候補は外交政策で誰を顧問にするのかとの問いに答えられなかったことを指摘しました。これにサンダース候補は、「ヘンリー・キッシンジャーではないことだけは確かですね」と切り返しました。この点について、"Hillary is the Candidate of the War Machine”(ヒラリーは軍事機構が担ぐ候補)という記事を書いた経済学者のジェフリー・サックスと、ニューヨーク州選出の下院議員で黒人議員団の政治活動委員会(CBC PAC)委員長グレゴリー・ミークスに話をききます。

    dailynews date: 
    2016/2/12(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ウォール街との戦争かウォール街のための戦争か ウィスコンシン州討論会でクリントンとサンダースが激突

    9日のニューハンプシャー州の民主党予備選でバーモント州選出の上院議員バーニー・サンダース候補が元国務長官ヒラリー・クリントン候補に対して圧倒的な勝利をおさめた後、最初のものとなる候補者討論会が11日夜に開かれ、両候補が激突しました。この論争を通じて両者の主張の違いが、外交政策や提案する政策の財源見通しから選挙資金改革に至るまで、ありとあらゆる項目において鮮明になりました。この討論会をめぐって2人のゲストに聞きます。著名な経済学者でコロンビア大学地球研究所長を務めるジェフリー・サックスは、シリア停戦の交渉に一役買ったというクリントン候補の主張に対し、「彼女はCIAを中心とした他国の政権すげ替え(レジーム・チェンジ)の試みを支援してきました。それが、あの地における大量虐殺を招いたのです」と語ります。サックスは『ハフィントン・ポスト』に寄稿した最新の記事は、"Hillary is the Candidate of the War Machine"(ヒラリーは軍事機構が担ぐ候補)という見出しです。国内問題に関しても、クリントンは「基本的に、現状を維持すればそれでよしという主張だ」とサックスは言います。

    dailynews date: 
    2016/2/12(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 米司法省 警察改革を強制するため ミズーリ州ファーガソン市を提訴

    米司法省は2月10日、ミズーリ州ファーガソン市を、連邦政府と交渉済みの警察改革を実行することを強制するため、提訴する予定だと発表しました。その前日、ファーガソン市議会は警察および裁判所改革の「同意判決」に手を加えることを決議しました。この「同意判決」は、市当局者と連邦司法省との交渉ですでに合意されたものでした。ファーガソン市の関係者は、同改革を施行するには費用がかかりすぎるとしています。2014年8月のマイケル・ブラウン射殺事件後、司法省が調査を行い、ファーガソン警察および裁判所ではアフリカ系アメリカ人に対する差別行為が形式化して日常的に行われていたと結論づけました。米国自由人権協会(American Civil Liberties Union)ミズーリ州支部理事長のジェフリー・ミットマンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/2/11(Thu)
    記事番号: 
    4
  • サンダースが予備選を勝ち抜いても 未選出の特別代議員がクリントンの指名獲得を可能にできるのか?

    2月9日、ニューハンプシャー州予備選ではバーニー・サンダース上院議員がヒラリー・クリントン前国務長官に2桁の差をつけて勝利。先週のアイオワ州党員集会でもはほぼ引き分けたことを考えると、民主党の大領領指名争いはかなりの接戦となるように見えます。しかし、そうではないのです。ニューハンプシャー州でのサンダース氏の獲得票は、60対38パーセントでクリントン氏に圧勝しましたが、代議員数では未選出の特別代議員(superdelegates) がクリントン支持に回ったため、両者は同数を獲得したのです。特別代議員とは、下院議員、上院議員、州知事やその他の公選された職員などから成り、多くの場合民主党の「エリート層」を表しています。この特別代議員数を足すと、クリントン前国務長官は代議員数でサンダース議員を大きくリードしているのです。デューク大学教授デヴィッド・ロードと、プリンストン大学歴史科助教授でJacobinMag.com寄稿編集員マット・カープに話を聞きます。

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    2016/2/11(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 議会黒人議員連盟PACはクリントン支持に傾くも バーバラ・リー下院議員は支持表明を保留

    ニューハンプシャー州の予備選が終わり、民主党大統領選予備選の焦点はサウスカロライナ州へと移りました。バーニー・サンダース上院議員とヒラリー・クリントン前国務長官は、同州のアフリカ系アメリカ人の票集めに懸命です。議会黒人議員連盟 PAC(Congressional Black Caucus PAC)は、2月11日クリントン氏への支持を表明する予定です。一方、サンダース議員は10日、ハーレムでアル・シャープトン師と会見したのに加え、高い評価を得る作家タナハシ・コーツがデモクラシー・ナウ!のインタビュー中に突然、サンダース支持を表明したことも追い風となりました。カリフォルニア州選出の民主党下院議員バーバラ・リーに、彼女がどちらの大統領候補への支持も保留にしている理由を聞きます。リー議員はまた、11日にクリントン支持を表明したのは、議会黒人議員連盟の政治活動委員会(PAC)であり、議会黒人議員連盟ではないと指摘します。

    dailynews date: 
    2016/2/11(Thu)
    記事番号: 
    2
  • バーバラ・リー下院議員:911 同時多発テロ直後の決議を 終わりなき戦争を仕掛ける口実に利用するな

    1年前、2015年2月11日、オバマ大統領は議会に自称「イスラム国」(ISIL)への攻撃承認を求めました。この要請は、米国がイラクおよびシリアへの空爆を開始した半年後に行われ、米軍の軍事行動を3年に限定したものの、地理的制限は設けられませんでした。また、限られた状況での地上作戦も可能となりました。しかし、憲法上定められているにもかかわらず、議会はこれまで対「イスラム国」の戦争について議論も決議も行っていません。これまでのISILへの攻撃は、2001年9月のニューヨーク同時多発テロ直後に議会を通過した旧式の承認をそのまま利用して実行されてきたのです。しかし、ようやく超党派の議員20人以上がポール・ライアン下院議長に書簡を送り、中東で数十億ドルを費やして繰り広げられる戦争についての議論と決議を求めました。この書簡に署名したカリフォルニア州選出の民主党バーバラ・リー下院議員に話を聞きます。リー議員は現在、議会進歩派議員連盟(Congressional Progressive Caucus )平和と安全保障特別委員会(Peace and Security Task Force)議長を務め、議会黒人議員連盟の元議長です。

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    2016/2/11(Thu)
    記事番号: 
    1
  • タナハシ・コーツ 賠償請求に異を唱えてはいてもサンダース上院議員を支持

    著書Between the World and Me (『世界と私の間に』)で 高い評価を得たタナハシ・コーツが書いたバーモント州上院議員バーニー・サンダースと賠償請求に関する立場に注目した大統領予備選関連記事が話題を呼んでいます。コーツは、アイオワ州で行われた「ブラック&ブラウン フォーラム」にサンダースが出席し、黒人奴隷制度に対する賠償請求は「軋轢が大きすぎる」問題であるため支持しないと表明したことを受けてこの記事を書きました。コーツのサンダース批判は反響を呼びましたが、本日の『デモクラシーナウ!』で、コーツはそれでもサンダースに投票するつもりだと語り、その理由を説明します。

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    2016/2/10(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 排外的で人種差別的な選挙運動を展開中のドナルド・トランプ ニューハンプシャー州で楽勝

    共和党の予備選では、9日、ドナルド・トランプがニューハンプシャー州で 35 パーセントを獲得し圧勝しました。オハイオ州知事のジョン・ケーシックが 15 パーセントを獲得し意外にも 2 位となり、テッド・クルーズ、ジェブ・ブッシュ、マルコ・ルビオ、クリス・クリスティーが続きました。

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    2016/2/10(Wed)
    記事番号: 
    3

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