デイリーニュース

  • 独占放送:バーレーンでデモ取材中に拘束の米ジャーナリスト 解放後初のインタビュー

    ペルシャ湾岸の国バーレーンで拘束され、国際的非難が集まったために2月21日に解放された米国人ジャーナリスト4人の中のひとりに独占インタビューを行いました。アナ・テレーズ・デイはカメラ班とともに、2011年2月に起こった民衆蜂起5周年を記念するデモの取材のためにバーレーンに滞在していました。バーレーン当局は、彼女たちが入国目的を観光と偽った上に、取材班の一人が警官襲撃に参加したと主張しています。4人は身柄を拘束され、犯罪目的で違法な集会を行った容疑をかけられました。尋問の際、当初は弁護士の同席を拒否され、家族との連絡をとることも許されませんでした。人権保護団体ヒューマン・ライツ・ファースト(Human Rights First)は、今回のジャーナリスト逮捕は、バーレーンで現在も続いている反対派への弾圧の一環だとしています。同団体は、バーレーンの反政府派の指導者イブラヒム・シャリフの解放を再度求めています。シャリフは2月24日に、2015年のスピーチで政治変革を求めた罪で、禁固1年の刑を言い渡されました。2011年の民衆蜂起が戒厳令と米国を後ろ盾としたサウジアラビアの軍事侵攻により制圧されて以来、バーレーン政府は反政府抗議運動やジャーナリストを弾圧しています。バーレーンは米国と密接な同盟関係にあり、湾岸地域の米国海軍全体を統括するアメリカ海軍第5艦隊の基地があります。

    dailynews date: 
    2016/2/25(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 元CIAエージェント アップル社がFBIに抵抗できるのは スノーデンの暴露があったおかげ

    FBIがサンバーナディーノ乱射犯のiPhone携帯のロック解除をアップル社に強要する以前に、暗号化とプライバシー保護についての一般市民の認識を高めたエドワード・スノーデンの役割について、元CIAエージェントのバリー・アイスラーに聞きます。「スノーデンが暴露したことの多くが、まさに今回の件に当てはまります。企業が米政府に協力していることが周知の事実となったことも、今回アップル社が抵抗することの後押しになったと私はみています」とアイスラーは言います。「一般市民にこのような知識がなければ、アップル社は黙って協力したことでしょう。そうすることで損を被るわけもありませんので」。アイスラーは新作の小説The God’s Eye View (『神の視点』)について、「世界で現在起こっていることに基づいています……(当初)私が想像していたことは、まだまだ現実に追いついていなかったと悟りました」 と語ります。

    dailynews date: 
    2016/2/25(Thu)
    記事番号: 
    3
  • FBIはアップルをひとかじりするか? 両者の最終対決を元CIAエージェントが語る

    米国政府がアップル社に引き続き圧力を加えている中、同社のティム・クック最高経営責任者(CEO)は、FBI(連邦捜査局)が要請している、サンバーナディーノ乱射事件の犯人が所有していたiPhoneの携帯ロック解除は「ソフトウェアにとっての癌となる」と語っています。ABCテレビのインタビューで、クックCEOは、携帯ロック解除に協力せよとの裁判所命令にアップル社が抵抗する理由を説明しました。FBIは、今回の訴訟は対象が限定されており、アップルは自社の機器へのセキュリティ・リスクを誇張していると主張しますが、「これは今回の犯人の携帯だけに当てはまるものでは済みません。どの携帯に対しても政府はこれを利用できるようになるはずです。政府が誰の携帯でも暗号解除できることに何の問題も感じない人もいるかもしれませんが、米国政府がアクセスできるバックドア(裏口)があるということは、米国に敵対的な勢力にとってもアクセス可能になるということなのです」と、本日のゲストで、政府による監視をテーマに小説を書くバリー・アイスラーは言います。アイスラーは元CIAエージェントです。アイスラーは最新作The God’s Eye View (『天眼』)をはじめ、多数の著書があります。

    dailynews date: 
    2016/2/25(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 人種差別が売り:トランプ候補は米国におけるヘイト・グループ増加のシンボル?

    ドナルド・トランプ候補は、大統領候補選びの山場となる来週のスーパー・チューズデーに向けた最後の共和党の候補者討論会に、最有力候補として参加します。トランプ候補はまた、南部貧困法律センター(Southern Poverty Law Center:SPLC)が新たに発表したThe Year in Hate and Extremism(『ヘイトと過激思想 2015年年次報告書』)の表紙を飾っています。SPLCのリチャード・コーエン理事長は、「トランプ支持者の6割以上が、オバマ大統領は密かにイスラム教を信仰し、米国生まれではないと信じています」と番組で語ります。同報告書は、全米でヘイト・グループの数が増加する要因のひとつが大統領選挙のサイクルであり、2015年にはヘイト発言が、主流の政治の場でここ何十年も見られなかったような酷いレベルに達したと指摘しています。ディスカバリーチャンネルなどを運営するDIグループ傘下のチャンネル「インベスティゲーション・ディスカバリー」(Investigation Discovery)では、SPLCの調査に基づくドキュメンタリー番組シリーズ「ヘイト・イン・アメリカ」が始まります。初回放送は、2月29日(月)東部時間午後8時からの予定です。

    dailynews date: 
    2016/2/25(Thu)
    記事番号: 
    1
  • マーシャン・マカレル − オハイオ州議会議事堂で拳銃自殺した『黒人の命も大切』活動家を追悼

    本日の放送の最後は、『黒人の命も大切』活動家のマーシャン・マカレルの追悼です。彼は 2 月 8 日、オハイオ州コロンバスのオハイオ州議会議事堂入り口で拳銃自殺しました。マーシャン・マカレルはまだ 23 才でした。マーシャンはファーガソンで起きたマイケル・ブラウンの警察による銃撃への反対運度を行い、ホームレスの人々を支援しました。彼自身も 3 カ月間ホームレスだった経験から、フィード・ザ・ストリート(Feed the Street)という慈善活動を立ち上げました。自殺の数時間前、マーシャンはフェイスブックに「今日、僕の悪魔が勝った。ごめん」と書き込みました。マーシャンは死の数日前、自分で立ち上げた『夢を追う(Pursuing Our Dreams)』というコミュニティプロジェクトが全米黒人地位向上協会(NAACP)のイメージ賞で故郷のヒーロー(Hometown Hero)として表彰されました。23 日にデモクラシーナウ!は、マーシャンを知る生徒のグループと教師と話をしました。

    dailynews date: 
    2016/2/24(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ドナルド・トランプは共和党指名争いのトップランナーか? ネバダ州の党員集会で 46 %の票を獲得

    大富豪の実業家ドナルド・トランプがネバダ党員集会で圧勝し、3 回連続で勝ちました。トランプは重要な住民層の票を得て 46 %を獲得しました。フロリダ州の上院議員マルコ・ルビオが 24 %を獲得し 2 位につけました。テキサス州上院議員のテッド・クルーズは 21 %を獲得し 3 位でした。「我々は、福音者層を勝ち取った。若い層を勝ち取った。高齢層を勝ち取った。高学歴層を勝ち取った。低教育層を勝ち取った。私は、教育の低い人達が好きだ。最も賢い人達と、最も誠実な人達を獲得した。そして何が一番嬉しいかって?もう長い間言ってるが、ヒスパニック層に選ばれたことだ。ヒスパニック票も再多を得て 46 %を獲得した。とても嬉しい」とトランプは言いました。共和党集会の記事を書いたガーディアン紙のニッキー・ウールフに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/2/24(Wed)
    記事番号: 
    2
  • オバマのグアンタナモ計画で収容所は閉鎖か? もしかして単に米国内の施設に移すだけ?

    オバマ大統領は議会に、グアンタナモ収容所閉鎖計画を提出しました。グアンタナモの閉鎖は、オバマが2008 年の大統領選挙で就任したら真っ先にやることの一つとして公約したことでしたが、いまだに 91 人が収監されています。そのうち 35 人は釈放が許可されています。議会の共和党が大統領のグアンタナモ閉鎖計画をくり返し妨害しました。オバマは全ての囚人を自国へ送還、もしくは米国内の軍刑務所か民間刑務所に移すことを考えています。憲法上の権利センターの法務担当者バハール・アズミーと、米国進歩センター国家安全保障チームの上級研究員ケン・グードに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/2/24(Wed)
    記事番号: 
    1
  • イモカリー労働者連合が農業労働者に対するより公平な基準を拒否したウェンディーズを標的に

    学生団体、宗教コミュニティ、労働団体は、ウェンディーズに対し、「フェア・フード・プログラム」(Fair Food Program)に参加し、農業労働者の権利を尊重するよう求めています。フェア・フードの支援者たちは3月6日、オハイオ州コロンバスにあるウェンディーズ本社で、ファストフード業界大手である同社に対し、より人道的な農業労働基準と農業労働者たちへのより公平な賃金を確立することを求める大規模な抗議行動のために結集する予定です。「フェア・フード連合」(Alliance for Fair Food)のメンバーであるナタリ・ロドリゲスに話を聞きます。

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    2016/2/23(Tue)
    記事番号: 
    6
  • 営利目的の刑務所:ケーシック知事の下で、公立刑務所を民営化する実験室になったオハイオ州

    オハイオ州は、公立刑務所を民間企業に売却した最初の州として他州と一線を画しています。これは2011年、ジョン・ケーシック知事が「エリー湖矯正施設」(Lake Erie Correctional Institution)を「コレクションズ・コーポーレション・オブ・アメリカ」(Corrections Corporation of America)に売却するのを監督したときに行われました。この売却は、州の支出削減の方法のひとつとして推進されましたが、オハイオ州のアメリカ自由人権協会(ACLU)によると、この計画は裏目に出たといいます。オハイオ州ACLUのシニア政策ディレクターであるマイク・ブリックナーに話を聞きます。同団体は、報告書とPrisons for Profit(『営利目的の刑務所』)という題名の短編ドキュメンタリー映画を公開しました。

    dailynews date: 
    2016/2/23(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 2016年の大統領選は電子投票機の力を借りて盗まれる可能性があるのか?

    オハイオ州コロンバスのハーベイ・ワッサーマンは、電子投票機を声高に批判し続けています。彼はWhat Happened in Ohio: A Documentary Record of Theft and Fraud in the 2004 Election(『オハイオで起こったこと:2004年の選挙での盗用と不正行為の実録』)という本を共同執筆しました。彼の新刊の題名はThe Strip & Flip Selection of 2016: Five Jim Crows & Electronic Election Theft(『2016年選挙における選挙権はく奪と票の書き換え:5つの黒人抑圧法と電子選挙での票盗み』)です。来たる大統領選における彼の懸念について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/2/23(Tue)
    記事番号: 
    4

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