ペルシャ湾岸の国バーレーンで拘束され、国際的非難が集まったために2月21日に解放された米国人ジャーナリスト4人の中のひとりに独占インタビューを行いました。アナ・テレーズ・デイはカメラ班とともに、2011年2月に起こった民衆蜂起5周年を記念するデモの取材のためにバーレーンに滞在していました。バーレーン当局は、彼女たちが入国目的を観光と偽った上に、取材班の一人が警官襲撃に参加したと主張しています。4人は身柄を拘束され、犯罪目的で違法な集会を行った容疑をかけられました。尋問の際、当初は弁護士の同席を拒否され、家族との連絡をとることも許されませんでした。人権保護団体ヒューマン・ライツ・ファースト(Human Rights First)は、今回のジャーナリスト逮捕は、バーレーンで現在も続いている反対派への弾圧の一環だとしています。同団体は、バーレーンの反政府派の指導者イブラヒム・シャリフの解放を再度求めています。シャリフは2月24日に、2015年のスピーチで政治変革を求めた罪で、禁固1年の刑を言い渡されました。2011年の民衆蜂起が戒厳令と米国を後ろ盾としたサウジアラビアの軍事侵攻により制圧されて以来、バーレーン政府は反政府抗議運動やジャーナリストを弾圧しています。バーレーンは米国と密接な同盟関係にあり、湾岸地域の米国海軍全体を統括するアメリカ海軍第5艦隊の基地があります。