デイリーニュース

  • 「白人がチョイスする賞」 アカデミー賞司会者クリス・ロックが多様性に欠けるハリウッドを非難

    ロサンゼルスで28日夜に開かれたアカデミー賞授賞式で司会をしたコメディアンのクリス・ロックは、開口一番「白人のチョイス賞」にようこそと辛辣に述べ、アカデミー賞における人種の多様性の欠如に注目を向けました。アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは先に、古くからの会員が持つ投票特権を廃止するなどの差別是正計画を強化し、2020年までに女性とマイノリティの会員数を倍増させると約束しました。この発表は、今年のアカデミー賞候補者の発表に非白人の俳優たちが反発して欠席したことを受けてなされたものです。2年連続で非白人の俳優がノミネートされないことに、俳優と映画作家の一部はアカデミー賞をボイコットしました。アカデミー賞授賞式が行われている間、会場の外ではアル・シャープトン師が集会を行い、ミシガン州フリントでは著名なアフリカ系アメリカ人の俳優やミュージシャンや映画作家が無料イベントを行いました。フリントは、飲料水の鉛汚染で全米の注目を浴びています。選挙ではなく知事任命による非常事態管理者が、上水道の水源を腐食性のあるフリント川に変更したことが汚染の原因となっています。アカデミー授賞式からのハイライトを放送し、イベント「フリントに正義を」(The Justice for Flint)で支援団体を務めた「カラー・オブ・チェンジ」責任者ラシャド・ロビンソンに聞きます。

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    2016/2/29(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 米国の16州 投票権法成立以来、全面的な保護のない初めての選挙へ 投票権の制限も

    12の州で予備選が行われるスーパー・チューズデーに向けて、2016年選挙における投票権の重要性について考えます。投票権法はリンドン・ジョンソン大統領が1965年8月6日に署名して以来、攻撃にさらされてきました。米最高裁は2013年、アラバマ州シェルビー郡対ホルダー裁判で、投票に関する人種差別の歴史を持つ州が、州の投票権法を変更する時には、連邦政府による「事前承認」が必要であるとした投票権法の条項を破棄する判断を示しました。この判決後、ただちに投票を困難にする法律が一部の州で成立しています。2016年の選挙戦は、この50年で、投票権法による投票権の完全保護のない初めての選挙になります。「投票権の制限を新たに定めた州は16州あります」とネイション誌で投票権について取材するアリ・バーマンは言います。最新記事は「サウスカロライナで未だに人種差別が残る63,756の理由」です。新著はGive Us the Ballot: The Modern Struggle for Voting Rights in America(『我々に投票権を:投票権を求める現代の米国の闘い』)です。

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    2016/2/29(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「白人男性のための偉大なアメリカ」:KKKの支持を否認しないトランプへのアクティビストの反応

    共和党の大統領最有力候補トランプは先週末、白人至上主義者として著名な元KKK指導者デビッド・デュークの支持表明を非難することを拒否しました。デュークは自身のラジオ番組で、トランプに投票しないことは「『先祖代々の遺産への反逆』になる」と述べています。ジェイク・タッパーが司会をするCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」に出演したトランプは、デビッド・デュークまたは他の白人至上主義者の支持を否認することを4回拒否しました。「多くの人がトランプの話を聴きに来ますが、彼が吹聴する『アメリカを偉大にする』話は、ごく少数の人々、一般的には白人男性にとっての話です」と市民権活動家でサウスカロライナ州コロンビア地区の地域オルガナイザーを務めるケビン・アレグザンダー・グレイは言います。グレイはKilling Trayvons: An Anthology of American Violence(『殺されるトレイボンたち:米国の暴力アンソロジー』)の編集者、Waiting for Lightning to Strike: The Fundamentals of Black Politics(『落雷を待つ:黒人政治の原理』)の著者です。

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    2016/2/29(Mon)
    記事番号: 
    2
  • サウスカロライナ州予備選 敗退したバーニー・サンダースの選挙運動は「北部のリベラル派」向けだったのか?

    サウスカロライナ州の民主党の予備選ではヒラリー・クリントンが得票率73.5パーセントを獲得し、バーニー・サンダースを下しました。クリントンが新たに獲得した代議員は39人、サンダースが獲得した代議員は14人にとどまりました。クリントンが獲得した黒人票はサンダースの6倍強に上りましたが、白人票ではわずかな優勢にとどまりました。この決定的勝利を以て、クリントンは今週行われる正念場スーパー・チューズデーに臨みます。スーパー・チューズデーでは880人の代議員の獲得をかけ、12州で予備選が行われます。サウスカロライナ州の市民権活動家で地域オルガナイザーのケビン・アレグザンダー・グレイに聞きます。グレイはクリントンの得票率を検証し、サンダースが同州の黒人地域で行った選挙戦について批判的な見方をしています。「南部に来て、革命や運動の話をし、北部のリベラル派向けの選挙運動をしても、彼がその代表だと主張する運動には思えないとしたら、人々は悪魔と手を組むと思いますよ」とグレイは言います。

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    2016/2/29(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「トランプは金の亡者」:先住民文筆家ジャシ・ロス 共和党討論会について そして(まだ)誰も支持しない理由

    大統領候補たちがスーパー・チューズデーに向けてまい進する中、選挙戦でほとんど注目を浴びていない選挙ブロックであるアメリカ先住民を見てみましょう。ブラックフィート・ネーションのメンバーで先住民文筆家でもあるジャシ・ロスに25日夜の共和党テレビ討論会について、ネバダ州でのバーニー・サンダースへの先住民の支持について、なぜドナルド・トランプは「金の亡者」と思うのかを聞きます。インディアン・カントリー・トゥディ・メディア・ネットワークに掲載されたロスの最新記事は"A Few Notes for Native People About the Presidential Elections: Neither Democrat Deserves Our Vote (Yet) "(「大統領選について先住民への2~3の覚書:民主党のいずれの候補も我々の票に価しない(まだいまのところは)」)です。

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    2016/2/26(Fri)
    記事番号: 
    6
  • 「黒人の命も大切」の活動家 「スーパープレデター(超凶暴な野獣)」発言でクリントンに謝罪要求

    サウスカロライナ州民主党予備選を27日に控え、24日民主党の大統領候補ヒラリー・クリントンがチャールストンで開いた私的な寄付金集めイベントで「黒人の命も大事」の活動家がクリントンに対決しました。アシュリー・ウィリアムズが掲げた垂れ幕には、「まずは服従させること」と書かれていました。これは、1996年にクリントンが一部の若者を「スーパープレデター(超凶暴な野獣)」」と呼んだ問題発言に関連したことばです。ウィリアムズはクリントンの前に向かい、「私は超凶暴な野獣ではありません」と述べました。ウィリアムズになぜこのような行動を取ったのか、聞きます。「クリントンは、20年間の時間を与えられた」、でもいまだにこの問いに答えていませんとウィリアムズは主張します。

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    2016/2/26(Fri)
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    5
  • リー・ファン:ヒラリー・クリントンをテレビ番組で称賛する評論家たち ヒラリー陣営との金銭的つながりは明かさず

    先日、報道番組『ミート・ザ・プレス』に民主党選挙専門家の肩書きで出演したステファニー・カッターは 「ヒラリー・クリントンの行動は全て適切だったと思う」と発言しました。しかしカッターは、自分が創設者の一人である会社プレシジョン・ストラテジーズ社がクリントン陣営に雇われて「デジタル・コンサルティング」を行っていることを明かしませんでした。「これは氷山の一角です」と『インターセプト』のリー・ファンは話します。ファンは50以上のテレビニュース番組を分析し、最新記事"TV Pundits Praise Hillary Clinton On Air, Fail to Disclose Financial Ties to Her Campaign"(「ヒラリー・クリントンをテレビ番組で称賛する評論家たち ヒラリー陣営との金銭的つながりは明かさず」)を書きました。

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    2016/2/26(Fri)
    記事番号: 
    4
  • トランプ大学の詐欺?食い物にされた低所得学生が共和党最有力候補を提訴

    25日に行われた共和党大統領候補テレビ討論会で、フロリダ州上院議員マルコ・ルビオは、トランプ大学は「いかさまの大学」で学生は最高5万ドルを支払い、トランプに会えると約束されたが、実際には段ボールに印刷し人の形に切り抜いたトランプの書割の写真と並んで記念撮影するだけだと批判しました。現在、多くの学生が訴訟を起こしています。ルビオはテレビ視聴者に「トランプ大学」をグ―グル検索してみるよう、呼びかけました。ニュースサイト『インターセプト』のリー・ファンに話を聞きます。ファンの記事によると、この裁判で証言するためにトランプは選挙遊説の中断を余儀なくされるかもしれません。トランプ大学に入学した学生のほとんどは、低所得層です。「トランプが労働者階級の人々をばかにしているのがよくわかる。こんな風に騙すんです」とファンは言います。また、最新の記事":Marco Rubio, Following Donor Dollars, Frequently Veers from Limited-Government Dogma"(「マルコ・ルビオ、寄付金次第で、『小さな政府』の教義をくるくる変換」)にも言及します。

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    2016/2/26(Fri)
    記事番号: 
    3
  • プエルトリコ債務危機をめぐる2つの議会聴聞 民主党は「スーパー破産」を提案

    デモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスが、25日、下院議長ポール・ライアンが、プエルトリコの債務危機に対処する法案の成立期限を3月31日に設定したことを受け、この問題をめぐって実施された2つの議会聴聞についてレポートします。取るべき措置について、民主党と共和党の間で意見が割れています。民主党は、プエルトリコが再編計画の下で債権者と負債を清算できるようにする「スーパー破産(superbankruptcy)」を提案。一方、共和党は、財政支援を行うのなら、デトロイトで行ったように、監理委員会を設置するよう要求しています。しかし、ゴンザレスが指摘するように、プエルトリコは自治領であるため、米国政府によるこのような監理に反対しています。

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    2016/2/26(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ホセ・アントニオ・バルガス:共和党の大統領候補たち 移民問題をめぐる討論で際立つ 誤情報と思いやりのなさ

    25日夜、テキサス州ヒューストンで共和党の大統領候補討論会が白熱し、フロリダ州上院議員マルコ・ルビオは、共和党最有力候補のドナルド・トランプを激しく攻撃しました。実業界の大物ドナルド・トランプがネバダ州で3連勝を収めてから数日後に行われたこのイベントは、12の州で一斉に予備選挙や党員集会が行われるスーパー・チューズデー前に、5人の共和党候補者たちが顔を合わせる最後の見せ場となりました。元フロリダ州知事ジェブ・ブッシュは選挙戦から離脱し、残っているのは、トランプ、ルビオ、テキサス州上院議員テッド・クルーズ、オハイオ州知事ジョン・ケーシックそして元神経外科医ベン・カーソンの5人の候補です。討論の多くが移民問題に集中しました。ヒートアップした討論会のハイライトと反応を見ていきます。「ラティーノの2人の候補が、トランプに輪をかけた論調でトランプを追い落とそうとしている・・・自分が米国への移民の身でありながら、移民に同情しないんでしょうか?共感は?移民問題を論じるとなると、人間としての思いやりは消えてしまうのか?」とピューリツァー賞受賞経験のあるジャーナリスト、ホセ・アントニオ・バルガスは話します。

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    2016/2/26(Fri)
    記事番号: 
    1

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