デイリーニュース

  • トランプお気に入りFoxのタッカー・カールソンが釣り休暇 人種差別的なネット投稿で番組の主任脚本家が辞任

    トランプ大統領のお気に入りのFoxニュースのTV番組で、史上最も人気のあるケーブルTV番組「タッカー・カールソン・トゥナイト」(Tucker Carlson Tonight)の主任脚本家が辞任しました。彼は、偽名を使ってネット上のフォーラムに人種差別的で女性を蔑視した、ひんしゅくを買うようなメッセージを投稿していました。そしてタッカー・カールソン自身は休暇を取ると言っています。番組の広告枠は「あき地同然」と、メディア監視団体「メディア・マターズ」(Media Matters)のシニアフェローであるマット・ガーツは言います。ガーツはメディア・マターズのサイトでFoxニュースとトランプ政権の関係について書いてきました。

    dailynews date: 
    2020/7/14(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 私たちはあなたたちのマスコットではない:何年もの先住民の抗議の末にワシントンDCのNFLチームが差別的な名称を排除

    その名称とマスコットキャラクターがアメリカ先住民に対する侮辱だと約90年間指摘されてきたワシントンDCのナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のチームが7月13日、企業スポンサーからの高まる圧力を受け、その差別的な名称を変更すると発表しました。この決定は、このチームに「Rワード」(先住民を指す差別名称)をチーム名から外すよう何年も要求してきた先住民活動家たちにとっての苦闘の末の勝利です。この決定は、「黒人の命も大切」運動によって全米の人種差別を称揚する記念像や記念碑への見直しが迫られているなかで発表されました。ワシントン「R-dsk-ns」(レッドスキンズ)の名称とロゴマークを変更する闘いを主導してきたナバホ族の活動家アマンダ・ブラックホースに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/7/14(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 命を救う唯一の方法は釈放」移民・関税執行局収容施設でCOVIDが拡大する中 移民の家族が引き離しに直面

    米国がコロナウイルスの感染数で世界一になっていますが、番組では感染率が急増している移民収容施設内の様子を見ていきましょう。合わせて、収容施設に収容されている数千人の移民が7月17日以降に子供たちから引き離される可能性についても検証します。「拘束されている人々の命を救う唯一の方法は釈放です」と、こうした移民・関税執行局留置所内を訪れ、2018年に初めて檻に入れられた子供たちを目撃したジェイコブ・ソボロフは言います。彼はこのときのことを彼の新刊Separated: Inside an American Tragedy(『引き離されて:アメリカの悲劇の内側』)の中に書いています。

    dailynews date: 
    2020/7/14(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 障害者の権利活動家 差別主義的な警察の蛮行とCOVID-19 双子のパンデミックに挑む

    2カ月前に起きたミネソタ州警察によるジョージ・フロイド殺害事件は、国際的な抗議運動の火付け役となりました。その一方で、警察の暴力が、障害者とくに黒人の障害者に与える破滅的影響はあまり報道されません。米国の法執行機関に殺された人々の最大約半数に障害があったとする研究もあります。「障害者は常に警察に攻撃されてきました」と言うのは、黒人の障害者で活動家のリロイ・ムーアです。「私たち障害者や貧しい人々は、私たちなりの答えを持っています。警察を捨てる、これが私たちの答えです」。ムーアは、POORマガジンの共同創設者、「クリップホップ・ネイション」(Krip-Hop Nation)の創設者でもあります。POORマガジンの共同創設者のひとり、リサ・”タイニー“・グレイ・ガルシアにも新型コロナウイルスのパンデミック中に直面する困難について聞きます。

    dailynews date: 
    2020/7/13(Mon)
    記事番号: 
    3
  • インディアナ州で発生したリンチ未遂事件 逮捕者なし? 生存者の人権委員バークス・ブッカーに聞く

    インディアナ州ブルーミントン市から、同州モンロー郡の人権委員を務めるアフリカ系アメリカ人バークス・ブッカーに聞きます。ブッカーは7月4日の週末、白人の男性グループによって木に繋がれ、リンチで命を失う寸前のところで助けられたと言います。彼は事件を振り返り「米国史上、ジョージ・フロイドや多くの黒人が目の前で自分の処刑を聞かされてきたことに気づかねばなりません。私は、男たちにのしかかられて、『息ができない』と叫びたくても言葉が出ませんでした」と言います。警察は来ましたが誰も逮捕されませんでした。「男たちは私の住む地域を自由に歩いています」とブッカーは言います。FBIは、憎悪犯罪の可能性があるとしてこの衝突について捜査しており、ブルーミントン市長は事件を非難する声明を出しました。ブッカーはこれにとどまらず、インディアナ州南部地区連邦裁判所に対してこの事件を審議する大陪審の召集を要求するとしています。「現行の州の司法制度で裁判が可能かどうか私にはわかりません。それで連邦政府の介入を求めました」と彼は付け加えています。

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    2020/7/13(Mon)
    記事番号: 
    2
  • COVID-19感染が激増する中、トランプ大統領はファウチ医師とCDCを攻撃 何としても学校を再開する構え

    世界各国や米国では新型コロナウイルスの1日あたりの感染者数が過去最多を記録するなか、トランプ大統領とベッツィー・デボス教育長官は、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のガイドラインを守るための計画もないまま、秋に学校を再開する強硬な構えを続けています。これについて救急医であるリーナ・ウェンは、「学校は安全に再開する必要があります。近道を通ろうとすると何が起こるか、私たちは既に経験しています」と述べます。一方、ホワイトハウスが米国を代表する感染症専門家アンソニー・ファウチ医師への攻撃を続けていることについてウェン医師は、「現時点でも感染がピークにすら達していないのではないかと危惧しています」と述べています。

    dailynews date: 
    2020/7/13(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「過去半世紀でもっとも重要な先住民関連の判決」 最高裁はオクラホマ州における部族主権を肯定

    連邦最高裁は、オクラホマ州のほぼ半分を占める東部地域がアメリカ先住民の土地であるという画期的な判決を下しました。19世紀に米国政府がマスコギー(クリーク)ネイションと交わした条約の効力を認めたのです。トランプの指名で最高裁判事になったニール・ゴーサッチ判事が最高裁のリベラル派の判事たちの側に回ったため5対4の僅差で下された判決は、州当局が州法や地元の法令に基づいて先住民を刑事訴追することはできないとしています。この爆弾判決はチェロキー、チカソー、チョクトー、セミノールなど他の先住民ネイションにも影響を与え、先住民の主権と条約の権利における大きな勝利です。「画期的な判決になります。おそらく過去半世紀でもっとも重要な先住民関連の訴訟の判決です」とオクラホマ州マスコギー(クリーク)ネイションの市民でありカンサス大学教授のサラ・ディア弁護士は言います。「決定文の文言はオクラホマ州をはるかに超えて影響を及ぼします」。

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    2020/7/10(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 「絶対恐怖の家」メアリー・トランプの本はトランプ一族がソシオパスを育てた経緯を明らかに

    大統領の姪メアリー・トランプは新刊本の中で、ドナルド・トランプを「ソシオパス」(反社会性パーソナル障害者)と呼び、機能不全の家族で育ったことで貪欲さと残酷さが助長されたと説明しています。ドナルド・トランプの弟のロバートは、この本が機密保持契約に違反しているとして出版差し止めを要求していますが、出版元のサイモン&シュースターによれば、すでに600,000部が7月14日の発行日より前に配本されています。30年間にわたりトランプについて報道してきた調査報道ジャーナリストのデイビッド・ケイ・ジョンストンは、この本は「非常に重要」であり、トランプがどのようにホワイトハウスまで上り詰めたかを知るのに役立つと言います。彼は、『DCレポート』(DCReport.org)の創設編集者です。

    dailynews date: 
    2020/7/10(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 最高裁はトランプ大統領の完全免責を否定するも納税申告書の選挙前開示は絶望的

    最高裁判所は、トランプ大統領の法の下での絶対的な免責という主張を7対2の票決で却下しました。最高裁判決は、マンハッタン地区の大陪審が大統領の納税申告書を見ることができるとしていますが、選挙前に一つでもトランプの納税記録が開示される可能性は低いままです。 「法的には、トランプは大きな損失を被りましたが、政治的には、裁判所の外で大きな勝利を得ました」と、『DCレポート』(DCReport.org)の創設編集者で調査報道記者のデイビッド・ケイ・ジョンストンは言います。

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    2020/7/10(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ブラジルの疫学者 ボルソナロのCOVIDの対応を非難

    米国に次いで世界で2番目に深刻なCOVID-19の大流行に直面するブラジルで、トランプの盟友で極右のジェイル・ボルソナロ大統領が陽性と診断されました。数カ月にわたりコロナウィルス流行の深刻さを軽視してきたあげくのことであり、厚生大臣は2カ月ちかく空席のままです。「政治指導者の劣化が感染症蔓延の主要なリスク要因です」とブラジルの疫学第一人者セザール・ビクトラは言います。彼はペロタス連邦大学の国際健康平等センター(Center for Equity in Health)のコーディネーターです。

    dailynews date: 
    2020/7/10(Fri)
    記事番号: 
    1

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