公民権運動の指導者であり下院議員でもあったジョン・ルイスの青年期の活動を、バーナード・ラフィエとともに改めて振り返ります。ラフィエは、ルイスのもっとも親しい友人であり、協力者の一人でもありました。ラフィエは1961年の最初のフリーダムライド(自由のための乗車運動)にルイスとともに参加しています。フリーダムライドは、バスの人種隔離座席の撤廃をめざす運動で、参加者が、白人暴徒から激しく殴打されることもありました。ラフィエは、ルイスと共に学生非暴力調整委員会(SNCC)のリーダーのひとりで、ルイスについて、「立場が異なる人々と、どうやれば打ち解けて話すことができるか、志向が違う人や、価値観や哲学が合わない人とも、うまくやっていくすべを心得ている、そんな素晴らしいリーダーでした。そこに道がなければ、道を作る方法を見つける人でした」と評しています。