デイリーニュース

  • チョムスキーがキューバにパンデミックへの「国際主義的」な対応と ワクチンが世界各地で手に入ることの必要性を語る

    世界がCOVID-19ワクチン開発を急速に進めていますが、ノーム・チョムスキーは、開発に成功した暁にはワクチンをすべての人が手に入れられるようにすべきであり、トランプ大統領が世界保健機関(WHO)から撤退を決定したことが、貧困や戦争に苦しむ国へワクチンを配布するWHOの努力を妨げる可能性があると警告します。「真の国際主義を貫いている国が少なくとも1つあります。必要とする人々に医療援助や支援をしている。それはキューバです」とチョムスキーは語ります。

    dailynews date: 
    2020/7/30(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ノーム・チョムスキー:数十年に渡る「新自由主義という疫病」のせいで 米国はOVID-19の感染拡大への準備ができていなかった

    米国ではコロナウイルスの死者数が15万人を超えました。本日の放送は世界的に著名な反体制派知識人で言語学者、作家のノーム・チョムスキーに話を聞きます。チョムスキーは、数十年に渡る新自由主義政策が社会的セーフティーネットと公的機関を破壊したため、米国は大型の医療危機への準備ができていなかったと言います。「今回のパンデミックのルーツを理解すべきです」

    dailynews date: 
    2020/7/30(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 公民権運動の闘士バーナード・ラフィエが語る、親友ジョン・ルイス、自由のための乗車運動、貫いた非暴力

    公民権運動の指導者であり下院議員でもあったジョン・ルイスの青年期の活動を、バーナード・ラフィエとともに改めて振り返ります。ラフィエは、ルイスのもっとも親しい友人であり、協力者の一人でもありました。ラフィエは1961年の最初のフリーダムライド(自由のための乗車運動)にルイスとともに参加しています。フリーダムライドは、バスの人種隔離座席の撤廃をめざす運動で、参加者が、白人暴徒から激しく殴打されることもありました。ラフィエは、ルイスと共に学生非暴力調整委員会(SNCC)のリーダーのひとりで、ルイスについて、「立場が異なる人々と、どうやれば打ち解けて話すことができるか、志向が違う人や、価値観や哲学が合わない人とも、うまくやっていくすべを心得ている、そんな素晴らしいリーダーでした。そこに道がなければ、道を作る方法を見つける人でした」と評しています。

    dailynews date: 
    2020/7/29(Wed)
    記事番号: 
    3
  • エベネザー・バプテスト教会のウォーノック牧師、ジョン・ルイスの功績となお続く投票権の闘いを語る

    全米でその死が悼まれているジョン・ルイスの人生とかれの残した業績を取り上げます。ジョン・ルイスは、公民権運動の象徴的存在で、ジョージア州選出の下院議員をつとめました。ジョン・ルイスは、黒人の政治家では、初めて米議会議事堂の円形広間で公開安置されました。「投票権の守護聖人であるジョン・ルイスを慕い、たたえているこの時期に、かれの出身地の州が、多くの事例で、投票する権利を抑圧する中心地となっているのは、皮肉というほかない。この数年、投票権の問題は党派対立の問題と化しています。市民が投票に行き難くなるようにしておいて、それを恥ずかしいと思わない人々がいるのです」と、ラファエル・ウォーノック牧師は言います。ラファエル牧師は、アトランタのエベネザー・バプテスト教会で主任牧師を務め、ルイスの人生最後の数日をともに過ごし、追悼式を主宰する予定です。ウォーノック牧師はジョージア州の上院議員選挙に民主党から立候補しています。

    dailynews date: 
    2020/7/29(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ビル・バー司法長官、下院で質問の集中砲火:抗議デモの弾圧、投票抑圧、パンデミック対策の失敗

    下院司法委員会でウィリアム・バー司法長官がきびしい質問攻めにあいました。その核心部分を放送します。武装した連邦治安要員を派遣し、「黒人の命は大事」(Black Lives Matter)運動の抗議行動に対抗させた経緯、郵送投票に敵対している問題などが取り上げられました。その様子について、ジョン・ルイス下院議員の親友で、ジョージア州で予定されている上院議員選挙の民主党の候補者であるラファエル・ウォーノック牧師に話を聞きます。「ドナルド・トランプそして、司法長官をはじめとする、トランプの意を体する人々の画策にもかかわらず、さまざまな人種の人々がアメリカの民主主義の精神が危うくなっていると懸念し、街頭に繰り出し、連帯して行動しているのはうれしいニュースです。」と、ウォーノック牧師は語ります。

    dailynews date: 
    2020/7/29(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 記録書類なし:米国国外追放の前に移民の子供たちを秘密裡にハンプトンインホテルに収容

    トランプ政権による衝撃的な新政策によって、亡命を求めて米国に来た数百人が数日間にわたって秘密裡にホテルに収容され、その後国外に追放されていました。これらの行為はほとんどが記録がないままに行われています。この中には、乳児と幼児を含む付添人のいない移民の子供たち200人も含まれ、彼らは米移民・関税執行局(ICE)が契約した民間業者によってテキサスとメキシコ国境の近くにあるホテルに連れて行かれていました。「トランプ政権は、適正な手続きも書類を作成することもなく、基本的に彼らをただ国外追放しているのです」と、この虐待を暴くことを助けた「テキサス公民権計画」(Texas Civil Rights Project)の政策提言部長であるゼネン・ハイメス・ペレスは言います。「リオグランデバレー・カトリック慈善会」(Catholic Charities of the Rio Grande Valley)の代表ノーマ・ピメンテルにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/7/28(Tue)
    記事番号: 
    3
  • トランプ政権の60億ドルのワクチン計画は誰が利益を得てどこに透明性があるのか?

    世界中の研究者がCOVID-19のワクチンを見つけようと競い合っていますが、「パブリック・シチズン」(Public Citizen)の「医薬品へのアクセス・プログラム」(Access to Medicines Program)の代表ピーター・メイバーダクに、ワクチンへの資金、治験、治療のための政府の取り組みから誰が利益を得ているのかについて聞きます。トランプ政権は、60億ドルの計画「ワープ・スピード作戦」(Operation Warp Speed)の一環として、市場に一度もワクチンをもたらしたことがない会社を含む複数の製薬会社との大規模な契約を発表しました。一方、ニューヨークタイムズ紙による調査によれば、コロナウイルスの研究に取り組んでいる少なくとも11社の社内関係者が、3月以降、10億ドル以上の価値がある株を売っていたそうです。「問題は、企業、重役、ヘッジファンドが人々の希望と絶望を餌にしていることです。ちょっとした良いニュースがあるだけで、株価を急騰させることができます」と、メイバーダクは言います。パブリック・シチズンは最近、COVID-19の研究支援に使われている数十億ドルの税金の行方を追跡するデータベースを公開しました。

    dailynews date: 
    2020/7/28(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 11月までにワクチン? ワクチン治験に参加した科学ジャーナリストが疑う楽観的な米国の予測

    米国最初の大規模なCOVID-19ワクチンの実験に3万人が参加しています。この製薬会社モデルナと米国立衛生研究所(NIH)による共同研究は、早ければ11月にも良い結果をもたらすのではないかと高く期待されています。世界中の研究者が165以上のワクチンの候補を研究していますが、大規模な臨床試験を行っているのは一握りだけです。最も有望な候補の1つであるオックスフォード大学が行うワクチン治験に参加したBBCの科学ジャーナリスト、リチャード・フィッシャーに話を聞きます。治験に志願した理由についてフィッシャーは「個人としての決断であり、ジャーナリストとしての決断でもありました」と言います。「ワクチンに一歩近づくための共同努力を助ける何かをしたかったのです。」

    dailynews date: 
    2020/7/28(Tue)
    記事番号: 
    1
  • エディ・グロード トランプは「アメリカを再び白人の手に」が狙い 今も生きるジェームズ・ボールドウィンの教訓

    組織的な人種差別主義への関心が全米で広がっています。伝説的作家ジェームズ・ボールドウィンの教訓を現在に伝える新著を出版した、プリンストン大学アフリカ系アメリカ人研究学部のエディ・グロード教授に聞きます。グロードは、「神話や幻想は脇に置き、白人至上主義がこの国の特性を傷つけ、歪曲してきたことを理解すべきだとボールドウィンは強く主張しました」と言います。新著はBegin Again: James Baldwin’s America and Its Urgent Lessons for Our Own(『もう一度始めよう:ジェームズ・ボールドウィンのアメリカが今のアメリカに緊急に教えること』)です。

    dailynews date: 
    2020/7/27(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「単純にキング牧師と一緒にしないで」 ジョン・ルイスはラディカルな学生運動が育てたとエディ・グロード教授

    公民権運動の代表的人物で連邦下院議員を17期務めたジョン・ルイスの追悼行事では、投票権を求める闘いで直面した警察暴力に立ち向かっていったルイスたちの勇気が注目を集めています。ルイスが学生非暴力調整委員会(SNCC)の議長を務めていた初期の時代に光をあてます。プリンストン大学アフリカ系アメリカ人研究学部のエディ・グロード教授は、学生たちのオルガナイザーとして政治的成長を遂げた青年時代や、「ジョン・ルイスを生んだ運動」を無視することはできないと言います。「単純にキング牧師と一緒にせず、この学生たちの活動からルイスが生まれたのだと理解すること」が重要だとグロードは言います。

    dailynews date: 
    2020/7/27(Mon)
    記事番号: 
    2

Pages