デイリーニュース

  • 先住民の歴史学者が語る 像の引き倒し スポーツの差別的チーム名 先住民の国における新型コロナウイルス

    トランプ大統領のラッシュモア山訪問は、数カ月にわたる先住民社会での新型コロナウイルス感染拡大の後でしたが、先住民の学者であり活動家であるニック・エスティスは、サウス・ダコタ州知事クリスティ・ノエムは全米各地の共和党州知事と同様、「幻覚に基づくコロナ対策をとってきた」と述べ、先週末に数千人の人々を集めた集会でもソーシャル・ディスタンスの実施を拒否したと言います。彼はまた、ワシントン・レッドスキンズやクリーブランド・インディアンズといった、プロスポーツの差別主義的チーム名の変更を求める動きについても発言しました。

    dailynews date: 
    2020/7/6(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「私たちはトランプを招待していない」:トランプがラシュモア山でおこなった祝賀行事は先住民の主権の侵害

    米国で組織的な人種差別と国家暴力に対する抗議が衰えないなか、ラシュモア山での独立記念日の祝賀行事に臨んだトランプ大統領は、植民者の像や白人至上主義者の擁護を誓い、抗議者を非難しました。先住民族出身の学者で活動家のニック・エスティスは、「私たちの言葉で『ヘ・サパ』と呼ばれるブラック・ヒルズは、ラコタ族にとっての宇宙の文化的中心です」と言います。ローワー・ブルール・スー族に属する市民でありニューメキシコ大学でアメリカ研究助教でもあるエスティスは、「発祥の物語や繋がり、精神的結びつきをブラック・ヒルズに有する先住民部族は実に50以上あります」と言います。

    dailynews date: 
    2020/7/6(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「米国は最後の審判を迎える」 キーアンガ=ヤマッタ・テイラーとコーネルウェストが反人種差別の反乱を語る

    学者コーネル・ウェストとキーアンガ=ヤマッタ・テイラーが、ミネアポリスで起きたジョージ・フロイド殺害事件に続く人種差別と警察暴力に抗議する世界的な蜂起について語ります。「私たちは、階級的な反乱がその中心にある人種差別と人種テロに収斂していくのを目の当たりにしています。 多くの点で、米国は今、未知の領域に乗り出しているのです」とプリンストン大学教授のキーアンガ=ヤマッタ・テイラー教授は言います。

    dailynews date: 
    2020/7/3(Fri)
    記事番号: 
    3
  • アンジェラ・デイビスが語る 妊娠中絶 警察予算の削減 人種主義者の像の撤廃 2020年選挙の投票

    警察の残虐行為と人種差別に対する世界的な抗議行動の中で、著名な学者で活動家のアンジェラ・デイビスとこの歴史的な瞬間について話し合います。また、全米各地の都市の人種差別主義的な記念碑の破壊と撤去、2020年の選挙についても語ります。

    dailynews date: 
    2020/7/3(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「米国の奴隷にとって独立記念日とは?」フレデリック・ダグラスの歴史的演説を俳優ジェームズ・アール・ジョーンズが朗読

    7月4日の独立記念日特集で、フレデリック・ダグラスの言葉を聞きましょう。1818年頃、奴隷として生まれたダグラスは、奴隷制廃止運動指導者の一人となりました。1852年7月5日、ダグラスはニューヨーク州ロチェスターにおいて、彼は最も名高い演説の一つ「黒人にとっての独立記念日の意味」を行ないました。「ロチェスター婦人奴隷制反対協会」(Rochester Ladies Antislavery Society)における演説です。歴史家ハワード・ジンの名著Voices of a People’s History of the United States.(『民衆の米国史の声』)の朗読イベントで、俳優のジェームズ・アール・ジョーンズが行ったダグラスの演説の朗読をお聴きください。ジンがジョーンズを紹介しました。

    dailynews date: 
    2020/7/3(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 米陸軍は兵士の殺人を無視したのか? 行方不明のバネッサ・ギレンを巡り深まる疑惑

    米陸軍は、テキサス州フォートフッド駐屯の20歳の兵士バネッサ・ギレンが行方不明になった事件の、容疑者を拘束したと発表しました。ギレンの家族は、彼女の遺体はテキサスの陸軍基地付近に浅く掘られた墓に埋められた可能性が高いと言います。2人目の容疑者は、ギレン家の代理人である弁護士によれば、アーロン・ロビンソンという名の兵士で、テキサス州キリーンで、将校らが(彼を拘束するため)近づいたところ自殺したということです。家族にとってはこの数か月間、心配し続けた後の結果でした。彼女は行方不明になる前に、上司に性的ハラスメントを受けたということで、消息を絶った後も陸軍はなかなか捜査を開始しようとしなかったと家族は言います。ギレン家の代理人であるナタリー・カワム弁護士に最新情報を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/7/2(Thu)
    記事番号: 
    3
  • バーバラ・ランスビーがバイデン問題を語る:社会運動はトランプを落選させ 同時に民主党の責任も問うべき

    人種差別と国家暴力に反対する大型デモが続く中、社会運動はトランプ大統領の敵対心としっぺ返しと闘うだけでなく、「バイデン問題」にも取り組むべきだと、歴史家で作家、活動家でもあるバーバラ・ランスビーは言います。「ジョー・バイデンはどうみても我々の理想的な大統領候補ではありません。ジョー・バイデンに対し厳しい目を向けるべきであり、当選後は彼のすることについて責任を問うべきです。しかし、まずは11月にトランプを落選させなければなりません」

    dailynews date: 
    2020/7/2(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ラシュモア山の知られざる歴史:ラコタ族の神聖な土地にKKK支持者が作った記念碑

    先住民族政府はトランプ大統領にラシュモア山での独立記念日祝賀行事を中止するよう要請しています。本日は、先住民の人々がなぜ長年、ラシュモア山記念碑の除去を求めてきたのかを見ていきます。この記念碑はKKK(クー・クルックス・クラン)とも繋がりのある彫刻家がデザインしたものを、先住民族にとって神聖な山であるブラック・ヒルズに彫って作られたものです。「この山は我々にとって非常に神聖な地なのです」と、NDNコレクティブの社長兼CEOのニック・ティルセンは言います。「我々の土地を奪い、先住民を大虐殺した植民地入植者である白人男性4人の顔をそこに彫るのは、とんでもない暴力行為です」

    dailynews date: 
    2020/7/2(Thu)
    記事番号: 
    1
  • エド・ヤン、米国のパンデミック対策は「ひどい」、「メディケア・フォー・オール」があったら、どれほど多くの命が救われていたか」

    米国の現在の新型コロナウィルス感染状況は世界最悪です。アトランティック誌(The Atlantic)に科学記事を寄稿しているエド・ヤンに話を聞きます。ヤンは2018年のウイルス大流行では、米国の防止対策ができていないと、警鐘を鳴らしました。そして今回、「ほんとうにがくぜんとする、ひどいものです」と、米国のパンデミック対策のまずさを指摘し、被害のほとんどは、連邦政府の指導力の欠如によるものだと、非難しています。「資源や資力を持っている国が、このような状態であってはならない」と述べ、国民皆保険「メディケア・フォー・オール」があれば、多くの命を救うことができたはずだ、とヤンは指摘しています。

    dailynews date: 
    2020/7/1(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジャマール・ボウマン、予備選挙での番狂わせ、家賃不払い運動、警察の暴力行為、西岸併合に反対する理由を語る

    非白人系の進歩派候補者が、全米の民主党予備選挙で相次いで勝利しています。ブロンクスの元中学校校長、ジャマール・ボウマンに話を聞きます。ボウマンは、下馬評を覆して、ニューヨーク選挙区で下院議員16期、外務委員会委員長を務めるエリオット・エンゲルに勝利しました。また、グリーンニューディール、国民皆保険「メディケア・フォー・オール」政策を掲げて出馬し、最近は、人種差別と警察の暴力行為の廃絶を要求する抗議行動に参加しています。ボウマンは、政治のエスタブリッシュメントから「権利をはく奪され、見捨てられた」人々を結集することで、エンゲルに番狂わせの勝利ができたと述べています。「私たちの対象は、予備選挙に欠かさず投票する人だけではありません。あらゆる人を対象にしています」と、ボウマンは言い、パレスチナへの支援、家賃不払い運動、警察への責任追及など、今後の活動について、語ります。

    dailynews date: 
    2020/7/1(Wed)
    記事番号: 
    0

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