中央図書館の本棚に首つり縄がかけられていたのが発見されたカルフォルニア大学サンディエゴ校で、多数の学生が学長のオフィスに乱入し、オフィスを占拠しました。首つり縄の発見は、過去数週間に同校で相次いで発生している出来事のうちの最新のものにすぎません。抗議運動は当初、黒人歴史月間をあざ笑いアフリカ系アメリカ人女性を中傷する「コンプトンクックアウト」と呼ばれるパーティーが、前月キャンパス外で開かれたことをきっかけとして起こりました。カルフォルニア大学のサンディエゴ校は、同大学の9か所のキャンパスのうち最もアフリカ系アメリカ人学生の割合が少ない学校です。サンディエゴ校の黒人学生連合(BSU)は、人種的マイノリティに対するキャンパスの風土が「非常事態」にあると宣言しています。