デイリーニュース

  • 石油産業を批判した アラスカ大学の科学者リック・スタイナ-、米政府の助成金を失う

    アラスカ大学教授のリック・スタイナーは、自分が米政府の助成金を失ったのは石油産業を率直に批判し続けたためだと主張しています。スタイナーは、 1989年のエクソン・バルディーズ号原油流出事故以来、石油産業の無責任な行動を批判してきました。スタイナーは米国海洋大気圏局(NOAA)からのスタイナーへの1万ドルの助成金を停止するという決定を覆すよう求めていましたが、同大学の弁護士は先週、これを拒否しました。この決定について大学側弁護士は書面で、「助成金の受領者が自分の地位や時間を利用して、特定の開発プロジェクトの支持活動などを行った場合には、財政支援当局が懸念を抱くのは正当である」と述べました。
    dailynews date: 
    2009/10/22(Thu)
    記事番号: 
    1
  • イラク人被害者によるブラックウォーター社の戦争犯罪訴訟 却下を狙った同社の試みを判事が拒否

    民間の軍事請負業者であるブラックウォーター社と同社オーナーのエリック・プリンスは、イラクでの同社の活動で犠牲になった民間人の遺族から戦争犯罪の訴訟を起こされています。この5件の訴訟を回避するために同社の代理人弁護士は連邦法廷で却下を求める弁論を続けてきましたが、このほど連邦判事がこれを退けました。Blackwater: The Rise of the World's Most Powerful Mercenary Amy(『ブラックウォーター:世界最強の傭兵軍の勃興』)の著者で、受賞歴を持つ調査ジャーナリストのジェレミー・スケイヒルにまた登場してもらいましょう。

    ☆ 「ファルージャ2004年4月」のブログに益岡賢さんの全訳がのっています

    dailynews date: 
    2009/10/23(Fri)
    記事番号: 
    3
  • スーダンに対する米国の新戦略 タカ派的手法を放棄

    オバマ政権が数カ月かけてやっとこの19日にスーダンに関する新戦略を明らかにしました。ダルフール危機を終わらせ2005年の南北和平協定を履行させるため、ホワイトハウスはスーダン政府にアメとムチの双方を用意しています。Saviors and Survivors: Darfur, Politics, and the War on Terror(『救済者たちと生存者たち;ダルフール、政治、そして対テロ戦争』)の著者でもあるコロンビア大学のマフムード・マムダニ教授に分析してもらいます。
    dailynews date: 
    2009/10/23(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 12月の気候変動会議に向け米国の役割が不明な中 市民団体 350.org が170カ国で気候のための国際行動の日を敢行

    国連コペンハーゲン気候変動会議まであと7週間の24日、気候変動問題に取り組む市民団体 350.org が気候のための国際行動の日を開催します。世界170カ国で4500ものイベントが予定されています。今日は気候変動問題の重要な思索家で作家のお2人に登場してもらいましょう。作家で環境活動家のビル・マッキベンは 350.com の共同創始者で責任者でもあります。もう1人のティム・フラナリーはオーストラリアの科学者でコペンハーゲン気候評議会の議長です。彼の著書『地球を殺そうとしている私たち』は国際的なベストセラーです。
    dailynews date: 
    2009/10/23(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ホンジュラス、大統領追放から100日間の抵抗運動:アルジャジーラのアビ・ルイスが現地報告

    ホンジュラスのクーデター政権と、追放されたマヌエル・セラヤ大統領の支持者らとの衝突は、現在も停止状態が続いています。両者の会談は、前週クーデター政権がセラヤ大統領の復職案を拒否した事で決裂に終わりました。セラヤ大統領は、来月に実施が予定されている大統領選まで、クーデター政権が交渉を長引かせようとしていると非難しています。セラヤの支持者らはこの選挙をボイコットし、また国際社会も承認を拒否しました。カナダ人ジャーナリストで中東衛星テレビ局アルジャジーラ英語放送ホストのアビ・ルイスは、最近ホンジュラスを訪問し、クーデター政権に反対する草の根運動を取材しました。本日は、アルジャジーラ英語放送の番組「フォルトライン」でオンエアされたアビのレポートの一部を放送しました。
    dailynews date: 
    2009/10/26(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「シカゴでの対決」 米銀行協会の年次総会に抗議者が集結

    米国銀行協会(ABA)がシカゴで今週の年次総会の予定を組んだ時、同協会の役員たちはこのような反応を予測していなかったでしょう。市中心部のホテルでの静かな会議の代わりに、並行して開催された数千人参加の集会に出迎えられることになりました。この事態をABA主催者らは「シカゴでの対決」と呼んでいます。市民ネットワーク団体「全米国民運動(NPA)」の主導のもと、主催者らは、金融危機の影響を受けた異なる背景を持つ米国民を横断的に集結させようと試みました。そこには自宅所有者、貸借人、農場経営者、労働者、退職者らが含まれます。この「対決」は、ABA代表団が集合していたホテルロビーに抗議者らが集まった25日に始まりました。
    dailynews date: 
    2009/10/26(Mon)
    記事番号: 
    2
  • バグダッドで連続自爆攻撃、155人死亡

    イラク首都バグダッドで25日に発生した、自動車を使用した連続自爆攻撃による死者は155人になり、負傷者も500人を超えました。自爆攻撃の被害者数としては過去2年間で最大規模となります。法務省、公共事業省そしてバグダッド地方行政庁舎を狙ったこの爆撃による犠牲者には、数十人の公務員が含まれています。イラクのヌーリ・マリキ首相は事件現場を訪問。アルカイダとサダム・フセイン旧政権の残存勢力を非難しました。また同首相は、この攻撃が今後の政治プロセスや来年の1月に実施予定の総選挙に影響を及ぼすことはないと言明しました。イラク政府は米軍に捜査協力を依頼しました。
    dailynews date: 
    2009/10/26(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ドキュメンタリー映像『米軍でのレイプ:内なる敵』の抜粋を放送

    米軍内での性的暴行の発生率は、現在、自殺と同様に一般社会のそれを上回っています。2009年初頭の米国国防総省の報告によると、女性軍人の3人に1人が兵役中に少なくとも一度は性的暴行を受けています。2008年に報告された約3000件のうち63%がレイプまたは加重暴行でした。"Rape in the Ranks: The Enemy Within"(『米軍でのレイプ:内なる敵』)は、レイプや他の性的暴行の被害を受けた3人の女性軍人に焦点を当てたドキュメンタリーです。映像の抜粋を放送し、制作者のパスカル・ブルゴーから話を聞きます。
    dailynews date: 
    2009/10/27(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 独占:イラクで自殺した米軍兵の両親が息子の死を語る

    グレッグとジャネットのキースリング夫妻は、2009年7月19日に自殺した米軍兵チャンセラー・キースリングの両親です。チャンセラーは当時、イラクで二度目の従軍中でした。最初の派遣中に、彼は精神的な問題を抱えるようになり、自殺しないように監視が付けられていました。米国に帰国後、チャンセラーは再派遣されないことを願い、イラクへ戻る条件で提示されたボーナスも断りました。しかし、彼は5月に呼び戻され、その1ヶ月後に自殺したのです。チャンセラーの死後、グレッグとジャネットのキースリング夫妻はオバマ大統領からの悔やみ状をまだ受け取っていません。問い合わせをしたところ、これは単なる見落としではないことがわかりました。手紙が届かないのは、自殺した米軍兵の家族には大統領の悔やみ状を送らないという長年にわたる米国の政策のためだったのです。
    dailynews date: 
    2009/10/27(Tue)
    記事番号: 
    2
  • テキサス州は無実の人間をまた処刑するのか? レジナルド・ブラントン事件

    論議を呼んでいる死刑囚の一件が10月27日に最終局面を迎えます。28歳のレジナルド・ブラントンは27日夜、2000年のカルロス・ガルザ殺害の罪で処刑される予定です。ブラントンはガルザのアパートに侵入し、頭部を撃った罪で有罪判決を受けました。しかし、ブラントンは一貫して無罪を主張し、彼の弁護団は、検察官側がアフリカ系米国人を陪審員から除外したことと、当初の公選弁護人が初期段階で間違えを犯したことによって裁判が間違った方向に進んだと言っています。今回、テキサス州の死刑制度への注目が高まる中での処刑実行となる予定です。
    dailynews date: 
    2009/10/27(Tue)
    記事番号: 
    1

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