デイリーニュース

  • ガザ停戦崩壊 ラファで兵士が捕虜になり イスラエル軍は数十人を殺害

    ガザの一時停戦は、開始後数時間で崩壊しました。この間に、40人を超えるパレスチナ人が殺害され、イスラエル兵士1名が拘束されました。72時間の停戦開始後わずか数時間後にラファ南部でイスラエルの戦車が砲撃を行ったと伝えられています。イスラエル側はガザ停戦を最初に破ったのはハマスであり、ガザ南部からロケット弾を発射したと主張しています。一方、イスラエル軍はラファ近郊で兵士1名が拘束されたとし、所在をつきとめようと懸命な捜索を行っています。イスラエル軍の話では、この兵士はトンネル破壊作戦に従事していたところ、パレスチナ武装勢力の自爆攻撃もまじえた攻撃を受け、捕虜になりました。今週末(8月第1週末)カイロで予定されている協議は、開催が危ぶまれています。ガザからゲスト2人が番組に参加します。ラジ・スーラーニはパレスチナ人権センター所長、モハメッド・オメールは、ラファ在住で、受賞歴のあるパレスチナ人ジャーナリストです。

    dailynews date: 
    2014/8/1(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 鉄の天井か鉄の網か? 米資金援助を受けたイスラエルの対ミサイル防御システムの効果に疑問

    ガザで国連の管理下にある学校に対する砲撃を、米政府が非難したわずか数時間後、米国防総省は、イスラエルに対し新たに、戦車用の迫撃砲や、擲弾発射筒用弾薬を含む砲弾を提供したことを認めました。一方、米議会の議員は、イスラエルをミサイル攻撃より守る「アイアンドーム」(Iron Dome)に対する、数億ドル相当の追加予算案に取り組んでいます。米のニュースキャスター、解説者や政治家は、アイアンドームのロケット攻撃に対する制御能力を称賛してきましたが、高い評価を受ける物理学者のシオドア・ポストルは、アイアンドームが実際に機能しているという証拠はないと言います。その一部は米軍需品メーカー、レイセオン(Raytheon)社により構築されたアイアンドームは、ポストルの推定では、イスラエルに対し発射されるミサイルのわずか5パーセントしか遮断していません。マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)の科学、技術および国家安全保障政策(science, technology and national security policy)学部教授のポステルは、ミサイルおよびミサイル防御システムを含む現代戦の様々な側面の分析を専門としています。

    画像クレジット:NatanFlayer

    dailynews date: 
    2014/7/31(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ユダヤ系米国人指導者ヘンリー・シーグマン:イスラエルはパレスチナ人殺害と占領を停止すべきだ

    インタビュー第二部では、アメリカ・ユダヤ人議会(American Jewish Congress)と米国ユダヤ教議会(Synagogue Council of America)の元議長のヘンリー・シーグマンが、ガザへの攻撃、ハマスのイスラエルに対するロケット攻撃について語ります。またシーグマンは、オバマ政権が、数十年に渡る米国によるイスラエルの占領を支持する政策を転換させることで、和平実現が可能になるかもしれないといいます。1930年にドイツで生まれたシーグマンは、ナチスが権力を握ると同国を逃れ、最終的に米国に到着しました。父はユダヤ人国家を作ろうとした、ヨーロッパのシオニズム運動のリーダーでした。シーグマンはニューヨークで学び、イェシバ・トーラー・ボダスによってユダヤ教正統派のラビの資格を与えられました。現在は米国/中東プロジェクト(the U.S./Middle East Project)の会長を務めています。イスラエルの破壊を求めるハマスの憲章について、シーグマンは「ハマスとイスラエルの違いは、イスラエルは実際に(破壊政策を)実行しているところにあります。存在しないパレスチナ国家を、実際阻止している。

    dailynews date: 
    2014/7/31(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「流血はもうたくさんだ」:国連避難所砲撃で イスラエルに非難が集まる 死者数合計は1300人に

    国連の潘基文事務総長は、ガザの国連避難所に対するイスラエルの砲撃で、7月30日、パレスチナ民間人20人が死亡したたことについて「言語道断」であり「言い訳の余地はない」と非難しました。犠牲者の多くは眠っていた子どもたちでした。国連は直接イスラエル非難は行っていないものの、手元の証拠はすべて、爆撃の責任はイスラエルにあると示していると発表しています。24日前の7月4日にイスラエルがガザへの攻撃を開始して以来、国連避難所が爆撃されたのはこれで6度目となります。国連は、攻撃された避難所の位置は、攻撃前にイスラエル軍にすでに17回伝えてあると発表しています。国連によれば現在、24万人以上のパレスチナ市民が国連避難所に暮らしているといいます。それ以外にも、パレスチナ市民20万人が家を失い、いくつもの家族が固まって避難生活を送っています。「国際連合パレスチナ難民救済事業機関」(UNRWA)のスポークスマン、クリストファー・ガンネスに話を聞きます。「UNRWAは極限まできています」とガンネスは言います。「われわれのスタッフ8人が殺され、施設はどこも収容能力を越えてしまっています。難民は増えつづけていますし……。まもなく、数万人の人々がガザの路頭に迷う日もくるかもしれません。

    dailynews date: 
    2014/7/31(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 米国ユダヤ人の主導的人物ヘンリー・シーグマン ガザについて語る イスラエルの夢を「無実な人々を虐殺する」ことで築くのか?

    ユダヤ系アメリカ人の指導者でありラビでもあるヘンリー・シーグマンの生い立ちを考えると、現在のガザ攻撃を通して1948年のイスラエル建国を語る彼の主張に驚くかもしれません。1978年から1994年までシーグマンは、米国ユダヤ人組織の中でも最も影響力の強い「ビッグ・スリー」と言われるアメリカ・ユダヤ人委員会(American Jewish Committee)の委員長と名誉毀損防止連盟(the Anti-Defamation League)の会長を務めました。彼はドイツでナチスが権力を握る1933年の3年前に生まれ、結局家族とともにアメリカに逃れました。彼の父親はユダヤ人国家を作ろうとしたヨーロッパのシオニズム運動のリーダーでした。ニューヨークでシーグマンは宗教学を学びイェシバ・トーラー・ボダスによってユダヤ教正統派のラビに任命され、後に米国ユダヤ教議会(Synagogue Council of America)の議長に就きました。アメリカ・ユダヤ人委員会の後、シーグマンは外交問題評議会(Council on Foreign Relations)の上級研究員になり、現在は米国中東プロジェクトの会長です。

    dailynews date: 
    2014/7/30(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「ここは安全だと思ったのに...」 国連避難所で20人のガザ住民がイスラエルの爆撃で死亡

    これまでで最も激しかった48時間にわたるガザ地区への攻撃で何十人ものパレスチナ市民が殺されました。少なくとも50人のパレスチナ人が昨日のうちに亡くなり、3週間に及ぶイスラエル攻撃による死者数は1250人以上になりました。30日、ジャバリアで国連が国連学校内でパレスチナ人難民のために使用していた場所が、二回の爆撃を受け、医者と幼児も含むおよそ20人のパレスチナ人が殺され、多数が負傷したと報じられています。国連はイスラエルが学校を襲撃したことを非難しています。国連避難所が攻撃されたのは、23日前に始まったイスラエルの攻撃以来6回目になります。爆撃を受けた学校から戻ったばかりのデモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブゥル・クドゥースに、ガザ地区から現状を伝えてもらいます。

    dailynews date: 
    2014/7/30(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ジャーナリストと弁護士を対象にした大規模な米国の監視がアメリカの民主主義の脅威に

    ヒューマン・ライツ・ウォッチとアメリカ自由人権協会は新たな報告の中で、「大規模な監視が米国を拠点とするジャーリストと弁護士の仕事を深刻に妨害している」と警告しています。この報告は、数十人の記者と弁護士へのインタビューを基にしています。彼らは、ジャーナリストが取る煩雑なセキュリティーの手続きによって取材が遅れがちになっているというメディアの現状について語っています。攻撃的な訴追が政府職員らを怖がらせて黙らせる中、情報筋は機密扱いされていない問題についてさえ話したがりません。弁護士たちにとって、監視の脅威は、顧客のプライバシーの権利を守ることができないという恐怖を煽り立てています。一部の被告人は、彼ら自身の弁護人に対しても率直に話すことを恐れており、弁護士が可能な限りの最良の弁護をすることをできなくさせています。今回の報告With Liberty to Monitor All: How Large-Scale U.S. Surveillance is Harming Journalism, Law, and American Democracy(『全ての人を監視する自由と共に:大規模な米国の監視がジャーリズム、法律、アメリカの民主主義にいかに悪影響を与えているか』)の著者であるアレックス・シンハと、国家安全保障を取材している記者ジャレミー・スケイヒルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/7/29(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ジェレミー・スケイヒル:漏えいされた全米テロリスト監視対象規則書が明らかにする「世界的な路上尋問(Stop and Frisk)プログラム」

    オバマ政権が、誰がテロリスト監視の対象となりうるかついての幅広いガイドラインを承認するし、全米テロリスト注意人物リストのシステムが拡張されました。漏えいした政府による秘密のマニュアルのコピーは、「テロリスト」の対象と見なされるために「動かぬ証拠や具体的な事実は必要ない」ことを明らかにしています。「公認」そして「疑わしい」容疑者はどちらも追跡されます。また、テロリズムは非常に広く定義され、例えば政府や金融機関の所有物損壊容疑者も含まれます。監視対象に含めることを正当化できる他の要因には、ソーシャルメディアへの投稿や、すでにテロリストと見なされた親戚がいることが含まれています。ウェブメディア「インターセプト」(The Intercept)の調査報道記者であるジェレミー・スケイヒルとライアン・デブローに話を聞きます。彼らは7月第4週、新記事The Secret Government Rulebook For Labeling You a Terrorist(『あなたにテロリストのレッテルを貼る極秘政府規則書』)と共に、米国極秘文書を公表しました。

    dailynews date: 
    2014/7/29(Tue)
    記事番号: 
    3
  • パレスチナ人ジャーナリスト、モハメド・オマール:ガザ地区封鎖解除はハマスの要求ではなく、人権の問題だ

    イスラエルによるガザ攻撃が22日前に開始されて以来最大級攻撃が24時間続き、パレスチナ人の死者数は1100人を超えました。死者のほとんどは一般市民です。ガザへの攻撃が始まって3週間の間に18万人以上のパレスチナ人が住む家を失いました。この数は、ガザ地区の人口の約10%です。ガザ市から、受賞歴のあるパレスチナ人ジャーナリストのモハメド・オマールに話を聞きます。「イスラエルは、民衆が抵抗運動に反感を持つように仕向けたいのだと思います。」とオマールは言います。「しかし、民衆が抵抗運動に反対することは決してありません。実際、逆のことが起こっています。街頭の人々は、我々は抵抗運動を支持する、なぜならそれが占領を終わらせる唯一の方法だからだ、と言っています。私が恐れているのは、ガザにより過激な世代が出現する可能性です。私は、ガザの将来、ヨルダン川西岸の将来を心配しています。そして、もし国際社会がガザの封鎖と軍事行動を終わらせるために今何もしないのであれば、この地域の将来を不安に思います」。

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    2014/7/29(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 逃げ場なし:イスラエルが「長期」攻撃を明言する中、過去最大級の爆撃に苦しむガザ地区

    国連安全保障理事会による停戦要求にもかかわらず、イスラエルはガザ地区への攻撃を強化し、「長期戦」を警告しています。7月28日の夜はこれまでで最も激しい爆撃だったという人々もおり、パスチナ当局者らはその攻撃のあった過去24時間に110人以上が殺されたと言っています。この「24時間」に、イスラエルはガザ地区の唯一の発電所と、ハマスの放送本部や他の多くのアラブ系衛星報道チャンネルが入ったメディアセンターを含む150ヶ所以上を攻撃しました。7月28日朝、ガザ市のシャティ難民キャンプの海辺にある公園での爆発で、10人が死亡し、そのうちの8人は子供でした。また、40人が負傷しました。犠牲になった子供たちは、爆撃されたとき、運動場のブランコで遊んでいたと言われています。イスラエルはこの攻撃は行っていないと言っていますが、目撃者らは、爆発はイスラエルによる空爆が原因だと述べました。イスラエルが、ガザの主要病院であるアル・シファの外来病棟を爆撃したとも報道されています。一方、7月28日には、10人のイスラエル兵が死亡しました。今回の攻撃開始以来、53人のイスラエル兵、2人のイスラエル市民、1人のタイ人農業労働者が死亡しています。ガザ市から、デモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースに話を聞きます。「[イスラエルは]複数の病院や国連学校を砲撃しています。

    dailynews date: 
    2014/7/29(Tue)
    記事番号: 
    1

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