1年前の今日8月14日、エジプト軍は、カイロのラバ・アルアダウィヤ広場で座り込みデモをしていた人々に向け発砲しました。数万人の人々が、民主的に選出されたムハンマド・モルシ大統領追放に抗議して同広場に野営していました。その日1日の間に、エジプト軍により少なくとも817人が殺害され、それは後にラバ大虐殺として知られることになります。今回、ヒューマン・ライツ・ウォッチが新たな報告書を発表し、エジプトの行為は最悪の国際法違反のひとつ、人道に対する罪におそらくあたると結論しました。同報告書はこの虐殺を、中国で、武装していないデモ参加者者が虐殺された、悪名高い天安門広場の事件に匹敵するとしています。ヒューマン・ライツ・ウォッチ事務局長のケネス・ロスに話を聞きます。ロスは、中東部門代表のサラ・レア・ウィトソンと共に、今週はじめエジプトで同団体の調査結果を発表するため入国を試みましたが、拘束され追い返されてしまいました。また、つい最近裁判所により解散を言い渡された、ムスリム同胞団の政治組織である「自由と正義の党」(Freedon and Justice Party)所属の元エジプト国会議員のアブドゥル・マウグド・ダードリ博士にも話を聞きます。ダードリは政変後エジプトを離れ、現在は米国在住です。そしてカイロより、デモクラシー・ナウ! の特派員シャリフ・アブデル・クドゥースにも話を聞きます。