デイリーニュース

  • 「無実の人びとの殺りく」:ヘンリー・シーグマン ガザの平和を呼びかけるユダヤ人の声

    本日は、アメリカ・ユダヤ人委員会(American Jewish Committee)や名誉棄損防止連盟(Anti-Defamation League)と並び米国内ユダヤ人組織「ビッグ・スリー」と長年言われているうちの一つである米国ユダヤ人会議(American Jewish Congress)の元会長、ヘンリー・シーグマンと特別編をお送りいたします。ヘンリー・シーグマンは1930年ドイツ・フランクフルトに生まれました。3年後、ナチ党が政権を握りました。ベルギーでナチス軍の手から逃れた後、一家は最終的にアメリカへと移住しました。彼の父親は、ユダヤ人国家建設を推進した欧州のシオニズム運動のリーダーでした。ニューヨークでシーグマンは宗教学を学びイェシバ・トーラー・ボダスによってユダヤ教正統派のラビに任命され、後に米国ユダヤ教議会(Synagogue Council of America)の議長に就きました。米国ユダヤ人会議の後、 シーグマンは外交問題評議会(Council on Foreign Relations)の上級研究員になり、現在は米国中東プロジェクトの会長です。

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    2014/9/1(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ファーガソンの弾圧 非白人地域を主な標的とした警察の軍事化に見直しを促す

    オバマ大統領は、州政府および地方警察への軍用装備品を配布したり購入資金を提供する連邦政府のプログラムを大統領府の主導で再検討するよう命じました。ミズーリ州ファーガソンで最近起きた、警察によるマイケル・ブラウン殺害後の社会混乱で、このような装備がどのように使用されたかについて大統領は懸念を表明しました。抗議行動の際に出動したベアキャット装甲車のひとつは、国家安全保障省からの36万ドルの助成金で購入されました。ニューヨークタイムズ紙が掲載した国防総省のデータによると、各地の警察はオバマ政権下で数万挺の機関銃、20万発近い弾薬、数千着の迷彩服と暗視ゴーグル、数百個の消音装置、装甲車、航空機を受け取っています。装備の多くは警察の特殊部隊に支給され、個人の住居への強制捜査を、まるで軍事組織の襲撃のようなものにしています。アメリカ自由人権協会(ACLU)の新レポートは、800件以上のこうした強制捜査を分析しましたが、本当に緊急事態と呼べる事例はわずか7%でした。80%近くは単なる家宅捜査礼状の執行というような通常の公務執行にすぎませんでした。

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    2014/8/29(Fri)
    記事番号: 
    6
  • グチエレス議員:シカゴの殺人事件急増は根深い貧困と失業の問題に関係している

    シカゴでは8月第4週末、銃撃事件が多発し5人が死亡、少なくとも42人が負傷しました。負傷者の中には、3歳の少年もいます。イリノイ州選出の民主党議員、ルイス・グチエレスに聞きます。

    dailynews date: 
    2014/8/29(Fri)
    記事番号: 
    5
  • ホワイトハウス前で145人逮捕 グチエレス議員 オバマに大量国外追放の停止を要請

    移民運動家たちが28日、「全国で家族のために戦う日(National Day to Fight for Families)」に注目を促すため全国の10カ所以上の都市で抗議行動を行いました。大統領の権限を使って、記録的な数に上っている(在留許可をもたない移民の)国外追放に歯止めをかけるようオバマ大統領に求め、ホワイトハウス前で国外追放された近親者の写真の上に赤いカーネーションを手向けた後、約145人が逮捕されました。この抗議行動は、オバマ大統領が議会に対し、移民法改正に向けて再び協力を要請しつつ、他に手段が残されていないとなれば大統領令を発動すると述べたことを受けて実施されました。下院ヒスパニック議員連盟(Congressional Hispanic Caucus)の移民問題特別委員会議長のルイス・グチエレス下院議員(民主党・イリノイ州選出)に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/8/29(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 米国のシリア・イラク空爆でイスラム国は弱まるか? 志願兵を増やすだけかも

    オバマ大統領は、ジョン・ケリー国務長官を中東に派遣し、イラクとシリアで広大な地域を掌握した武装集団「イスラム国(ISIS)」に対抗する地域連合の結成を支援します。オバマ大統領は、「米国は包括的な戦略をまだ策定していない」と認めました。ジャーナリストで、Defeat: Losing Iraq and the Future of the Middle East (『敗北:アメリカとイギリスはなぜイラクに負けたか』)の著者、ジョナサン・スティールに話を聞きます。スティールは、現時点でISISは、欧米の利害にとって「取るに足りない脅威」に過ぎず、空爆は逆効果だと論じます。

    dailynews date: 
    2014/8/29(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 深まるウクライナ危機 ロシア軍の越境でNATOは東欧での展開拡大に動く

    緊張が高まり続ける中、米国とNATOは、ロシアが戦闘部隊をウクライナ国内に送りこんだとして公然と非難しています。国連によると、ウクライナ東部ではウクライナ軍と反乱を起こした親ロシア分離派のあいだの戦闘で4月以来2600人近い死者が出ています。28日には、ウクライナ軍が反乱軍の掌握するドネツク市を砲撃し、少なくとも15人の民間人が死亡しました。一方、ヒューマン・ライツ・ウォッチの新レポートは、反乱軍が民間人をさしたる根拠もなく拘束し、拷問や屈辱的な扱いを行い、強制労働をさせているとして非難しています。NATOは28日、ウクライナ東部に侵入したロシア軍の砲兵隊の車両や兵員が写っていると主張する衛星画像を公表しました。ロンドンからガーディアン紙のジョナサン・スティール記者が番組に出演します。同紙の元モスクワ通信員で、Eternal Russia: Yeltsin, Gorbachev, and the Mirage of Democracy (『永遠のロシア:エリツィン、ゴルバチョフ、そして民主主義の幻影』)はじめ、数作の著書があります。

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    2014/8/29(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 全国的なトレンドを先取り?NY市の全日制保育所の開始に5万人が殺到

    新学期の開始にあたり、NY市のビル・デブラシオ市長は、かねがね唱えてきた新しい取り組みをスタートさせます。公立学校に全日制の保育所を設ける制度で、すでに5万人を超える児童が登録しており、数千人の教員が新たに雇用されました。デモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスが、このプログラムがNY市の公教育をどのように変えるか、さらには全国的にも影響をあたえる可能性があることを論じます。

    dailynews date: 
    2014/8/29(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ビデオに収められた警察による職権乱用 映像記録の保存と拡散方法の新たな手引き

    ロサンゼルス暴動のきっかけとなった警官による暴行被害者ロドニー・キング、ベイエリア高速鉄道公社(BART)警察に射殺されたオスカー・グラント、ニューヨーク市警官にチョークホールドされ(背後から首を絞められ)たエリック・ガーナー、ミズーリ州ファーガソンで警官に射殺されたマイケル・ブラウン。これらの事件の映像は、警察の責任を問う要求に火をつける一端を担いました。警察の職権乱用をスマートフォンやビデオカメラで撮影する人が増え、特にそのような動画のきちんとした保存方法について、ゲストにアドバイスを聞きます。イヴォン・インは、ビデオを使った人権保護の戦いを指導、サポートするグループ「ウィットネス(目撃者)」(WITNESS)の上級記録保管人です。インは、同グループが配布する”Activists’ Guide to Archiving Video”(『アクティビストのためのビデオ記録保管ガイド』)を共同執筆しました。

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    2014/8/28(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 史上最大の税金詐欺:利益を海外に置き 10億ドル単位の税金逃れをする米企業の手法

    バーガーキングはカナダの低い法人税率を求めて北へ向かおうとしています。ローリングストーン誌の記者ティム・ディキンソンに新しい記事、”The Biggest Tax Scam Ever”(史上最大の税金詐欺)について話を聞きます。この記事でディキンソンは、大手米企業が、利益を海外の子会社に付け替えて数千億ドルの税金逃れをしているにもかかわらず、さらに議会による税制優遇措置を受けていることを報じています。「最悪なのは、大手ハイテク企業(マイクロソフト社、760億ドル)、大手医薬品企業(ファイザー社、690億ドル)、大手石油会社(エクソンモービル社、470億ドル)、投資銀行(ゴールドマン・サックス、220億ドル)、大手タバコ会社(フィリップモリス社、200億ドル)、大型ディスカウントストア(ウォルマート、190億ドル)、ファーストフード・チェーン(マクドナルド、160億ドル)、加えて重機メーカー(キャタピラー社、17億ドル)などだ。ゼネラルエレクトリック社は1100億ドルを海外に隠し、実効税率を4パーセントに抑えている。これは米国税庁への納税義務を31パーセント下回る率だ」とディキンソンは記事に書いています。

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    2014/8/28(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 税金逃れワッパー? バーガーキング、ティム・ホートンズとの合併で 本社をカナダへ移転

    バーガーキングは今週、カナダのコーヒーとドーナツのチェーン、ティム・ホートンズ(Tim Hortons)を114億ドルで買収することを発表ました。同社はこれによって世界第3位のファストフード企業となります。新生バーガーキングは、法人所得税が米国よりも低いカナダに本社を置きます。バーガーキングは節税が目的ではないとしていますが、この合意で、「タックス・インバージョン」(Tax Inversion)と呼ばれる、米企業が企業合併を利用して海外に本社を移転し、米国の法人税率から逃れようとする現象についての議論が再燃しています。7月には、オバマ政権は「タックス・インバージョン」によって米国が受ける損失は年間170億ドルにのぼると試算しました。今回のバーガーキングの合意で恩恵を受ける投資家の一人に、オバマ大統領の支援者であるウォーレン・バフェットがいます。バフェットは、バーガーキングに30億ドルを9パーセントという高金利で貸し、今回の合意成立の手助けをしました。エコノミストで弁護士、「税正義ネットワーク」(Tax Justice Network)の上級顧問を務めるジェームズ・ヘンリーに話を聞きます。ヘンリーは以前はマッキンゼー・アンド・カンパニーの主任エコノミストでした。

    dailynews date: 
    2014/8/28(Thu)
    記事番号: 
    2

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