警官による18歳の少年マイケル・ブラウンの射殺をめぐる抗議が続くミズーリ州ファーガソンでは、8月18日夜も大きな騒乱が見られました。デモ隊と対暴動警察隊が街頭で衝突する中、2人のジャーナリストを含む少なくとも31人が逮捕されました。警察は、「激しい銃撃」があったと主張、18日の夜の間に身元不明の容疑者により2人の人間が撃たれたとしています。今回の抗議行動は、ブラウンの家族の弁護団がブラウンは6回撃たれたことを示す独自の検視結果を発表した記者会見の数時間後に起こりました。ブラウンを撃った警官ダレン・ウィルソンはいまだに姿を見せておらず、有給で休職しています。マサチューセッツ州ジャマイカ・プレインのファーストパブテイスト教会の牧師で、「友和会」(Fellowship of Reconciliation)によってミズーリ州に派遣されたオサジフォ・セク師にファガーソンから話を聞きます。「呼ばれた仕事をするために、聖職者として聖職服よりもガスマスクが必要になるとは悲劇的です」と、セクは言います。