デイリーニュース

  • 元米政府関係者:イラン宛の書簡で「向こう見ず」な共和党は 安全保障よりも中東での覇権を優先

    3月31日の期限を前に核協議が進行中ですが、イランに対し米国と合意しないよう警告した米共和党の公開書簡が引き起こした波紋について検証しましょう。9日、共和党上院議員団47人が、イランに対し、今回の合意は共和党が多数を占める議会、または将来、共和党派大統領により無効にされる可能性があると伝えました。書簡には「我々は、米連邦議会の承認を得ない核兵器プログラムに関する合意は、オバマ大統領とアヤトラ・ホメイニとの間の単なる行政上の合意に過ぎないと見なすだろう」とあります。前例のない今回の書簡の影響について、2人のゲストに話を聞きます。元米国家安全保障会議(NSC)職員で、対イラン交渉で米交渉人を務め、Going to Tehran: Why America Must Accept the Islamic Republic of Iran(『テヘランへ向かう――アメリカがイラン・イスラム共和国を受け入れなくてはならない理由』)の共著者でもあるヒラリー・マン・レヴェレットと、ネイション誌への寄稿もするアリ・ガリブです。

    dailynews date: 
    2015/3/12(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 自由への道: 奴隷制反対抵抗運動「地下鉄道」の隠された歴史

    1965年の投票権を獲得するための歴史的な行進から50周年を記念して、アラバマ州セルマに何万もの人々が結集しました。本日は150年前に遡りアフリカ系アメリカ人の自由を求める闘いのもうひとつの歴史を見てみましょう。1830年から1860年の間に、「地下鉄道」(アンダーグラウンド・レイルロード)という名で知られていた奴隷制反対抵抗運動のネットワークのお陰で、約3000人の逃亡奴隷が自由になることが出来ました。ゲストは、ピュリッツァー賞受賞歴ある歴史家で、コロンビア大学の教授エリック・フォーナーです。出版されたばかりの新著Gateway to Freedom: The Hidden History of the Underground Railroad(『自由への道:「地下鉄道」の隠された歴史』)は、新たに発見された詳細な資料に基づいています。その資料とは米国反奴隷制協会(American Anti-Slavery Society)新聞の編集者で、奴隷制廃止論者たちのリーダーのひとりだった、シドニー・ハワード・ゲイがひそかに保持していた「逃亡者の記録」で、200を超える脱出の詳細が記録されています。

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    2015/3/11(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ベネズエラは本当に「非常な脅威」か?緊張が高まる中 米国がベネズエラ政権幹部を制裁

    オバマ政権がベネズエラを「米国の安全に対する非常で驚くべき脅威」と公言し、人権侵害と汚職で7人のベネズエラ高官に対する制裁を発動した後、米国・ベネズエラ間の緊張が高まっています。ベネズエラの大統領ニコラス・マドゥロは10日、彼が「帝国主義侵略」と呼ぶ脅威から同国の高潔性と統治権を守るため、彼の権限を拡大することを国民議会に要求しました。米国とベネズエラの関係はここ数ヶ月間で悪化しています。オバマ大統領は、昨年12月ベネズエラ高官に制裁を加える法制に署名しましたが、この高官たちは、去年ベネズエラでデモ参加者、政府支持者、治安当局者ら43人が死亡したデモで、抗議者たちを迫害をしたとされています。ベネズエラでは、カラカス市長アントニオ・レデスマが2月19日、米国支援のクーデターを企てたとして逮捕されており、その数日後、ベネズエラはスパイ行為と諜報への勧誘活動に関与したとして、不特定人数の米国人を逮捕したと発表しました。ベネズエラは米国市民にビザの取得義務を課し、カラカスの米国大使館を制限し縮小化をはかるなど一連の対抗措置を講じています。これらは部分的には、原油価格の急落でベネズエラが財政危機に直面している時期に起こっています。

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    2015/3/11(Wed)
    記事番号: 
    2
  • NYヘッジファンド 多額の資金をクオモ主導のチャーター・スクールに注ぎ込む

    ニューヨーク州のチャータースクール推進の裏側には、ヘッジファンドからの数千万ドルにおよぶ寄付があることを、 デモクラシー・ナウ!共同ホストのフアン・ゴンザレスが最新のニューヨーク・デイリー・ニュースの記事でレポートしました。アンドリュー・クオモ州知事はこの巨額の寄付のうち、最高額である480万ドルを受け取っています。クオモはチャーター・スクール施設建設のため生徒一人につき2,600ドルまでの支出承認を勝ち取った後、チャーター・スクールへの州の支出限度額を増加しようと議会に働きかけています。

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    2015/3/11(Wed)
    記事番号: 
    1
  • アラバマ州モンゴメリー初の同性婚カップルが語る結婚の平等と公民権を求める闘い

    アラバマ州でのもう1つの公民権を求める闘いである、結婚の平等を検証し、本日の放送を締めくくります。アラバマ州司法長官のルーサー・ストランジは3月9日、米国最高裁が2015年末に判決を下すまで、同州における同性婚の合法化を保留のままにしておくよう連邦判事に求めました。アラバマ州は2月に同性婚を認める37番目の州になりましたが、アラバマ州最高裁は遺言検認判事らに、同性婚カップルに結婚許可証を渡すことを止めるよう指示しました。エイミー・グッドマンはセルマで3月8日、アラバマ州モンゴメリー初の同性婚カップルであるトリとシャンテ・ウルフ=シッソンに話を聞きました。

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    2015/3/10(Tue)
    記事番号: 
    6
  • 共和党員らがセルマへ巡礼するも、彼らは投票権法を復活させる法案を可決するのか?

    100人以上の米連邦議会議員らが3月第1週末、投票権のためのセルマからモンゴメリーまでの行進の50周年を記念するためにセルマに向かいました。エイミー・グッドマンは、投票権法を骨抜きにする2013年の最高裁の判決を支持するアラバマ州選出共和党上院議員ジェフ・セッションズと話す機会がありました。ネイション誌に投票権政策について報じているアリ・バーマンによるセッションズの発言への反応を聞きます。バーマンは3月第1週末、議員団のセルマ訪問に同行しました。彼の最新記事はFifty Years After Bloody Sunday in Selma, Everything and Nothing Has Changed(『セルマでの血の日曜日から50年、全てが、そして何も変わっていない』)です。近く出版予定のバーマンの著書Give Us the Ballot: The Modern Struggle for Voting Rights in America(『我々に投票権を:米国の投票権を求める近代の闘い』)は、1965年の投票権法50周年を記念して8月に発売される予定です。

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    2015/3/10(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 「我々がそうだから、セルマがそうだったから私も」:歴史的な「血の日曜日」記念行進からの人々の声

    アラバマ州セルマで3月8日、「血の日曜日」の50周年を記念して8万人にのぼる人が行進しました。数百人の平和的な投票権運動活動家らは1965年3月7日、投票権の抗議デモでセルマからモンゴメリーまで行進中にエドマンド・ペタス橋を渡っていたところをアラバマ州警察によって容赦なく攻撃されました。「血の日曜日」は3回試みられた行進の最初のものでした。行進は最終的に、連邦の保護のもと、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師に導かれて3月24日に達成されました。こうした抗議行動は1965年の投票権法成立を促しました。3月8日にエドマンド・ペタス橋を渡っていた行進者たちに話を聞きました。

    dailynews date: 
    2015/3/10(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 投票権のための死:ジミー・リー・ジャクソンからビオラ・リアゾまでセルマで命を落とした人たちを振り返る

    歴史的なセルマからモンゴメリーの行進50周年を記念する放送を続け、アラバマ州で投票権を獲得するための闘いで命を落とし、公民権運動に殉じた人たちについて見ていきます。1964年の2月から8月の間に、アラバマ州で、ジミー・リー・ジャクソン、ビオラ・リアゾ、ジェームズ・リーブ牧師、ジョナサン・ダニエルスの4人の公民権運動活動家が殺害されました。何万人もの人々がセルマで50周年を記念する中、デモクラシー・ナウ!では、こうした公民権運動に殉じた人々に敬意を払っていた行進者たちに話を聞きました。

    dailynews date: 
    2015/3/10(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 公民権運動の象徴的存在C.T.ビビアンが語る非暴力と、米国が国外で推進する民主主義の偽善

    アラバマ州セルマにある歴史的な「ブラウン・チャペル・アフリカン・メソジスト監督教会」(Brown Chapel African Methodist Episcopal Church)で、エイミー・グッドマンは、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の親友かつ相談相手で公民権運動の先駆者C.T.ビビアンと話す機会がありました。50年前の1965年、ビビアンはセルマにある裁判所で投票登録のためにアフリカ系米国人の一団を中に入れようとしていたところ、その外階段でダラス郡保安官のジム・クラークに顔を殴られました。クラーク自身が自分の手の骨を折るほど強い殴り方でした。ビビアンから非暴力の力と投票権を求める継続的な闘いについて聞きます。

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    2015/3/10(Tue)
    記事番号: 
    2
  • マーティン・ルーサー・キング3世:私の父を崇拝するのではなく、自由と正義と平等に対する彼の理想を推進しましょう

    アラバマ州セルマでの歴史的な投票権運動の50周年についての放送を続けます。1965年の3月第2火曜日、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師はセルマからモンゴメリーまでの行進の2回目の試みを先導しました。その2日前の「血の日曜日」には、アラバマ州警察がエドマンド・ペタス橋を渡る平和的な行進者たちを打ちのめしました。「方向転換の火曜日」として知られるようになったその日、2000人の抗議者たちが橋を行進しました。橋の向こう側では、閃光灯とパトカー、ショットガンを抱えヘルメットをかぶった警官隊が行進を待ち構えていました。キング牧師は行進に参加している人たちにこう言いました。「みなさん、我々は止まらなければいけません。しかし我々はひざまづいて祈るだけの時間を持つことはできます」。短い祈りの後、行進者たちは引き返しました。セルマからモンゴメリーまでの3回目、そして最後の行進はその2週間弱後の3月21日に始まりました。キング牧師の長男であるマーティン・ルーサー・キング3世は2015年3月8日、キング牧師がよく演説を行った、セルマにある歴史的な「ブラウン・チャペル・アフリカン・メソジスト監督教会」(Brown Chapel African Methodist Episcopal Church)で演説しました。

    dailynews date: 
    2015/3/10(Tue)
    記事番号: 
    1

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