デイリーニュース

  • 「ニュースの解剖者」ダニー・シェクター追悼 先駆的ジャーナリスト 映像作家 アクティビスト

    著述家、映像作家、メディア改革活動家のダニー・シェクターが、すい臓癌で亡くなりました。享年72。ダニー・シェクターは1970年代にボストンのWBCNラジオで「ニュースの解剖者」として有名になりました。その後も、ABC局の20/20でテレビのプロデューサーとして活躍し、エミー賞を2度受賞しました。また、発足時のCNNでもプロデューサーを務めました。しかし、シェクターは企業メディアを去り、MediaChannel.orgおよびグローバル・ビジョン(Global Vision)の代表になりました。The More You Watch, the Less You Know (『見れば見るほど無知に陥る』)はじめ著作は12冊にのぼります。シェクターは、南アフリカのアパルトヘイトに反対するアクティビスト兼ジャーナリストとしても第一人者で、ネルソン・マンデラに関するノンフィクション映画6作を撮りました。長年にわたり、デモクラシー・ナウ!の常連ゲストでもありました。最後に番組に登場した際には、ネルソン・マンデラの生涯と功績について語りました。

    dailynews date: 
    2015/3/20(Fri)
    記事番号: 
    5
  • エクアドルのパティニョ外相の談話 報道の自由 反コレア抗議行動 シェブロン訴追について

    エクアドルでは12日、首都キトの他12以上の都市で、ラファエル・コレア大統領の政府に抗議する街頭デモに数千人が参加しました。キトの抗議行動では、「民主主義がほしい」「再選にノー」ろ書かれたプラカードが見られました。デモの目的の一つは、大統領や政府高官たちが無制限に再選を重ねることを容認する憲法改正への反対です。エクアドルのリカルド・パテイニョ外相に、この抗議運動について、エクアドルにおける報道の自由について、さらにシェブロン社の石油流出事故に関する係争中の訴訟に国際司法裁判所が下した最近の裁定について聞きます。

    dailynews date: 
    2015/3/20(Fri)
    記事番号: 
    3
  • エクアドル外相 「米州の真の脅威はベネズエラではなく米国 」

    オバマ政権は、ベネズエラに対し新たな制裁を科し、同国を「米国の安全に対する並外れた脅威」と表明したことで、中南米諸国から非難されています。14日、南米諸国連合12カ国の外相が、制裁の撤回を要求しました。外相らは声明の中で、「(米国による制裁は)他国の主権に介入し、内政不干渉の原則を脅かすもの」だと述べました。12日、首都ワシントンでの米州機構の会合でも、米国のベネズエラ政策が議論の的とされ、メキシコ、ブラジル、コロンビア、アルゼンチンをはじめとする各国代表が、こぞって米国のアプローチを批判しました。19日の米州機構の会合に出席したエクアドル外相のリカルド・パティニョに話を聞きます。エクアドルは米国とベネズエラとの対話の仲介を申し出ています。

    dailynews date: 
    2015/3/20(Fri)
    記事番号: 
    1
  • エクアドル外相 スウェーデン当局がジュリアン・アサンジの英国での事情聴取容認に1000日も要したことに慰問

    スウェーデン検察当局が、ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジへの事情聴取をロンドンのエクアドル大使館で行う意思を表明したという最近の報道に、エクアドル外相リカルド・パティニョが応えます。アサンジは婦女暴行罪の容疑で起訴されたわけでもないのに、2012年以来ずっとエクアドル大使館に逃げ込んだまま一歩も外に出られません。大使館の外に出れば、イギリス当局に逮捕されてスウェーデンに引き渡されますが、そうなった場合はスウェーデンから米国へと送還される恐れがあるからです。米国ではウィキリークスが機密文書を公開したことでアサンジを調査しています。「スウェーデンの検察官がようやく、わが国の大使館に出向いてでもジュリアン・アサンジの供述をとりたいと言い出したことは喜ばしいことです。でも同時に、ここに至るまでに1000日もの時間が過ぎ、その間ずっとジュリアン・アサンジがわが国の大使館に軟禁状態に置かれてきたことは問題だと思います。スウェーデンの検察当局がようやく始める気になったことは、アサンジが大使館に逃げ込んだその日から行われていてしかるべきでした」とパティニョは言います。

    dailynews date: 
    2015/3/20(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「FBIはどうやってテロリストを作り上げたか」 フロリダの精神病男性を罠にかけた捜査機関

    「FBIはどうやってテロリストを作り上げたか」は、FBIがおとり捜査で情報提供者をどのように使っているかを調査しているジャーナリストのトレバー・アーロンソンがニュースサイト『インターセプト』(The Intercept)で公表した暴露記事の副題です。記事は、2012年はじめにFBIが巧妙に仕組んだおとり捜査の標的にされたサミ・オズマカッチという、精神疾患を抱え、経済的にも不安定な若い男性の話が紹介されています。この捜査では、FBIから報酬を受けている情報提供者が、武器を購入するような金は持っていないオズマカッチを雇い入れました。オズマカッチのいわゆる「殉教宣言ビデオ」に映っている武器は、FBIが提供したものでした。このビデオを取った後、オズマカッチは、車爆弾だと思い込んでいたものを、フロリダ州タンパのバーに運ぶ計画でした。オズマカッチの家族は、FBIなしで彼がこのような計画を思いつくことなど、ありえないと考えています。アーロンソンが入手した会話の録音を起こした文書によれば、FBI捜査官も、オズマカッチは「知能遅れの馬鹿」で、テロリストになるという野心も「単なる幻想でしかなかった」と同意しているようにうかがえます。この文書によれば、オズマカッチが武器の手付金を支払うことができるように、FBIが彼の手に500ドルがわたるように画策しています。

    dailynews date: 
    2015/3/19(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「どんな進歩的政策も」阻止しかねないTPPの締結のためオバマ大統領は貿易促進権限を要求

    オバマ大統領はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の成立に向けて本格的に圧力をかけ始めましたが、連邦議会では民主党の議員たちが、この異論の多い協定の交渉過程が秘密のベールに閉ざされていることを公然と批判しています。米国がラテンアメリカとアジアの11か国と交渉中のこの貿易協定は、、世界経済の40パーセントを占める地域を含むことになります。それにもかかわらず同協定の条項のほとんどが秘密にされています。米政府が同協定に関するブリーフィングを「機密扱い」とした後、コネチカット州選出のローザ・デラウロ下院議員は、この処置を「不必要な秘密主義」と呼び、「もし彼らが言う通りTPPが米国の雇用にプラスになるのであれば、隠すことなど何もないはずです」と語っています。この発言は、ちょうどオバマ大統領が議会に対し、同協定についての審議を円滑にするため、貿易促進権限(ファーストトラック)法案を通すよう求めたのと重なりました。一方、米国労働総同盟産業別組合会議(AFL-CIO)は、貿易促進権限を否決させるため、民主党議員への寄付を一時停止して圧力をかけると発表しています。また、ティーパーティーの後援を受ける一部の共和党議員は、オバマ大統領は信用できないので、過去の大統領に与えられたのと同様の交渉権限を与えるわけにはいかないと主張しています。

    dailynews date: 
    2015/3/19(Thu)
    記事番号: 
    3
  • チュニジア国立博物館での銃乱射で アラブの春発祥の地に緊張がつづく

    チュニジア国立博物館で起こった銃乱射事件で、外国人観光客20人と、チュニジア人2人の計22人が犠牲になりました。負傷者も50人近く出ています。銃で武装した2人の男が、バスから降りてくる観光客に向けて発砲し始め、博物館に逃げ込む彼らを追いかけました。事件が起きたバルドー博物館はチュニジアで最も人気のある観光スポットのひとつで、国会議事堂に隣接しています。犠牲者には日本、イタリア、コロンビア、オーストラリア、フランス、ポーランド、スペイン、イギリスからの来訪者が含まれます。2011年にアラブの春の発祥地となったチュニジアで、ここ数年で最も重大な襲撃事件となりました。近年は数千人のチュニジア人が祖国を離れ、自称「イスラム国」(IS)の一員として戦闘に加わるためにイラクやシリア、リビアに向かっています。今回の襲撃事件を受けチュニジア政府は、「テロは容赦なく撲滅する」と宣言しました。数千人のチュニジア人が今回の乱射事件を非難する街頭行動を行いました。チュニスより、ヒューマン・ライツ・ウォッチのチュニジア事務所長アムナ・グレリに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/3/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ブロキュパイ: ユーロ圏の「緊縮政策の実験」停止を求めてフランクフルトで数千名がデモ

    ドイツのフランクフルトで3月18日、緊縮政策に反対する大規模なデモ「ブロキュパイ」(Blockupy)が行われ、衝突が起こり、数十名の負傷者が出ました。欧州中央銀行(ECB)の新設された本部ビルの前を1万人ほどの群集が行進し、ECBが推進する経済政策が公共支出の大幅削減を強要し、失業増加に拍車をかけることへの反対を表明しました。行進の列をはずれた参加者が警察と衝突し、警官14人とデモ参加者21人が負傷した模様です。「ブロキュパイ」デモに参加したドイツの気候正義活動家タジオ・ミュラーに話を聞きます。

    ☆このニュースは「 学生字幕コンテスト2015」の課題に挙がっています。記事の表題をクリックすると英語版に飛べます。関連の参考動画(字幕付き)は、こちらです→
    左派シリザ党が歴史的勝利 ギリシャが最前線を行く欧州の反緊縮の闘い

    dailynews date: 
    2015/3/19(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 崩壊された家族: 8年間のグアンタナモ拘束から解放された父と息子は いまだに離ればなれ

    グアンタナモで何年も拘束され続けた父と息子が釈放後どうなったか?驚くべき話を検証します。アブドゥル・ナーセル・カントゥマ二と彼の息子ムハンマドは2002年にグアンタナモ刑務所に収容されました。2001年にムハンマドが米国に身柄を拘束された時、彼はまだ10代でした。ムハンマドは2009年に釈放され、ポルトガルに再定住させられました。彼の父は、そのほぼ一年後にアフリカのカーボベルデに再定住させられました。この親子はそれ以来再開することが出来ないでいます。ハーパーズ・マガジン誌の新しい記事に彼らの厳しい試練の様子が書かれています。これはグアンタナモで、彼らが親子であることが彼らに不利に使われたことも含まれています。記事は「尋問者たちは早い段階で、父のアブドゥール・ナーセルが、ムハンマドにとって精神的な「癒し」であることを知り、それを巧みに操ってムハンマドに供述させようとした。ムハンマドが非協力的になると刑罰として彼を別の場所に移した。この親子がお互いの声をもう一度聞けるようになるまでは何年もかかった」と書かれています。この記事、Life After Guantánamo: A Father and Son’s Story(グアンタナモ後の人生:父と息子の物語)を執筆したパーディス・ケブレイに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/3/18(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ネタニヤフがイスラエル総選挙で勝利 人種差別と永続的占拠を誓約 世界はどう対応するか

    ベンヤミン・ネタニヤフがイスラエルの総選挙で予想外の勝利を果たし、首相として4期目を迎えることになりました。ネタニヤフのリクード党はイスラエル議会120席のうち29-30を獲得します。野党のシオニスト連合は24席で第2党に、「アラブ系統一会派」が13席で第3党となりました。ネタニヤフは選挙運動の締めくくりに、パレスチナ国家樹立反対を誓約し、2009年に名目上支持した「2国家共存」を撤回しました。ネタニヤフはまた、非合法のヨルダン川西岸地区入植を拡大することを誓い、投票直前には、アラブ系住民の高い投票率を非難して、支持者に支持を訴えました。最大野党シオニスト連合もまた、将来のパレスチナ国家の地となるヨルダン川西岸地区に、イスラエルの主要入植地を維持するという公約を掲げました。リクード党によればネタニヤフは、今後数週間に新政権を結成するという事です。すでに、いくつかの右翼政党との協議が進行しています。本日はこの選挙について2人のゲスト、イスラエル議会のアラブ人議員で「アラブ系統一会派」の一つであるバラド党の議長のジャマル・ザハルカと、イスラエルのハアレツ紙の占領下パレスチナの特派員アミラ・ハスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/3/18(Wed)
    記事番号: 
    2

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