デイリーニュース

  • 反対する戦争を逃れ タリバンに拘束され非人道的扱いを受けたボウ・バーグダール 脱走の罪で告発される

    米軍はボウ・バーグダール軍曹を脱走の罪と敵前不正行為の罪で告発しました。バーグダールは2009年、アフガニスタンの陸軍基地を離れた後、タリバンに5年間拘束されました。当初、軍の報告書は、バーグダールは自らの意志で基地を離れた可能性が高いとしながらも、米軍の職務を完全に放棄するつもりがあったかを明らかにするには至りませんでした。タリバンによる拘束中、バーグダールは殴られ、拷問にかけられ、約12回逃走を試みた後、檻に閉じ込められたと語っています。2014年、バーグダールは、タリバン戦闘員5名と引き換えに解放されました。今回有罪となった場合、終身刑となる可能性があります。2008年11月から09年8月までアフガニスタンで従軍したブロック・マッキントッシュに話を聞きます。マッキントッシュは良心的兵役拒否ステータスを申し出、14年5月に除隊となりました。

    dailynews date: 
    2015/3/26(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 終わりなき戦争:米はティクリート空爆開始しアフガニスタン撤退を遅延 一方「対テロ戦争」犠牲者数は130万人に

    米国がイラクの都市ティクリートの空爆を開始、またアフガニスタンからの撤退を再度遅延する一方、新たな報告書でイラク戦争で約100万人が犠牲になったことが明らかになりました。ノーベルを受賞した「核戦争防止国際医師会議」(International

    dailynews date: 
    2015/3/26(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「移民を抑制するための拘留は違法」との裁決をよそに 民間経営による 移民家族用の拘置所が増加 

    オバマ政権は、「大量移民を抑制する目的で母親と子供たちを抑留することは違法である」との裁判官の命令にもかかわらず、物議を醸す母子拘留を引き続き行っています。去年の夏から、生後数か月の乳児を含む子供たちを連れた何千人もの中米の女性が、難民としての庇護を求め米国に渡りました。その多くは、暴力的な迫害を受け、後に「恐怖に信頼性」があるため難民となる資格があると認定されています。それにも関わらず、彼らは施設に収容され拘留されて退去させられるまで、自由の身になることはほぼありません。先月連邦判事が、移民の入国を阻止しようと難民を拘留するオバマ政権の方針は違法であるという判決を出し、出入国管理局にこれらの女性と子供たちを解放し始めるよう命令を出しました。それ以来、多くの家族が保釈金を払い釈放されましたが、中にはそれが払えず拘留されたままの家族もいます。彼らは、テキサス州南部にある民間刑務所会社が運営する2つの新しい抑留施設の一つに拘束されています。本日はデモクラシー・ナウ!のプロデューサー、ルネ・フェルツが現場で取材したレポートを放送します。レポートの中で彼女は最近釈放されたばかりの母親と息子にもインタビューしています。またテキサス大学法科大学院の移民クリニック元院長のバーバラ・ハインズにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/3/25(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ソンミ村再考: 虐殺から47年 セイモア・ハーシュ 彼が暴露した米軍による大虐殺の現場を訪れる

    ベトナムへの米国の地上侵攻が始まってから50年、本日は米軍兵士が何百人もの住民を虐殺した1968年のソンミ村虐殺事件を再考します。ジャーナリストのセイモア・ハーシュはこの虐殺とその後のもみ消し工作を暴露してピューリツァー賞を受賞しましたが、実際その現場を訪れたことはありませんでした。この暴露記事は帰還した兵士への米国内でのインタビューを基に書かれたからです。虐殺から47年、彼は旧ソンミ村(英語名:ミライ, 現ティンケ村)を初めて訪れ、ザ・ニューヨーカー誌に"The Scene of the Crime: A Reporter’s Journey to My Lai and the Secrets of the Past" (犯行現場:ソンミ村と過去の秘密への記者の旅)という最新記事を掲載しました。50年近く前、どのようにこの虐殺を暴露したか、そしてソンミ村を初めて訪れた感想をハーシュに語ってもらいます。

    dailynews date: 
    2015/3/25(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 米政府憤慨、ネタニヤフとの対立を宣言 しかし占領に対する米国の重要な支援を終わらせるつもりはあるのか?

    米政府は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフが2国家共存案を否定したことを受け、対イスラエル政策を見直すと発表しています。ネタニヤフが自分が在任中はパレスチナ国家樹立はないと誓ったこと、また支持者に対しアラブ系住民の投票率が高いことに対する警戒を促したことに対し、米政府当局者はネタニヤフをあからさまに批判しました。ネタニヤフは自らの発言を撤回しようとしていますが、米当局者らは、国連安全保障理事会での反イスラエル的な決議案に対する拒否権を発動しないことも含めた手段を講じる可能性を示唆しています。ネタニヤフの発言をめぐる議論の背景には、ネタニヤフがすでに展開している、イランとの核協議を頓挫させようとする試みをめぐる緊張があります。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、ネタニヤフの妨害活動はいまや米国とイランの協議に対するイスラエルのスパイ行為と、米議会の共和党員らへの機密情報の譲渡に及んでいるといいます。ほころびた関係と、米国による懲罰行動についての発言にも関わらず、米政府は占領に対する米国の長年の支援を終わらせる用意があるのかどうかというのが今後問われるところです。米政府関係者は、イスラエルに対する米国の軍事援助費の数十億ドルは今後も変わらないことを断言しています。3人のゲストから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/3/24(Tue)
    記事番号: 
    3
  • イラク政府のISISとの容赦なき戦いの裏側:混乱する米侵攻後のイラクを支配する武装集団

    「2014年秋のムハッラム(イスラム歴の新年)の聖月の間にバグダッドにある内務省を見た人は、イラクの国教は隣国のイランと同様に、イスラム教シーア派だと考えても無理はないでしょう」と、ジャーナリストのマシュー・エイキンスはローリングストーン誌の彼の最新記事Inside Baghdad’s Brutal Battle Against ISIS(『イラク政府のISISとの容赦なき戦いの裏側』)の中で書いています。エイキンスにイラクにおける武装集団の台頭と、2003年の米国による侵攻後、数年にわたって国土を荒廃させた派閥闘争の再燃について話を聞きます。アフガニスタンでも幅広く取材しているエイキンスに、アフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領による米政府の訪問についても話を聞きます。「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」のイラク調査員であるエリン・エバースからも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/3/24(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 解放して破壊する:イラクのシーア派武装集団、スンニ派の村を略奪し焼き尽くした疑い

    新たな報告によると、イラクのシーア派の武装集団がスンニ派の村全域を「イスラム国」(ISIS)の支配から解放した後で焼き尽くしました。この報告は、イラク軍とイランが支援するシーア派の武装集団が、ISISからティクリートを奪還するための戦い4週目に入る中で伝えられました。イラクの町アメルリから報告する「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(HRW)の映像を放送し、HRWのイラク調査員であるエリン・エバースから話を聞きます。彼女はHRWの新たな報告書After Liberation Came Destruction: Iraqi Militias and the Aftermath of Amerli(『解放の後の破壊:イラクの武装集団とアメルリのその後』)を共同執筆しました。

    dailynews date: 
    2015/3/24(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ダニー・シェクター追悼:アパルトヘイト下の南アフリカ、オキュパイ運動、キッシンジャーを取材したメディア先駆者

    先週すい臓がんで72歳で亡くなった、先駆的な著述家で映画制作者、メディア改革活動家のダニー・シェクターの親しい同僚であり友人の2人に話を聞き、シェクターのキャリアにおけるさまざまな時期からの抜粋を放送します。シェクターはあるインタビューで、1970年にボストンのWBCNラジオで「ニュース解剖学者」としてキャリアをスタートさせてノーム・チョムスキーらのファンを獲得した経緯について語っています。シェクターはその後、ABCテレビ「20/20」のプロデューサーとなりそこでエミー賞を2度獲得し、発足時のCNNでもプロデューサーを務めました。The More You Watch, the Less You Know (『見れば見るほど無知に陥る』)をはじめ、著作は12冊にのぼります。また彼は、南アフリカのアパルトヘイトに反対する活動家、ジャーナリストとして第一人者で、ネルソン・マンデラについて6本のドキュメンタリーをつくるため企業ジャーナリストの世界を去り、画期的なテレビシリーズ「南アメリカ・ナウ」を製作しました。「南アメリカ・ナウ」は1980年代後半から1990年代初頭にかけて150局の公共放送局で放送されました。本日は、イェール大学によって最近デジタル化されたこのテレビ番組の一部をお送りします。

    dailynews date: 
    2015/3/23(Mon)
    記事番号: 
    2
  • イエメンの危機:米国が無人機基地を閉鎖して部隊撤退 国連は内戦を警告

    米国は、イエメンでの「効果的な」対テロ対策モデルを大いに宣伝した後、対アルカイダの無人機作戦の鍵とみられていた軍事基地から、特殊部隊100人を含む残りの人員全てを退避させました。これは、政府軍とフーシ(シーア派反政府組織)の衝突が激化し、イスラム国が犯行声明を出した2つのモスクで数十人の礼拝者が死亡した攻撃が行われた中で起きました。国連は、イエメンで「イラク・リビア・シリア」タイプの内戦が起きる寸前だと警告しています。本日は、ロンドンのタイムズ紙のイエメン特派員としてサヌアを4年間拠点にしていたジャーナリストのアイオナ・クレイグに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/3/23(Mon)
    記事番号: 
    1
  • エクソンモービルへの贈り物?100年の汚染の除去をめぐる和解案でニュージャージー州知事に非難ごうごう

    ニュージャージー州上院は、共和党のクリス・クリスティ知事がエクソンモービル社と交わした2億2500万ドルの和解案に対し、巨大石油企業に数十億ドルを節約させたとして非難する投票を行いました。ニュージャージー州はエクソンモービル社の2カ所の石油精製所での汚染をめぐる訴訟で、当社は89億ドルの賠償を求めていましたが、やがてこっそり、その3%にも満たない額で手を打つことに決めていたのです。州議会は16日、この取り決めは「はなはだしく不適切で、不十分で、間違っている」として、判事に却下を求めました。NPR(全国公共ラジオ)のニューアーク局(WBGO)の政治分析・調査レポーターで、Salon(『サロン』)、City and State (『市と州』)、WhoWhatWhyにもよく寄稿するボブ・ヘネリーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/3/20(Fri)
    記事番号: 
    4

Pages