デイリーニュース

  • ニディア・ベラスケス下院議員:オスカー・ロペス・リベラ釈放に向けてプエルトリコ系米国人が党派を超え結集

    6月ニューヨーク市で、長年のプエルトリコ独立の闘士を釈放するようオバマ大統領に求める集会が開かれました。オスカー・ロペス・リベラは1981年、プエルトリコをめぐる活動において、米国当局に対して暴力を行使する陰謀を扇動したとして、連邦法違反で有罪判決を受けました。また、彼はプエルトリコ民族解放軍(FALN)のメンバーであるとして告発されました。FALNは、プエルトリコが植民地状態に置かれていることへの注意を喚起するため、100回以上爆破事件を起こしたことを宣言しているグループです。1999年にビル・クリントン大統領はFALNのメンバー16名の減刑を行いましたが、ロペスはその中に2人の同志活動家が含まれていなかったことに抗議して減刑を拒否しました。この2人の活動家はその後釈放されました。2015年にロペスの刑務所暮らしは34年目を迎えます。釈放予定は2027年とされています。ニューヨーク州選出の民主党連邦下院議員であり、初のプエルトリコ系女性連邦議員であるニディア・ベラスケスに、ロペスの件で話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/1(Wed)
    記事番号: 
    2
  • プエルトリコは米国のギリシャか?多額の債務を抱え破産救済を求める米国自治領

    ギリシャに続き、プエルトリコがデフォルト(債務不履行)の危機に直面しています。プエルトリコ政府とプエルトリコ電力公社は総額730億ドルを超える債務のうち、7月1日に支払期限が来る10億ドル超の返済をすることが出来ないと発表しました。プエルトリコは、失業率が全米の2倍を超え、貧困率が米国の最貧州の2倍以上となっている上、医療制度も崩壊寸前です。ニューヨーク州選出の民主党下院議員で初のプエルトリコ系女性連邦議員でもあるニディア・ベラスケスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/1(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 100歳を迎える革命家:伝説的な活動家でまとめ役、グレース・リー・ボッグズが100歳に

    伝説的な活動家で、デトロイトを拠点とする地域社会運動のまとめ役、グレース・リー・ボッグズの100歳の誕生日を記念して、番組の一部を彼女に捧げましょう。ドキュメンタリー、American Revolutionary: The Evolution of Grace Lee Boggs(『アメリカの革命:グレース・リー・ボッグズの進化』)の中から抜粋を放送するとともに、公民権運動、ブラック・パワー、労働、環境正義、フェミニスト運動など70年間にわたるボッグズの活動について2008年にデモクラシー・ナウ!がおこなったインタビューを再放送します。

    dailynews date: 
    2015/6/30(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 飢餓が警告される中、終わりのない紛争に閉じ込められたイエメン市民

    国連の潘基文事務総長は、サウジ同盟がイエメンにある国連の複合施設を空爆したことについて徹底調査を求めています。南部の都市アデンにある国連開発計画の事務所が6月28日に空爆され、1人の守衛が負傷しました。イエメンでの人道的危機が高まる中、国連は同国は飢餓寸前と警告しています。最近イエメンを取材した、デモクラシー・ナウ!の通信員シャリフ・アブドゥル・クドゥースから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/30(Tue)
    記事番号: 
    4
  • イスラム保守派大量投獄の背後にいた検事総長殺害で高まるエジプトの権力闘争

    エジプトの検事総長がカイロで爆弾攻撃によって殺害されました。ヒシャム・バラカトは6月29日、出勤途中に自宅の外の彼の車の隣で遠隔操作爆弾が爆発した後に搬送された病院で亡くなりました。この爆発で他に8人が負傷しました。バラカトは、2013年のムハンマド・モルシ大統領の追放後に数千人のイスラム保守派を裁判にかけたことで、武装勢力の標的になっていました。カイロを拠点とするデモクラシー・ナウ!の通信員シャリフ・アブドゥル・クゥドースから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/30(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 歴史的なイランの核交渉 協議最終段階、予断許さず

    6月30日は、イランと世界の主要6カ国によるイランの核計画の抑制をめぐる包括的合意の期限です。イランは外交的な打開に最後の一押しをくわえるべくウィーンに2人の高官を送りましたが、交渉は延長される見込みです。意見の大きな相違点としては、国際査察の受け入れ範囲や協議の最終年におけるイランの核活動などがあります。交渉団はまた、制裁解除のタイミングとイラン政府による核研究の範囲を決めようとしています。過去7年間CNNインターナショナルのためにイランで取材しているジャーナリストのレーザ・サヤから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/30(Tue)
    記事番号: 
    2
  • デフォルトに向かうギリシャ さらなる緊縮についての核心的国民投票実施へ

    欧州からの新たな救済の鍵を握る国民投票を前に、数万人のギリシャ人がさらなる緊縮に反対する抗議行動を行っています。このデモは、ギリシャが6月30日の米国東部時間の午後6時の期限までに18億ドルの借款を返済できないことを認め、同国の金融危機が深まり、ユーロ圏からの離脱が懸念される中で行われています。ギリシャでは7月5日の日曜日に、新たな借款と引き換えに予算削減と増税という緊縮提案を受け入れるかどうかについて投票を行う予定です。ギリシャのアレクシス・チプラス首相は、この提案は降伏だとして、「ノー」と投票することを求めています。ニューヨーク市立大学のニューヨーク・シティ・カレッジ・オブ・テクノロジーの社会学教授で、Remaking Scarcity: From Capitalist Inefficiency to Economic Democracy(『欠乏の再定義:効率の悪い資本主義から経済的民主主義へ』)の著者であるコスタス・パナヨタキスから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/30(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「旗は今日降ろされる」:サウスカロライナ州議事堂の南部連合旗を取り外したブリー・ニューサム

    30歳のアフリカ系アメリカ人女性のブリー・ニューサムは27日、州議事堂の約9メートルの旗竿に登り、南部連合旗を取り外して逮捕されました。警察官が降りるよう叫ぶ間、ブリー・ニューサムは竿の頂上までよじ登り、旗を手でつかむとこう言いました。「あなたが増悪と抑圧と暴力を以て私を攻撃するなら、私は神の名を以てあなたと対決する。今日、この旗は降ろされる」。そして主の祈りと詩編第27編を唱えながら南部連合旗を降ろしました。地上に下りるとすぐ、ニューサムは下で見守っていたジェームス・タイソンと共に逮捕されました。この様子はネット上で広まり、世界中で視聴されました。ニューサムが連行された拘置所から、彼女の支持者に話を聞きます。南部連合旗はニューサムが外した1時間後に戻されました。州議事堂で27日デモを行っていた南部連合旗の支持者と、それに抗議するために集まった人々の双方に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/29(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 同性婚の勝利後もLGBTQ活動家は偏見からの保護と見落とされたトランスジェンダー問題に取り組む

    連邦最高裁が結婚の平等に歴史的判断を下したのを受けて、LGBTQ運動のリーダー達は連邦・州・地方の法的保護を雇用や住宅および商業分野に広げることに焦点を移しています。性的指向に基づく差別を禁止しているのは現在22州にとどまり、同性愛者に対する反差別法は全国的に一貫性と平等性に欠けるものとなっています。「人権キャンペーン」では現在、1964年の公民権法に基づき、全ての性的指向とジェンダー・アイデンティティーに対する連邦保護の拡大を提唱しています。その一方LGBTQ草の根運動の活動家達は全国規模の組織に対し、他の問題にも注意と資源を向けることを呼びかけています。その中には、ゲイとレズビアンの難民や庇護希望者、家族によって家を追い出されホームレスとなった若者の苦難、非常に高い割合でトランスジェンダーの人々が経験する暴力など様々な問題が含まれています。ホワイトハウスのイベントで「強制送還をやめて!」と叫んでオバマ大統領の発言を中断し、全米で報道されたトランスジェンダー活動家ジェニセット・グティエレスに話を聞きます。グティエレスは在留資格のないメキシコ出身の移民です。移民政策の議論で考慮されることの少ないLGBTQ移民のために設立された「ファミリア:トランス・クィア解放運動」(Familia: TQLM)の創設メンバーでもあります。

    dailynews date: 
    2015/6/29(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 愛が勝つ 長年の闘争を経て結婚の平等は「国の法」となる

    米連邦最高裁が全50州においてLGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア)カップルに「基本的な婚姻の権利」を認めたのを受け、先週末、全米で同性カップルの結婚式が行われました。この歴史的な判決によって、残る14州が施行する同性婚禁止には終止符が打たれます。判決の影響を受けるカップルは数万組に上ります。判決の多数意見を支持したアンソニー・ケネディー判事は「結婚に対する理解の変遷は、自由が持つ新たな側面を新しい世代に明らかにしていく国の特徴だ」と述べ、「国家がゲイとレズビアンの人々を社会の中心的制度から閉め出すことは、国家としてかれらを貶めることだ」と付け加えました。先週末には各地でゲイプライドの祝典が行われ、同性婚の支持者達がLGBTの権利の為にやるべきことはまだあると強調しました。同性婚に関する最高裁訴訟で原告となった二組のゲストに話を聞きます。エープリル・デボアーとジェイン・ラウズはミシガン州の裁判でお互いの子供を養子にする権利を勝ち取りました。マーク・ソロモンはFreedom to Marry(結婚する自由)の全国キャンペーンの代表です。

    dailynews date: 
    2015/6/29(Mon)
    記事番号: 
    1

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