デイリーニュース

  • 新たに公開されたダッシュカムの映像で カリフォルニア警官が両手を上げた非武装の男性に発砲

    カリフォルニア州ガーデナ市と報道機関による2年にわたる訴訟合戦の末、地元警官が非武装の男性に向かって発砲する場面を記録したダッシュカムの映像の公開を、連邦判事が命令しました。7月14日に公開された動画では、警官がリカルド・ディアス=ゼフェリーノと他の2人の男性に手を上げるように命令していました。彼らは従いました。ディアス=ゼフェリーノはあげていた手を数回さげ、帽子を脱ぎました。友人によると彼は、自転車泥棒の嫌疑をかけてきた警官に対し、自分たちは弟の盗まれた自転車を探すために道路にいたのだと説明しようとしていたそうです。警官3人が発砲し、銃弾8発を受けて彼は死亡しました。警官たちは、もうひとりの男性にも怪我を負わせました。ガーデナ市は被害者の遺族による民事訴訟の和解金として4700万ドルを支払いましたが、ダッシュカム映像の公開は拒んできました。14日の判決で、ステファン・ウィルソン判事は、この映像を一般に公開することは公益に資するとしています。ガーデナ市はこれを受けて第9米巡回控訴裁判所に抗告請求を出し、ビデオの公開は一時差し止めになっていました。しかし、このビデオは急速にインターネットで拡散し、誰でも閲覧できるようになっていました。

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    2015/7/17(Fri)
    記事番号: 
    3
  • テキサスの刑務所で #BlackLivesMatter の活動家サンドラ・ブランドが不審死 怒りの声が広がる

    先週金曜日(10日)、テキサス州ウォーラー郡で、仕事の面接から家に帰るところだったアフリカ系アメリカ人の女性が、警官に呼び止められました。彼女は誤った車線変更のウィンカーを出していたとみられます。2日後、この女性、サンドラ・ブランドは独房で死亡しているのを発見されました。彼女が逮捕された際に第三者によって録画されていた動画には、ブランドが警官に頭を地面に叩きつけられ、叫んでいるところが映っていました。警察によると、サンドラ・ブランドは「公務執行妨害」の罪に問われ、収監されていたそうです。ブランドは13日に、警察の発表によると、「独房の中で、おそらく自らを窒息させた結果、呼吸停止の状態で発見され」ました。この発表を行ったのはウォーラー郡保安官グレン・スミスです。そうした中で、スミス保安官は前職のテキサス州ヘムステッド警察本部長の地位を、人種差別主義者という告発によって解雇されたという報道がありました。ブランドの友人や遺族は、「ブランドが首をつって自殺するなんて考えられない」として、スミス保安官による説明に異議を唱えています。サンドラ・ブランドの死に関する回答を要求する声があふれ、ソーシャル・メディアは炎上しています。ハッシュタグ#SandraBlandはツイッターのトレンド入りし、注目の話題としてエミー賞を若干上回っています。

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    2015/7/17(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 麻薬戦争は社会的少数者に対する戦争:オバマ大統領によって釈放された元エルリーノ受刑者が語る

    オバマ大統領は16日、オクラホマ州エルリノにある連邦矯正施設を視察しました。連邦刑務所を訪問した米国の現職大統領は初めてです。警備ゲートをいくつも通った後、オバマ大統領は9×10フィート(約3メートル四方)の独房の中に入り、薬物更生再発防止プログラムを受けている受刑者を収容している独房棟Bと呼ばれる場所を通りました。また、彼は、非暴力の薬物犯罪を犯した6人と45分間話をし、これについて視察後に記者会見で言及していました。オバマ大統領のエルリノ連邦刑務所訪問は、過剰収容を終わらせるための広範囲な超党派による後押しの中で行われました。大統領は13日の月曜日、軽度の薬物犯罪者の刑を減刑しました。彼らの多くは、今からお迎えするゲストのジェイソン・ヘルナンデス氏と同じような経験を持っています。彼は、わずか15歳で始めた薬物取引犯罪への加担によって、1998年に仮釈放なしの終身刑の判決を受けました。彼は、2013年12月19日にオバマ大統領によって減刑された8人の受刑者のうちの1人です。

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    2015/7/17(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 救済措置と引き換えの厳しい緊縮策をギリシャ議会が可決 国会前で激しいデモ

    ギリシャでは7月15日、欧州連合(EU)からの3度目となる緊急援助と引き換えに新たな緊縮策を課すという法案を議会が可決する中、激しい抗議デモが行わました。ギリシャのアレクシス・チプラス首相は、229対64で国会での可決を勝ち取りました。しかし首相が率いる急進左派連合(Syriza)の、ヤニス・バルファキス元財相を含む議員32人はこの法案に反対票を投じました。議会が承認した緊縮策は、数日前、国民投票で拒否された案とほぼ同じで、940億ドルの緊急支援と引き換えに、定年年齢の引き上げ、増税、公共支出の削減、年金支給額の調整および団体交渉改革を含む改革案です。今回の採決は、アテネ各地で労働者のストライキ、平和的行進、そして暴徒化したデモ隊が治安部隊と衝突する中、行われました。ギリシャから、社会学者で翻訳者、そして活動家として緊縮策へ抗議する草の根運動に参加してきたシオドロス・カリオテスに最新の状況について話を聞きます。

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    2015/7/16(Thu)
    記事番号: 
    3
  • テキサス州で移民の集団埋葬地が発見されるも 当局は違法性はなしと判断

    メキシコとの国境より数マイルの米国領土内で、移民の遺体が集団で埋葬されているのが発見されましたが、テキサス州当局は不正行為が行われた「証拠はない」としています。遺体はテキサス州ブルックス郡ファルフュリアスのチェックポイント周辺の砂漠から集められました。この埋葬地は、2014年11月に、天気チャンネル「ウェザー・チャンネル」が、米国のスペイン語テレビ局「テレムンド」および「調査報道基金」(Investigative Fund)と共同制作したドキュメンタリーで、その存在を明らかにしたことで、捜査が開始されました。同作の報告では、移民の多くが国境を超え米国内で、緊急電話に国境監視員が応答するのを待つ間に死亡したことも明らかになっています。蔓延する違法行為を発見したジョン・カルロス・フレイ記者に話を聞きます。

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    2015/7/16(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 元イラン大使: 今回のイラン核協議での合意は 軍事化および兵器化への道を閉ざす手本だ

    オバマ大統領は、イランの核開発プログラム抑制に向けた世界的合意で、同政権が宥和政策を取ったとの批判に対し反論しました。7月14日の合意で、イランは現在保有する低濃縮ウランを98パーセント減らし、遠心分離器の数を3分の1まで減らすことになりました。それと引き換えに、イランの経済に打撃を与え、不安定な食料品の供給と、医薬品不足の原因である国際的経済制裁が緩和されます。米議会には、この合意を審理するため60日が与えられています。「この合意は、イラン核開発プログラムの軍事化および兵器化への道を完全に閉ざします」と、元イラン大使で元核問題交渉人を務めたサイード・ホセイン・ムサビアンは言います。「中東地域の反対派が、同地域の全ての国でイラン合意をモデルとして使う。これが核兵器無き中東を実現する唯一の方法です。」 ムサヴィアンは現在、プリンストン大学ウッドロー・ウィルソン国内国際問題大学院の準研究員です。

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    2015/7/16(Thu)
    記事番号: 
    1
  • PETA:動物愛護団体に潜入し蜂起を呼び掛けたシーワールドの従業員

    「動物の倫理的扱いを求める人々の会」(PETA)は人気の水族館テーマパークの「シーワールド」が動物擁護者を装った従業員を同団体に潜入させたとして告発しています。PETAによると、この従業員は同団体が主催したシーワールドに対する数多くの反対運動に参加し、パサデナで開催された2014年のローズパレードでの反対運動では、他の活動家と共に逮捕されました。ツイッターに掲載された1枚の写真には、逮捕された活動家たちと一緒に警察の車内にいる従業員が写っています。本名はポール・マッコームですが、PETAの活動家たちの間では、トーマス・ジョーンズという名で通っていました。彼はその日に逮捕された他の活動家とは別扱いを受け、罪状もなく釈放され、その名前は逮捕者リストにも載りませんでした。PETAによると、マッコームはソーシャルメディアを頻繁に利用し、「怒りをこめて立ち上がれ」 「シーワールドを焼き払え」などと書き込み、他の活動家たちをけしかけようとしていました。

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    2015/7/15(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 異例の組み合わせ: コーク兄弟とバン・ジョーンズが大量投獄に終止符を打つために手を組むのは何故か

    今週、オバマ大統領は米刑事司法制度の大掛かりな改革に着手しました。13日にオバマ大統領は、暴力行為が絡まない麻薬犯罪で終身刑などを含む極度に厳しい判決を受けた46人の男女を減刑しました。16日には、現職の大統領としては初めて連邦刑務所を訪れます。14日、オバマ大統領は全米黒人地位向上協会(NAACP)の年次総会での演説で、刑事司法制度の「破綻したシステム」について述べました。演説の中で、オバマ大統領は、コーク兄弟やバン・ジョーンズなどの名をあげ、左派と右派が一緒になっての刑事司法改革に向けたキャンペーンを「異例の組み合わせ」と賞賛しました。オバマ政権の元「環境関連雇用」顧問だったバン・ジョーンズ、コーク・インダストリーズの上級副社長兼法務顧問で、チャールズ・コーク社長側近の顧問のマーク・ホールデンに話を聞きます。シャカ・センゴールにも登場して貰います。彼は1991年にある人物を殺害し、19歳の時から19年間投獄され、そのうち7年間は独居房に入れられました。彼は、自らの経験を用い、若者による暴力の原因を理解するよう人々に訴える活動を行っています。

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    2015/7/15(Wed)
    記事番号: 
    2
  • フアン・ゴンザレス:マーティン・オマリー 2016年米大統領選に向けて大幅な移民改革案を打ち出す

    14日、元メリーランド州知事で民主党大統領候補者のマーティン・オマリーは、オバマ政権を超えて行政権を行使し、米国内にいる在留資格のない移民1100万人を支援すると公約しました。オマリーの計画は国外退去処分の一時的延期措置を拡大し、国外退去処分の執行を待って拘置状態に置かれる人の数を大幅に減少させるというものです。フアン・ゴンザレスは14日にオマリーに会い、彼の計画について聞きました。

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    2015/7/15(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「人生の再チャンス」:2014年に恩赦を受けた男が語るオバマによる薬物犯罪者への46件の新たな減刑

    米政府が新たに推進する超党派の刑務所改革についての特集で本日の番組を締めくくります今回は特に非暴力の犯罪に対する刑罰の減刑を取り上げます。オバマ大統領は7月9日、仮釈放無し終身刑を言い渡された14人を含む46人の囚人に恩赦を与えました。この減刑の対象者の多くはクラック・コカイン関係の犯罪者で、その中には84歳のアフリカ系米国人やアメリカンフットボールチーム、デンバー・ブロンコスのワイド・レシーバー、デマリアス・トーマスの母親も含まれています。オバマ大統領はこれまでに89件の減刑をおこない、そのなかには2015年の初めの22人、2014年の8人の麻薬犯罪者の釈放が含まれています。オバマは7月14日に行われる全米黒人地位向上協会(NAACP)の年次総会での演説で、刑事司法制度のさらなる公平性を呼びかけると見られています。オバマは7月16日に、連邦刑務所を訪問する初の大統領として、オクラホマ州のエルレノ施設を視察する予定です。「クレメンシー・プロジェクト2014」(Clemency Project 2014)の代表シンシア・ローズベリーと、クラックを売ったことで終身刑を言い渡されながら2014年に恩赦を受けて釈放されたレイノルズ・ウインタースミスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/14(Tue)
    記事番号: 
    5

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