デイリーニュース

  • 米南部で黒人教会が連続で火災に チャールストン銃乱射事件後も白人史上主義者による攻撃は続くのか

    米連邦捜査局(FBI)は、7日間で7軒のアフリカ系アメリカ人教会が火災にあった事件の捜査に乗り出しました。これまでのところ、これらの火事でヘイト・クライムと認定されたものは一件もありませんが、捜査官によれば少なくとも3件は放火だったといいます。1件目の火災は、チャールストン銃乱射事件数日後の6月21日に発生し、以来テネシー、ジョージア、ノースカロライナ、サウスカロライナ、フロリダ、オハイオの6つの州でおこっています。最近のこれら教会焼失事件を追う「南部貧民救済法施行機関」代表のリチャード・コーエンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/2(Thu)
    記事番号: 
    3
  • フランスが児童性的虐待で兵士を停職処分 欧米平和維持軍の刑事免責に国連はメスを入れるか

    保護を目的に派兵された国々での、西側の軍兵士による新たな児童性的虐待疑惑として、フランスはブルキナファソで子ども2人に性的虐待を行った疑いのある兵士2人を停職処分にしました。報道によれば兵士らは、被害者の一人である5歳の少女を虐待している場面を自ら撮影していました。今回のフランス軍兵士の停職処分の数週間前には、中央アフリカ共和国でフランス軍による児童の性的搾取の疑いがあったにもかかわらず、国連が調査を行わなかったことが明るみに出ました。この問題が国連の上級職員に知らされた後も、国連はフランス当局に通報もせず、虐待をただちに止めるための対策も行いませんでした。近日公開予定の国連内部監査部の報告書は、平和維持軍兵士が頻繁に「性行為を条件にした取り引き」を行い、貧困に喘ぐ市民に対し、食料品や医薬品と引き換えに性行為を強要していると述べています。エイズ・フリー・ワールドの共同代表ポーラ・ドノバンに話を聞きます。同グループは、国連の軍および文民の平和維持活動要員による性的搾取や虐待の防止を求める「コード・ブルー」運動を開始しました。

    dailynews date: 
    2015/7/2(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「新たな1章」:米とキューバが大使館の再開と国交回復を発表 半世紀を経て

    半世紀を経て、米国とキューバが双方の首都での大使館の再開と、国交を正式に回復させることを発表しました。ジョン・ケリー国務長官はハバナに赴き、米大使館再開に立ち会います。キューバ政府は声明で、貿易制裁の解除、グアンタナモ湾米海軍基地の返還、そして米国が支援する「転覆と内乱」を目的としたプログラムが停止されない限り、米国との関係は正常化されないと述べています。しかしオバマ大統領への7月1日付けの書簡でキューバのラウル・カストロ国家評議会議長は、既に多大な進歩があることを認め、7月中に常設の在外公館を再開することを確認しました。Back Channel to Cuba: The Hidden History of Negotiations between Washington and Havana(『キューバへの裏ルート――ワシントンとハバナの隠された交渉史』)の著者ピーター・コーンブルーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/2(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ニュージャージー州知事クリス・クリスティ 地元州での経済混乱を抱えつつも共和党大統領候補に出馬

    ニュージャージ州知事2期目のクリス・クリスティは、共和党の大統領候補指名を求め出馬すると公式に発表しました。「歯に衣きせぬ発言」を公約し過去の実績を宣伝しています。今後数ヶ月、クリスティは昨年の「ブリッジゲート」と呼ばれるスキャンダルで損なわれたイメージの修復に努めることになりそうです。この事件は、クリスティ知事再選に支持を表明しなかった民主党系のニュージャージー市長に対する報復措置として、橋の一部を閉鎖し大渋滞を引き起こしたとして批判されています。しかし知事は、橋の閉鎖について一切関知していなかったとしています。一方、地元ニュージャージ州でのクリスティの支持率は、一連の信用格下げと雇用の伸び悩みで更に低下しています。政治アナリストでニューアークのWBGOの調査レポーター、Salonの定期寄稿者でもあるボブ・ヘネリーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/1(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 米最高裁 結婚の平等とオバマケア支持の判決後 中絶・汚染・死刑執行問題に関してはミックス

    同性婚を全米で合法化し、医療費負担適正化法(Affordable Care Act)の主要条項は合法だとする判決を下したばかりの米連邦最高裁が今週、中絶へのアクセス、大気汚染、死刑執行、選挙に関して、今期最後の判決を下しました。本日は、ニュースブログThinkProgress の司法エディターでInjustices: The Supreme Court’s History of Comforting the Comfortable and Afflicting the Afflicted (『不正義:米最高裁の裕福な者たちに安らぎを与え、苦しむ人々を苦しめる歴史』の著者イアン・ミルハイザーと共にこれらの判決を検討し、今期判決が保留にされたアファーマティブ・アクション(差別是正措置)と労働組合費について論じます。

    dailynews date: 
    2015/7/1(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ニディア・ベラスケス下院議員:オスカー・ロペス・リベラ釈放に向けてプエルトリコ系米国人が党派を超え結集

    6月ニューヨーク市で、長年のプエルトリコ独立の闘士を釈放するようオバマ大統領に求める集会が開かれました。オスカー・ロペス・リベラは1981年、プエルトリコをめぐる活動において、米国当局に対して暴力を行使する陰謀を扇動したとして、連邦法違反で有罪判決を受けました。また、彼はプエルトリコ民族解放軍(FALN)のメンバーであるとして告発されました。FALNは、プエルトリコが植民地状態に置かれていることへの注意を喚起するため、100回以上爆破事件を起こしたことを宣言しているグループです。1999年にビル・クリントン大統領はFALNのメンバー16名の減刑を行いましたが、ロペスはその中に2人の同志活動家が含まれていなかったことに抗議して減刑を拒否しました。この2人の活動家はその後釈放されました。2015年にロペスの刑務所暮らしは34年目を迎えます。釈放予定は2027年とされています。ニューヨーク州選出の民主党連邦下院議員であり、初のプエルトリコ系女性連邦議員であるニディア・ベラスケスに、ロペスの件で話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/1(Wed)
    記事番号: 
    2
  • プエルトリコは米国のギリシャか?多額の債務を抱え破産救済を求める米国自治領

    ギリシャに続き、プエルトリコがデフォルト(債務不履行)の危機に直面しています。プエルトリコ政府とプエルトリコ電力公社は総額730億ドルを超える債務のうち、7月1日に支払期限が来る10億ドル超の返済をすることが出来ないと発表しました。プエルトリコは、失業率が全米の2倍を超え、貧困率が米国の最貧州の2倍以上となっている上、医療制度も崩壊寸前です。ニューヨーク州選出の民主党下院議員で初のプエルトリコ系女性連邦議員でもあるニディア・ベラスケスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/1(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 100歳を迎える革命家:伝説的な活動家でまとめ役、グレース・リー・ボッグズが100歳に

    伝説的な活動家で、デトロイトを拠点とする地域社会運動のまとめ役、グレース・リー・ボッグズの100歳の誕生日を記念して、番組の一部を彼女に捧げましょう。ドキュメンタリー、American Revolutionary: The Evolution of Grace Lee Boggs(『アメリカの革命:グレース・リー・ボッグズの進化』)の中から抜粋を放送するとともに、公民権運動、ブラック・パワー、労働、環境正義、フェミニスト運動など70年間にわたるボッグズの活動について2008年にデモクラシー・ナウ!がおこなったインタビューを再放送します。

    dailynews date: 
    2015/6/30(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 飢餓が警告される中、終わりのない紛争に閉じ込められたイエメン市民

    国連の潘基文事務総長は、サウジ同盟がイエメンにある国連の複合施設を空爆したことについて徹底調査を求めています。南部の都市アデンにある国連開発計画の事務所が6月28日に空爆され、1人の守衛が負傷しました。イエメンでの人道的危機が高まる中、国連は同国は飢餓寸前と警告しています。最近イエメンを取材した、デモクラシー・ナウ!の通信員シャリフ・アブドゥル・クドゥースから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/30(Tue)
    記事番号: 
    4
  • イスラム保守派大量投獄の背後にいた検事総長殺害で高まるエジプトの権力闘争

    エジプトの検事総長がカイロで爆弾攻撃によって殺害されました。ヒシャム・バラカトは6月29日、出勤途中に自宅の外の彼の車の隣で遠隔操作爆弾が爆発した後に搬送された病院で亡くなりました。この爆発で他に8人が負傷しました。バラカトは、2013年のムハンマド・モルシ大統領の追放後に数千人のイスラム保守派を裁判にかけたことで、武装勢力の標的になっていました。カイロを拠点とするデモクラシー・ナウ!の通信員シャリフ・アブドゥル・クゥドースから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/30(Tue)
    記事番号: 
    3

Pages