デイリーニュース

  • フアン・ゴンザレス: 配車サービスのウーバー社「あらゆる手をつくして」規制の試みに対抗

    ニューヨーク市では、ウーバー(Uber)社の400億ドルの配車サービス事業[訳注:携帯電話のアプリを使った配車サービス。タクシー/ハイヤーのライセンスを取れば誰でも自前の車を使いフルタイム/パートタイムの運転手として登録できる。]を巡り、その急成長に一時的な上限を設定しようとする法案の決議が検討されヤマ場を迎えています。デモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスによると、ウーバーはあらゆる手を使って反撃する決意を固めています。ニューヨークのタクシー運転手たちはウーバーのパートタイム運転手方式は、フルタイムのプロの運転手にとって脅威であり、運転手全員の収入低下をもたらすと言います。ゴンザレスは、ウーバーは世界各地の40カ所で、大きな紛争に直面していると指摘します。フランスではタクシー運転手が暴動を起こしてウーバーの車両を焼き払う事件が起き、仏政府がウーバーの運営方法は違法だと表明する事態になりました。

    dailynews date: 
    2015/7/22(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「お前に火をつけてやろうか!」 テキサス州の独房で死体で発見されたサンドラ・ブランド 新たに公表された車載カメラが捉えた逮捕の瞬間

    テキサス州の警察当局はサンドラ・ブランドの逮捕の様子を録画した警察の車載カメラの映像を公開しました。28歳のアフリカ系アメリカ人女性のブランドは先週、車線変更の際にウインカーを出さなかったとして警察に停車を命じられ、その後、テキサス州ウォーラー郡の留置所の独房で死んでいるのを発見されました。 当局はブランドの死を自殺と発表しましたが、友人や遺族は異議を唱えています。今回公開された映像の中では、ブランドは警察官のブライアン・エンチニアにタバコの火を消すように命じられ、自身の車の中で吸って何が悪いと反論し、エンチニアから「お前に火をつけてやろうか!」と脅されています。先に公開された通行人が撮影した映像には、警官に向かって「頭を地面に叩きつけないで」「これじゃ、何を言っているか、聞くこともできない!」と叫ぶブランドの姿が映っていました。テキサス州議会上院議員のロイス・ウエストは報道陣に対し、新たに公開された車載カメラの映像を見れば、そもそもブランドの逮捕自体に正当性がなかったことが明らかだ、と述べました。

    dailynews date: 
    2015/7/22(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「アフリカのピノチェト」:米国が後ろ楯した元チャド独裁者イッセン・ハブレが直面する戦争犯罪裁判

    アフリカからのニュースです。チャドの元独裁者イッセン・ハブレの裁判が7月20日にセネガルで始まりましたが、7月21日にハブレの弁護士が裁判に現れなかったことを受けて45日延期されるという予期せぬ展開になりました。イッセン・ハブレは米国の元同盟者で、「アフリカのピノチェト」と呼ばれてきました。彼は1980年代に8年間政権の座にあった間に最大で4万人を殺害したことで起訴されています。ハブレは彼の犠牲者たちによる20年間の抗議行動の後に作られた特別裁判所で審理されています。裁判延期についての7月21日の声明文の中で、ヒューマン・ライツ・ウォッチの弁護士リード・ブロディは次のように述べました。「もちろん犠牲者たちは非常に失望しています。しかし彼らはこの裁判を起こすために25年間も闘ってきました。45日の延期が審判に向けての長い道のりを変えることなどありません」。デモクラシー・ナウ!は、裁判のためにセネガルに向かうリード・ブロディにニューヨークでインタビューしました。ブロディは1999年以来、イッセン・ハブレ政権の犠牲者たちと共に活動してきました。

    dailynews date: 
    2015/7/21(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 米国支援の反カストロテロは終わったのか? 米国とキューバの国交回復を振り返る

    キューバと米国の数百人の高官が7月20日、50年以上ぶりのキューバ大使館再開を記念してワシントンD.C.に集まりました。連邦議会議員のラウル・グリハルバとバーバラ・リー、俳優のダニー・グローバー、元米外交官ウェイン・スミス、弁護士でWho Killed Che?: How the CIA Got Away with Murder(『誰がチェ・ゲバラを殺したか?: CIAが殺人罪を免れた過程』)の共著者であるマイケル・スミスとマイケル・ラトナー、「政策研究所」(the Institute for Policy Studies)のフィリス・ベニスとジェームス・アーリー、その他の人々に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/21(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 秘密会談と精子交渉:パトリック・レイヒー上院議員が語る米国とキューバの国交回復の裏話

    7月20日、バーモント州選出のパトリック・レイヒー上院議員もワシントンD.C.のキューバ大使館再開に参加しました。彼は米国とキューバの秘密交渉で重要な役割を果たし、「キューバの5人」(Cuban Five)の釈放を助けました。レイヒー議員は2014年、「キューバの5人」のうちの1人のメンバーの妻の妊娠を助けたことが明らかになったことでメディアの見出しを飾りました。この子供の父親であるジェラルド・ヘルナンデスは、キューバとの関係緩和が進む中で捕虜交換の一環として2014年12月に釈放された、3人のキューバの元諜報員の1人です。ヘルナンデスは収監中、夫婦面会を許可されませんでしたが、彼の凍結精子を妻が待つパナマへ輸送して、その地で人工授精がおこなわれました。米国当局の許可を受けたこのプロセスは、キューバ政府が資金援助援助、実際の進行はレイヒー議員のスタッフによっておこなわれました。キューバ大使館からレイヒー議員と彼の妻マルセルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/21(Tue)
    記事番号: 
    2
  • キューバ人民の勝利:キューバの元議会議長が国交回復を歓迎

    キューバと米国の54年ぶりの歴史的な国交回復を記念して、両国の数百人の高官がワシントンD.C.のキューバ大使館前に集まりました。キューバの国歌が流れ、3人のキューバ兵がキューバ国旗掲揚中に敬礼するなか、群衆からは歓声があがりました。ブルーノ・ロドリゲスは、キューバ革命以来初めて米国の首都ワシントンを訪れたキューバの外相になりました。ブルーノはその日のうちに、米国務省でジョン・ケリー国務長官と会談しました。ハバナにある米国大使館も7月20日に完全に再開しましたが、国旗掲揚式典はケリーが首都ハバナを訪問する8月14日に行われることになっています。7月20日早朝、米国と国交がある150以上の国の旗と共に、キューバの国旗が国務省に掲揚されました。キューバ人民権力全国議会の元議長であるリカルド・アラルコンから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/21(Tue)
    記事番号: 
    1
  • キューバ国旗のワシントンでの掲揚を受け ダニー・グローバーとメディア・ベンジャミンが語る アサタ・シャクール グアンタナモ 通商 

    米国・キューバ間の外交関係の半世紀ぶりの回復を受け、何十年にもわたり米国の対キューバ政策に反対し続けてきた二人の活動家、俳優のダニー・グローバーとコードピンクの共同創立者メディア・ベンジャミンに話を聞きます。二人は過去数十年間、米国による封鎖にも関わらず、キューバ訪問を重ねました。ベンジャミンはキューバで4年間暮らし、キューバに関する3冊の本を執筆しました。20日には、54年ぶりのキューバ大使館再開を期して、二人ともワシントンにいます。再開されたキューバ大使館は1917年にこの界隈で初の外交的建築物として建造され、この地域が外交の中心地として確立するのに貢献しました。フィデル・カストロは1959年にキューバの独裁者フルヘンシオ・バティスタを打倒した後、同大使館を訪れました。2年後の1961年、米国は一方的にキューバとの国交を断絶しました。米国とキューバが外交関係で結ばれていたのはドワイト・アイゼンハワー大統領の在任期間中が最後でした。20日の大使館再開は両国間の国交正常化の第一歩にすぎません。キューバ共和国国家評議会議長ラウル・カストロは15日、外交回復を称賛しましたが、オバマ大統領にもてる行政権を行使して、現在も進行中の米国の通商・金融制裁を解除するよう求めました。

    dailynews date: 
    2015/7/20(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 特別生放送:米・キューバ国交回復 首都ワシントンでキューバ大使館再開 

    20日、米国の首都ワシントンでは、キューバが54年ぶりに、自国の国旗を掲揚し、アメリカ大使館を公式に再開し、歴史の新しいページが刻まれようとしています。この歴史的瞬間を迎え、米国とキューバ双方の国会議員、外交官、活動家、芸術家、学者、歴史家など、何百人もの人々が集まっています。キューバ外務大臣ブルーノ・ロドリゲスを団長とするハバナからの30名近い政府代表団の中には、キューバの交渉責任者ホセフィーナ・ビダールも含まれています。また本日の式典にはシンガーソングライターのシルビオ・ロドリゲスや元国会議長のリカルド・アラルコンも出席します。20日午後ブルーノ・ロドリゲスは米国務省でジョン・ケリー米国務長官と共同記者会見を開く予定ですが、国務省では20日早朝、米国が外交関係を持つ他の150カ国以上の旗に加えてキューバの国旗も掲揚されました。ハバナでも米国大使館が20日、再開されます。ケリーはこの夏、キューバを訪問し、当地で公式開業式を行い星条旗を掲揚する予定です。キューバの人々は国交回復を歓迎し歓喜で沸き立っています。

    dailynews date: 
    2015/7/20(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 銃乱射事件の増加:テネシー州で海兵隊員4人が死亡 オーロラ映画館銃乱射の犯人が有罪に

    7月16日、テネシー州チャタヌーガの軍事施設2ヶ所で一人の男が銃を発砲しました。この銃撃で海兵隊員4人と銃を発砲した男が死亡し、少なくとも3人が負傷しました。テネシー州でこの銃乱射事件が起きたちょうどそのとき、コロラド州では陪審員団が米国史上最悪の大量虐殺の1つに判決を下していました。ちょうど3年前の2012年7月20日、ジェームズ・ホームズがコロラド州オーロラの映画館に入り観客に発砲。12人が死亡、70人が負傷しました。今年7月16日、陪審員団は彼に第1級殺人と殺人未遂の有罪判決を下しました。ホームズは現在、量刑の宣告を待つ状態ですが、死刑になる可能性もあります。

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    2015/7/17(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 新たに公開されたダッシュカムの映像で カリフォルニア警官が両手を上げた非武装の男性に発砲

    カリフォルニア州ガーデナ市と報道機関による2年にわたる訴訟合戦の末、地元警官が非武装の男性に向かって発砲する場面を記録したダッシュカムの映像の公開を、連邦判事が命令しました。7月14日に公開された動画では、警官がリカルド・ディアス=ゼフェリーノと他の2人の男性に手を上げるように命令していました。彼らは従いました。ディアス=ゼフェリーノはあげていた手を数回さげ、帽子を脱ぎました。友人によると彼は、自転車泥棒の嫌疑をかけてきた警官に対し、自分たちは弟の盗まれた自転車を探すために道路にいたのだと説明しようとしていたそうです。警官3人が発砲し、銃弾8発を受けて彼は死亡しました。警官たちは、もうひとりの男性にも怪我を負わせました。ガーデナ市は被害者の遺族による民事訴訟の和解金として4700万ドルを支払いましたが、ダッシュカム映像の公開は拒んできました。14日の判決で、ステファン・ウィルソン判事は、この映像を一般に公開することは公益に資するとしています。ガーデナ市はこれを受けて第9米巡回控訴裁判所に抗告請求を出し、ビデオの公開は一時差し止めになっていました。しかし、このビデオは急速にインターネットで拡散し、誰でも閲覧できるようになっていました。

    dailynews date: 
    2015/7/17(Fri)
    記事番号: 
    3

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