オーラル・ヒストリー(口述歴史)・プロジェクトの「物語り隊(StoryCorps)」がリリースしたばかりの『交通違反取締り』と題するビデオをご紹介。登場するのは、アフリカ系アメリカ人男性のアレックス・ランダウです。彼は白人の養父母に育てられ、肌の色には何の違いもないと教えられました。しかし2009年、デンバーの警官たちにより道路脇に停車させられ殴り殺されそうになった時、肌の色による違いはないとする世界観への信念を失いました。アレックスと白人の養母パッツィ・ハサウェイが、その晩何が起きたのか、そしてこの事件が彼の人生にいまなおどのような影響を与えているのか語ります。事件以来、ランダウは、警察による過剰な暴力の行使を阻止し、ボディーカメラの装用はじめ、警察の透明性と説明責任を促進する取り組みに携わっています。