本日のデモクラシー・ナウ!は、6月に発表されたトニー賞でも多くの部門賞を獲得し、高い評価を受けているブロードウェイ・ミュージカルFun Home(『ファン・ホーム』)の特集です。このミュージカルを作曲したジャニーン・テソリと作詞のリサ・クローンは、トニー賞オリジナル楽曲賞を受賞した初の女性デュオとなりました。『ファン・ホーム』はレズビアンを主人公とした初のブロードウェイ・ミュージカルでもあり、2006年にベストセラーとなったアリソン・ベクダルの生々しいメモワール『ファン・ホーム ~ある家族の悲喜劇~』が原作です。これは家族、思い出、はじめての恋、カミングアウト、そして父と娘の関係を綴った感動的な作品です。本の題名はベクダルが家業の葬儀場につけたニックネームに因みます。作者であり主人公でもあるベクダルは、この作品の中でペンシルバニア州の田舎での子ども時代、自分のセクシュアリティーを受け入れた過程、そして自ら命を絶った父を理解しようと努める、漠然とした記憶を描きます。ベクダルの父はゲイであることを隠しており、ベグダルがレズビアンであることを公言してから間もなく自殺しました。ベクダル、クローン、そしてテソリのインタビューと共に、ミュージカルよりハイライトを放送します。