デイリーニュース

  • ジェシー・ジャクソン師 「南部連合旗を白人至上主義文化もろとも引きずり降ろせ」

    クレメンタ・ピンクニー師の通夜会場の外で、エマニュエル・アフリカン・メソジスト 監督教会で起きた大量殺人事件について、サウスカロライナ州出身の公民権運動指導者ジェシー・ジャクソン師にエイミー・グッドマンがインタビューを行いました。ジャクソン師は、「問題は、これが単なる不祥事か、それとも転換につながるかです」と指摘し、州議会議事堂から南部連合旗を撤去させる動きは、そこでとまってはいけないと主張します。「もし、それでも投票権への不当な制限が継続するなら、上首尾とはいえません。旗が降ろされても、人種差別的な取り締まりが継続するのであれば、それも不十分です」

    dailynews date: 
    2015/6/26(Fri)
    記事番号: 
    6
  • ウォルター・スコット殺害と教会大量殺人事件の後 「黒人の命も大事」がサウスカロライナで特別な意味を帯びる

    エマニュエル・アフリカン・メソジスト 監督教会銃乱射事件の容疑者ディラン・ルーフは現在、近郊の町ノース・チャールストンで今年初めに非武装のアフリカ系アメリカ人を射殺した警官マイケル・スレイガーの隣の房に収監されています。大量殺人事件の余波の中で、「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)チャールストン支部の組織者ムヒイディーン・ドバハに、地元での積極行動主義について話を聞きます。「これは目新しい出来事ではありません。私たちは何百年ものあいだ攻撃され続けてきました。私たちの世代は、白人至上主義の構造の中で子どもを育てることを拒否します」と、ドバハは話ます。

    dailynews date: 
    2015/6/26(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 40年前に南部連合旗を焼いたサウスカロライナ州活動家部レットバーニー 闘争は続くと語る

    サウスカロライナ州チャールストンにて、「サウスカロライナ・プログレッシブ・ネットワーク」の責任者で、自称「存命中の南部連合の戦争捕虜の最高齢者」ブレット・バーシーに話を聞きます。彼は1969年に南部連合旗を燃やして以来、いまだに保釈中の身であると話しています。バーシ‐はクレメンタ・ピンクニー師と知り合いで、「クレメンタに対する義理を果たすには、彼が捧げた犠牲を無駄にせず、それを逆手に取ってニッキー・ハーレー州知事と共和党議員たちの偽善と偏見に抗議することだと思います。彼らは、投票者に身分証明書の提示を要求する法制を推進しし、サウスカロライナ州におけるメデイケイド受給資格の拡大を阻止しました。

    dailynews date: 
    2015/6/26(Fri)
    記事番号: 
    4
  • アル・シャープトン師 「南部連合旗の撤去は歓迎だが、150年ほど遅かった」

    市民権指導者でMSNBC局の番組ホストをつとめるアル・シャープトンが、犠牲者の葬儀に際し、チャールストンの大量殺人事件と南部連合旗をめぐる論争の再燃について振り返ります。アラバマ州のロバート・ベントレー知事がアラバマ州議会議事堂から南部連合国旗を撤去したのに続き、サウスカロライナ州のニッキー・ハーレイ知事も今週、南部連合旗を州議会議事堂から撤去するよう要請しました。「150年ばかり遅きに失した。お前たちは南北戦争で敗北したと、誰かが教えてやるべきだった」とシャープトン師は話ます。

    dailynews date: 
    2015/6/26(Fri)
    記事番号: 
    3
  • サウスカロライナに深く染みつく奴隷制度:黒人教会が建つ通りには人種差別主義の議員の名前が

    今週、故クレメンタ・ピンクニー師の告別式がサウスカロライナ州議事堂で執り行われた際に、遺体を収めた棺は、州議事堂にいまだに掲げられている南部連合旗の前を通らなければなりませんでした。彼を殺害したディラン・ルーフがシンボルとして崇めていた、南北戦争時の南部連合の旗です。エマニュエル・アフリカン・メソジスト 監督教会はチャールストン市のカフーン通りに建っています。この通りの名称は、奴隷制度の擁護者として名高い故ジョン・C・カルフーンに由来しています。彼はサウスカロライナ朱上院議員で副大統領をつとめ、奴隷制度を「必要悪」ではなく、むしろ「積極的な善」であると唱えた人物です。「奴隷制度は、サウスカロライナ州の歴史に深く染み込んでいます」と、公民権運動活動家でサウスカロライナ州コロンビアを拠点にしているコミュニティ・オーガナイザーのケビン・アレグザンダー・グレイは語ります。グレイは、州議会議事堂から南部連合旗を撤去せよとの要求は、必要な変革の第一歩にすぎないと指摘し、「旗だけについて話をすることはできません。私たちがどこに向かって進んでいくかが大事なのです」

    dailynews date: 
    2015/6/26(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「黒人教会への9.11テロ」 被害者の葬儀に追悼者がサウスカロライナ州に集結

    6月17日に聖書勉強会の出席者9人が射殺された、サウスカロライナ州チャールストンのエマニュエル・アフリカン・メソジスト監督教会、通称「母なるエマニュエル」の前から中継しています。今週末まで各地で葬儀が予定されていますが、その最初の2つの葬儀が25日に行われ、追悼者たちが参列しました。3児の母で、牧師や高校の陸上教師を務めていたシャロンダ・コールマン=シングルトン(45歳)、エマニュエル・アフリカン・メソジスト 監督教会で30年以上働いていたイーセル・ランス(70歳)の葬儀が、遺族の手で行われました。今日(26日)は、エマニュエル・アフリカン・メソジスト 監督教会の牧師で州上院議員のクレメンタ・ピンクニー師の葬儀が執り行われ、オバマ大統領が弔辞を述べる予定です。25日にピンクニー師の通夜が行われた会場の外にはラインが貼られ、その一角をとり囲んでいました。参列者に話を聞きます。「私にとって、これは黒人教会に対する9.11テロ攻撃みたいなものです」とJ.ミシェル・リトル師は話します。「ここから我々は勝利をつかみ取りました。(ディラン・ルーフは)内乱に火をつけようとしましたが、逆に人々は白人と黒人の団結を訴えて集まっています」。

    dailynews date: 
    2015/6/26(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 不法移民でトランス・ジェンダー活動家のジェニセット・グティエレス オバマ大統領に移民の強制退去を抗議 ホワイトハウスのイベントで

    オバマ大統領の移民政策に対し、ホワイトハウスで24日、直接抗議が行われました。LGBTプライド月間を祝う集まりでオバマがスピーチを行っていたところ、在留資格のないメキシコ出身の移民でトランス・ジェンダー活動家のジェニセット・グティエレスが観客席からスピーチをさえぎり、国外退去処分を中止するよう呼びかけました。グティエレスは、移民政策議論で考慮されることの少ない、LGBTQ移民の擁護のために設立された「ファミリア:トランス・クィア解放運動」(Familia: TQLM)の創設メンバーです。ホワイトハウスでの発言について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/25(Thu)
    記事番号: 
    4
  • クリス・クリスティ知事は無実の市民をおとり捜査で刑務所に送ったのか? 「フォートディクスの5人」事件を再検討

    共和党のニュージャージー州知事、クリス・クリスティは大統領選出馬準備を進めていますが、連邦検事時代の最大の業績のひとつとして上げられることの多い裁判「フォートディクスの5人」(Fort Dix Five)について見ていきます。2008年、ニュージャージー郊外在住の男性5人が、フォートディクス陸軍基地での米兵殺害を共謀した罪で有罪判決を受けました。当時、連邦検事だったクリスティは訴追を担当しました。「ジ・インターセプト」(The Intercept)の新記事は、有罪判決を受けたデューカ3兄弟が政府捜査官のおとり捜査にはめられただけで、テロ犯罪を犯すつもりはなかったことを示唆しています。ジ・インターセプトのムルタザ・フセイン記者に話を聞きます。フセイン記者の最新記事はChristie’s Conspiracy: The Real Story Behind the Fort Dix Five Terror Plot(「クリスティ知事の陰謀:フォートディクスの5人によるテロ計画を巡る真実」)です。

    dailynews date: 
    2015/6/25(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 米国は右派テロを無視? 9.11以降、イスラム聖戦士よりも白人過激派に殺害された犠牲者の方が多い

    教会での銃乱射事件で犠牲になったクレメンタ・ピンクニー師の追悼に、数千名がサウスカロライナ州議会議事堂に集まる中、新たな研究によれば9.11事件以降、米国内での白人至上主義およびムスリム以外の狂信者による殺害者数は、イスラム過激派によるそれを大幅に上回ることが明らかになりました。「ニュー・アメリカ」研究センターによれば、9.11以降、26人がイスラム過激派の事件による死者は26人ですが、右派組織による攻撃の死者は48人に上りました。オバマ政権はイスラム教徒コミュニティに重点的に焦点をあてていますが、2001年9月11日以降の非イスラム教徒によるテロ事件は19件なのに対し、イスラム教徒によるものはわずか7件でした。二人のゲストをお招きしました。ニューヨーク大学法科大学院ブレンナン司法センターのフェローで、元FBI国内対テロ専門捜査官のマイク・ジャーマンと、1995年4月19日のオクラホマシティ連邦ビル爆破事件で娘のジュリー・マリーを亡くしたバド・ウェルチです。

    dailynews date: 
    2015/6/25(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 死刑は報復であり癒しではない:オクラホマシティビル爆破事件の犠牲者の父、ボストンマラソン事件のジョハル・ツァルナエフの判決を語る

    ボストンマラソン爆破事件のジョハル・ツァルナエフ被告は、死者3人、負傷者数百人を出した2013年の事件で果たした役割に対し、死刑判決を言い渡されました。ツァルナエフは、法廷に出席した生存者および遺族に初めて謝罪し、「命を奪ったことを、私のせいで苦しませたことを、被害を起こしたことを申し訳なく思います」と言いました。最近ボストン・グローブ紙が実施した世論調査でツァルナエフの死刑判決を支持するマサチューセッツ住民は20%以下でしたが、爆破事件の生存者の一部も死刑反対を表明しています。1995年のオクラホマシティ連邦ビル爆破事件で娘のジュリーを亡くした後、死刑反対運動の代表的な活動家となったバド・ウェルチに話を聞きます。ウェルチは「人権を支持する殺人犠牲者遺族の会」(Murder Victims’ Families for Human Rights)を創設、理事長を務めます。

    dailynews date: 
    2015/6/25(Thu)
    記事番号: 
    1

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