米海軍は、環境破壊を懸念する地元住民が抗議行動をする中、アラスカ湾で大規模な軍事演習を開始しようとしています。海軍はこの軍事演習のために、数隻の駆逐艦、数百の航空機、無数の兵器、1隻の潜水艦と共に、数千人の水兵、兵士、空軍兵、海兵隊員、沿岸警備隊員を配備したと報じられています。アラスカ湾は地球上に残された有数の原生地域で、野生のアラスカ鮭5種のすべてと377種類の他の海洋生物の重要な生息地があります。今回計画されている海軍の爆撃航程は何万ポンドもの有毒な弾薬の爆発を伴うと同時に、漁業用のアクティブソナーを使用します。海軍は過去30年にわたって断続的にアラスカ湾で軍事演習を行ってきましたが、今回の新たな軍事演習はこれまでで最大のものです。そして、科学者たちが北極圏の氷の融解に伴う気候変動について懸念している中で行われます。一方、前例のない融解は米軍に、以前はアクセス不可能だった領域にまで軍事作戦を拡大する機会を作っています。「トゥルースアウト」(Truthout)の記者で、最新記事Destroying What Remains: How the US Navy Plans to War Game the Arctic(『残されたものを破壊:米海軍が北極圏で軍事演習を計画する過程』)を執筆したダール・ジャメイルから話を聞きます。