デイリーニュース

  • 右派政策団体支援の新法が市町村レベルの禁止令を阻止するなか、テキサスではフラッキングへの抵抗が続く 

    テキサス州デントン市は、市の域内でのフラッキングを禁止する条例を通過させようとしたことで、大手石油企業と対決することとなりました。ダラス・フォートワースから約50キロ北のデントンの住人は2日の夜、市議会の会場を埋め尽くして、フラッキング禁止条例を無効にしようとする投票に反対しました。投票は結局、棚上げとなりました。この投票の試みは、テキサス州議会がこうした禁止令を差し止める新法を成立させた後に起こりました。この法案は1日に発効しています。その日の午前中に、3人の活動家が最初に再開する予定のフラッキング井の入り口に自分の身体を縛りつけて抗議しました。デントンの市民の60パーセントが住民投票でこの禁止令を支持したのはつい最近の2014年11月のことです。その後すぐに、デントン市民は、テキサス石油ガス協会(Texas Oil and Gas Association)とテキサス総合土地事務所(Texas General Land Office)による訴訟に直面することとなりました。この訴訟と同じ利害に基づいて、州議会議員と米国立法交流評議会(American Legislative Exchange Council:ALEC)が協力して、下院法案40(House Bill 40)という名で知られる、「フラッキング禁止令差し止め法案」を通過させました。

    dailynews date: 
    2015/6/3(Wed)
    記事番号: 
    4
  • FIFAの汚職を暴いたオーストラリア人内部告発者 「ブラッター会長の辞職は遅すぎた」

    国際サッカー連盟(FIFA)のトップが、広がり続ける汚職汚職スキャンダルに追い詰められる形でその職を辞しました。5月最終週にFIFAの副会長2人を含む14人が汚職で起訴されたのに引き続き、ゼップ・ブラッター会長が辞任を表明しました。ニューヨーク・タイムズ紙によれば、ブラッター会長の側近であるジェローム・バルク事務局長が、この汚職劇の中核である1000万ドルの銀行取引をおこなった模様です。米当局は、ブラッターが刑事捜査の主標的であり、すでに訴追された者たちが協力する見込みがあることを認めました。ボニータ・メルシアーデスに話を聞きましょう。彼女は、カタールに決まった2022年のワールドカップ開催地にオーストラリアが立候補した際の、オーストラリア・サッカー連盟(Football Federation of Australia)の企業広報担当責任者でした。メルシアーデスは、FIFAの役員たちの個人事業に出資する形で彼らの票を勝ち取ろうとする開催地招聘チームの方針に異を唱え、チームからはずされました。彼女は、2018年と2022年の大会の開催地決定の過程における汚職についてFIFAが独自に捜査を行ったとき証人になりました。

    dailynews date: 
    2015/6/3(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「文化的ジェノサイド」  カナダの先住民児童に対する強制就学を非難する画期的報告

    カナダの真実和解委員会(The Truth and Reconciliation Commission)は、同国が数十年にわたっておこなった、先住民の児童を家族から引き離し国家が助成するキリスト教学校に強制的に就学させる政策に対し、これは「文化的ジェノサイド」に匹敵すると結論付けました。6年間の調査の結果発表された真実和解委員会の報告書は、次のように結論を述べています。「カナダ政府がこの文化的ジェノサイドを推し進めた理由は、先住民に対する同政府の法的、経済的義務を軽減し、先住民の土地と資源の支配を進めることにあった。もし、すべての先住民が国家に組み込まれてしまえば、居留地や条約、先住民の権利といったものが存在しなくなるからである。」最初の学校は1883年に開校されました。最後の学校の閉鎖は1998年です。その間、15万人以上の先住民児童が学校に送られ、生まれもった文化と言語を取り上げられ、カナダの主流社会に組み込まれていったのです。多くの元生徒が生まれつきの言語を話すと叩かれたこと、両親や習慣との紐帯を失っていったことを覚えています。今回の報告は、さらに身体的、文化的、性的虐待が蔓延していたことも証言しています。パルマ・パルメターに話を聞きましょう。

    dailynews date: 
    2015/6/3(Wed)
    記事番号: 
    1
  • キューバで栄える有機農業は、米国のアグリビジネス流入を生き残れるのか?

    過去25年以上に渡って、キューバは必要に迫られて、大規模な有機農業システムを作り上げてきました。ソビエト連邦が崩壊したとき、キューバは肥料と農薬の主要仕入先を失ったからです。変化する米国とキューバの関係は、キューバの農民たちにどう影響するのでしょうか? デモクラシー・ナウ!のカレン・ラヌッチとモニカ・メラミドによって制作されたハバナ郊外の農場からの映像報告を放送します。キューバの農業システムについて学んだ、映画製作者のキャサリン・マーフィーからも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/2(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ハバナからのビデオ・ポストカード:変わり行く時代に適応するキューバの観光産業

    米国がキューバとの国交正常化に動く中、100万人以上の米国人が2015年にキューバを訪れると見られています。このことがキューバをどう変えるのでしょうか? 誰が得をするのでしょうか? デモクラシー・ナウ!のカレン・ラヌッチとモニカ・メラミドがキューバを訪れ、成長する民間観光産業についての映像を制作しました。

    dailynews date: 
    2015/6/2(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 米国がキューバ政府をテロ支援国家リストから除外 一方キューバは主権と独立を保つことを目指す

    米国は正式にキューバをテロリズム支援国家リストから除外し、50年以上の間で初めてキューバ政府との外交関係を復活させるための主要な障害を取り除きました。キューバは、同政府がアフリカとラテンアメリカの解放闘争を支援していた1982年に、テロ支援国家と指定されました。キューバは現在、テロ支援国家リストからは除外されましたが、米国による制裁措置のほとんどはまだ続いています。歴史家で、Cuba and the United States: A Chronological History(『キューバと米国:年代記』)の著者でもあるジェーン・フランクリンから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/2(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ウィキリークスがキャンペーンを開始:隠されたTPP文書の草案漏洩に10万ドルの報奨金を提示

    上院は、密室で進められている環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉のファストトラック権限をオバマ大統領に与える法案を承認しましたが、6月におこなわれる下院の投票を前に、協定反対派は攻勢を保っています。多くの民主党議員を含む反対派は、TPPが不平等を助長し、雇用を減少させ、医療、環境および金融への規制を損なうとしてTPPに反対しています。この貿易交渉は密室でおこなわれ、一般市民は交渉の文書のほとんどを目にしていません。しかし、内部告発団体ウィキリークスが6月2日、この秘密主義を変えるためのキャンペーンを始めました。同団体は、彼らが言うところのTPPの知られざる草案章の漏洩に対する報奨金に使う10万ドルを集めることを目指しています。ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/2(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 同性愛者の高校生 妨げられた卒業生総代スピーチを行う

    18才のエバン・ヤングは、コロラド州ロングモントのツインピークス・チャーター・アカデミー高校の2015年度卒業生総代になるはずでした。しかしヤングが卒業スピーチの中で同性愛者であることを公表する予定だと知った校長は、ヤングの総代スピーチを妨害したのです。しかし2週間後、ヤングはアウト・ボルダーグループの資金調達イベントに招かれ、数百人もの聴衆を前に卒業スピーチをすることができました。多くの政治家が彼の勇気を祝福しました。ヤングの演説をノーカットで放送し、この経験について彼に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/1(Mon)
    記事番号: 
    2
  • グレン・グリーンウォルド NSAの大量監視権限が失効 脅し作戦は監視の「大転換」を止められない

    米国民の通話記録を大量に収集する権限を米政府に与えていた規定が失効しました。米国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンが暴いた監視行為は、その規定の改革法となる「米国自由法」を審議する上院に焦点が移ります。「米国自由法」では、政府が電話会社に通話記録を要請することが義務付けられ、大量収集が制限されます。スノーデンの暴露を最初に報道したピュリッツァー受賞ジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドの反応を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/1(Mon)
    記事番号: 
    1
  • コード・ブルー: 国連は平和維持部隊の性的暴行を免責したとの告発

    2013年12月から2014年6月のあいだに中央アフリカ共和国で平和維持活動にあたったフランス兵が児童に対する性的搾取を行ったという告発に対し、国連が十分な調査を行わなかったと非難を浴びています。中央アフリカ共和国が激しい戦乱に見舞われる中、国内避難民になっている人たちを保護する施設で、飢餓状態の家のない男の子たちをフランス人兵士がレイプしたとの情報をガーディアン紙が入手して記事にしました。この性的搾取の問題が国連高官の注目を引いた後でさえも、国連は一度もフランス政府に報告せず、虐待を直ちにやめさせるための措置も施しませんでした。現在のところ、処罰を受けたのは、性的搾取についてフランス政府に警告するため公式なルートを外れて問題を明るみにだした国連の救援隊員アンダース・コンパスただ1人です。コンパスは、国連の内規に違反して機密報告書を漏えいした罪を問われており、解雇の危機にさらされています。本日は、エイズ・フリー・ワールドの共同責任者で、コード・ブルー運動を立ち上げたポーラ・ドノバンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/5/29(Fri)
    記事番号: 
    3

Pages