デイリーニュース

  • 歴史的なカリフォルニアの干ばつから殺人的なインドの熱波まで 地球温暖化の猛威

    大規模な干ばつが深刻化しているカリフォルニア州で、住民に水の使用量を総量で25%削減するよう求める新たな強制的水使用制限が義務づけられました。カリフォルニア大学デービス校の新たな調査によると、干ばつが同州内の農場や農産業に与える影響は、2015年だけで27億ドル、1万8000以上の雇用に及ぶ見込みです。調査は「2016年およびそれ以降における干ばつの社会経済的影響は更に深刻になる可能性がある」としています。一方で、インドでは熱波による死者数が2300人にのぼり、干ばつによる死者数は史上5番目の記録になりました。本日は、スタンフォード大学の気象学の第一人者、ノア・ディフェンボーとマーク・ジェイコブソンに話しを聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/5(Fri)
    記事番号: 
    1
  • プライバシーの勝利か大規模監視の拡大か? 米国自由法の共同提案者が法案を拒否

    今週はじめオバマ大統領は、2年前にエドワード・スノーデンにより明らかにされた、大規模な電話監視プログラムを終了する法律に署名しました。米上院は2日、「米国自由法」を賛成67、反対32で可決しました。同法で、電話記録の大規模収集は禁止になります。米国家安全保障局(NSA)はこれからは、全ての通話記録を一度に吸い取るのではなく、特定のユーザーのデータを通信事業者に求めることになります。ジャレド・ポリス下院議員は当初、同法案を共同提案したものの、最終的には反対票を投じました。ワシントンD.C.より話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/4(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 同性愛をカムアウトする卒業総代スピーチの妨害 コロラド州選出議員が調査を求める

    ツインピークス・チャーター・アカデミー高校は、ゲイであることをカミングアウトする予定だったエバン・ヤングの卒業総代スピーチをキャンセルしたBJ・バックマン校長の決定について、調査を行うと発表しました。同校は今回の決定を「卒業総代(のヤング)は、本校が定めるガイドラインに従わなかった。検討用にヤングが提出したスピーチの第一稿には、本校と学生たちを見下し、教師陣と学生を馬鹿にするような表現なども含まれていた。スピーチの下書きは、性に関するプライベートな事柄にも触れていた」と弁護しました。ワシントンD.C.より、同校に調査を求めたコロラド州選出の民主党ジャレド・ポリス下院議員に話を聞きます。ポリス議員は米議会で初めて、同性愛であることを公表しつつ親となった議員です。

    dailynews date: 
    2015/6/4(Thu)
    記事番号: 
    3
  • エバン・ヤング:同性愛をカムアウトする卒業スピーチを妨害された卒業生総代

    コロラド州ロングモントのツインピークス・チャーター・アカデミー高校2015年卒業生総代エバン・ヤングのインタビュー第二部です。ヤングは、卒業総代スピーチでゲイであることをカミングアウトする予定でしたが、校長に阻止されました。先週末ヤングは、庭で行われ数百人が集まった「アウト・ボルダー」(Out Boulder)の資金集めイベントで、予定していた卒業スピーチを披露。コロラド州選出の下院議員ジャレド・ポリスなどの政治家を含む多数から、その勇気を称えられました。ポリスは米議会で初めて、同性愛であることを公表しつつ親となった議員です。

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    2015/6/4(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「これは戦争犯罪だ」:米国在住者マジッド・カーンに対するCIAによる拷問 ショッキングな事実が明るみに

    2003年より最初はCIAのブラックサイトで、後にはグアンタナモ基地で米国に拘束されていた、メリーランド州ボルティモアの元住人に対するCIAの拷問で、新たにショッキングな事実が明らかになりました。マジッド・カーンは、米国の在留許可を所有しながらもグアンタナモに拘束されたことがわかっている、唯一の人物です。カーンは長年にわたり、憲法上の権利センター(Center for Constitutional Rights)の弁護士に、米による拷問の事実を詳細に伝えてきましたが、最近までその情報の大部分は機密扱いとされていました。機密解除された覚書によれば、カーンは水攻めを2度受け、木製の梁(はり)に数日にわたり吊るされ、2003年のほとんどを完全な暗闇の中で過ごし、何度も殴られ、ハンマーなどの器具を使って殴ると脅されました。加えてカーンには直腸栄養注入も行われ、弁護士はこれを一種のレイプだと語っています。カーンへの拷問の一部は、2014年の上院拷問報告書で公開されたものの、機密解除された情報で虐待の新たな詳細が明らかになっています。憲法上の権利センターの上級専従弁護士で、マジッド・カーンの弁護を務めるJ・ウェルズ・ディクソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/4(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 右派政策団体支援の新法が市町村レベルの禁止令を阻止するなか、テキサスではフラッキングへの抵抗が続く 

    テキサス州デントン市は、市の域内でのフラッキングを禁止する条例を通過させようとしたことで、大手石油企業と対決することとなりました。ダラス・フォートワースから約50キロ北のデントンの住人は2日の夜、市議会の会場を埋め尽くして、フラッキング禁止条例を無効にしようとする投票に反対しました。投票は結局、棚上げとなりました。この投票の試みは、テキサス州議会がこうした禁止令を差し止める新法を成立させた後に起こりました。この法案は1日に発効しています。その日の午前中に、3人の活動家が最初に再開する予定のフラッキング井の入り口に自分の身体を縛りつけて抗議しました。デントンの市民の60パーセントが住民投票でこの禁止令を支持したのはつい最近の2014年11月のことです。その後すぐに、デントン市民は、テキサス石油ガス協会(Texas Oil and Gas Association)とテキサス総合土地事務所(Texas General Land Office)による訴訟に直面することとなりました。この訴訟と同じ利害に基づいて、州議会議員と米国立法交流評議会(American Legislative Exchange Council:ALEC)が協力して、下院法案40(House Bill 40)という名で知られる、「フラッキング禁止令差し止め法案」を通過させました。

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    2015/6/3(Wed)
    記事番号: 
    4
  • FIFAの汚職を暴いたオーストラリア人内部告発者 「ブラッター会長の辞職は遅すぎた」

    国際サッカー連盟(FIFA)のトップが、広がり続ける汚職汚職スキャンダルに追い詰められる形でその職を辞しました。5月最終週にFIFAの副会長2人を含む14人が汚職で起訴されたのに引き続き、ゼップ・ブラッター会長が辞任を表明しました。ニューヨーク・タイムズ紙によれば、ブラッター会長の側近であるジェローム・バルク事務局長が、この汚職劇の中核である1000万ドルの銀行取引をおこなった模様です。米当局は、ブラッターが刑事捜査の主標的であり、すでに訴追された者たちが協力する見込みがあることを認めました。ボニータ・メルシアーデスに話を聞きましょう。彼女は、カタールに決まった2022年のワールドカップ開催地にオーストラリアが立候補した際の、オーストラリア・サッカー連盟(Football Federation of Australia)の企業広報担当責任者でした。メルシアーデスは、FIFAの役員たちの個人事業に出資する形で彼らの票を勝ち取ろうとする開催地招聘チームの方針に異を唱え、チームからはずされました。彼女は、2018年と2022年の大会の開催地決定の過程における汚職についてFIFAが独自に捜査を行ったとき証人になりました。

    dailynews date: 
    2015/6/3(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「文化的ジェノサイド」  カナダの先住民児童に対する強制就学を非難する画期的報告

    カナダの真実和解委員会(The Truth and Reconciliation Commission)は、同国が数十年にわたっておこなった、先住民の児童を家族から引き離し国家が助成するキリスト教学校に強制的に就学させる政策に対し、これは「文化的ジェノサイド」に匹敵すると結論付けました。6年間の調査の結果発表された真実和解委員会の報告書は、次のように結論を述べています。「カナダ政府がこの文化的ジェノサイドを推し進めた理由は、先住民に対する同政府の法的、経済的義務を軽減し、先住民の土地と資源の支配を進めることにあった。もし、すべての先住民が国家に組み込まれてしまえば、居留地や条約、先住民の権利といったものが存在しなくなるからである。」最初の学校は1883年に開校されました。最後の学校の閉鎖は1998年です。その間、15万人以上の先住民児童が学校に送られ、生まれもった文化と言語を取り上げられ、カナダの主流社会に組み込まれていったのです。多くの元生徒が生まれつきの言語を話すと叩かれたこと、両親や習慣との紐帯を失っていったことを覚えています。今回の報告は、さらに身体的、文化的、性的虐待が蔓延していたことも証言しています。パルマ・パルメターに話を聞きましょう。

    dailynews date: 
    2015/6/3(Wed)
    記事番号: 
    1
  • キューバで栄える有機農業は、米国のアグリビジネス流入を生き残れるのか?

    過去25年以上に渡って、キューバは必要に迫られて、大規模な有機農業システムを作り上げてきました。ソビエト連邦が崩壊したとき、キューバは肥料と農薬の主要仕入先を失ったからです。変化する米国とキューバの関係は、キューバの農民たちにどう影響するのでしょうか? デモクラシー・ナウ!のカレン・ラヌッチとモニカ・メラミドによって制作されたハバナ郊外の農場からの映像報告を放送します。キューバの農業システムについて学んだ、映画製作者のキャサリン・マーフィーからも話を聞きます。

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    2015/6/2(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ハバナからのビデオ・ポストカード:変わり行く時代に適応するキューバの観光産業

    米国がキューバとの国交正常化に動く中、100万人以上の米国人が2015年にキューバを訪れると見られています。このことがキューバをどう変えるのでしょうか? 誰が得をするのでしょうか? デモクラシー・ナウ!のカレン・ラヌッチとモニカ・メラミドがキューバを訪れ、成長する民間観光産業についての映像を制作しました。

    dailynews date: 
    2015/6/2(Tue)
    記事番号: 
    3

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