バンクーバーからの旅の途上10日、、ガボール・マテ医師が「ウォール街を占拠せよ」に立ち寄りました。「米国人成人の50%は慢性的な疾患を抱えていますが、その多くはストレスによるものです。文献をひもとけばわかるように、ストレスの原因は不確実性、情報の欠如、制御不能、自己表現の不足です。最近の経済危機により米国人は先の見えない状況にとどまることを強いられ、ごくごく少数の人間に力が集中したことで自分たちには状況をコントロールすることができなくなり、 大勢の人々はそのような事態に直面して絶対的な無力感を感じています。さらに、通常の政治過程を通して十分に自己表現できないため、人々はすっかり力を無くし、発言力を奪われています。この抗議運動はそのようなすべての問題に取り組んでいます。ですから、これが起きたことは大変に健康的だといえます。ここで参加している人たちはその結果より健康になり、おそらく社会もまた健康になるでしょう」。