イエメンの活動家タワックル・カルマンはインタビューの中で自分の平和賞受賞はイエメンとアラブの春のすべての民衆蜂起の勝利だと話しています。カルマンは32歳のジャーナリストでイエメンの非営利団体「鎖に繋がれない女性ジャーナリスト」の代表です。今年の政治的混乱の期間、彼女は身柄を拘束されていました。彼女はアラブ女性として初めてのノーベル平和賞受賞者で、1976年に受賞したアイルランド人活動家メイリード・コリガンを僅差でしのぎ最年少の受賞者となるはずです。イエメンの民衆蜂起をつぶさに取材してきた英国人ジャーナリスト、アイオナ・クレイグに感想を聞きます。「この平和賞の授与は実際、ある意味で彼女を守ってくれることになるはずです。いまこうしてさらに国際的により大きな注目を浴びることになり、現体制が彼女を再び拘留しようとしたら墓穴を掘ることになるでしょう」とクレイグは言います。