デイリーニュース

  • ヒップホップ・アーティストの訴え:アメリカ政府へのタダ乗りはもう無し

    「ウォール街を占拠せよ」野営デモを支持する数多くのアーティストの中にヒップホップのイモータル・テクニークもいます。デモ抗議者たちの要求に対する感銘を人々と共有するため、自作のラップ"Toast to the Dead"(『死者たちに乾杯』)を披露しています。「みんなが言ってるのは、『あのね、オレはさ、具体的な解決策がほしいの。間違ったことをした人たちは、責任とってほしい』ということだ。世界の政府にわかってもらいたいのは、たとえアメリカが支持していたって、おまえらが繰り返してきたひどい人権侵害が、いつまでもそれでまかり通るわけじゃないってこと。アメリカが支援してるのはおまえらの天然資源を搾取していいっていう取引があるからなんだ』。ここのみんなは、それを真剣に考えていると思う」とイモータル・テクニークは言います。

    dailynews date: 
    2011/10/11(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ウォール街占拠の組織者:警察の黙らせ努力に関わらず拡大する抗議運動

    「ウォール街を占拠せよ」野営デモは4週目に入りました。抗議に集まった数千人の人々は引き続き、自律的に運動を組織化し、拡大していくという課題に取り組んでいます。参加者が増えるに従い、メディアでは彼らが何者なのかという議論がさかんになっています。そこでデモクラシー・ナウ!のチームは報道機材を用意してロウワー・マンハッタンのズコッティ公園に向かい、抗議する人々自身の声を直接とどけることにします。最初はジャスティン・ウェデスの話を聞きます。この「ウォール街を占拠せよ」の組織者です。平和的にデモをして「言論の自由」の権利を行使していた人々を、警察がどう逮捕したのか、彼が説明します。「それに対する反応は──そして今や世界中がそれを見守っているでしょうが──平和的な抗議を黙らせようとすれば、その度に新たな支持者を爆発的に増やすことになるということ。それが今まさに起きているのです。それによって赤裸々にされる事実は、ニューヨーク市警がいったい誰に仕え、誰を守っているかということです。それが一般の国民でないならば…それは大きな問題です」

    dailynews date: 
    2011/10/11(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ノーベル平和賞受賞者タワックル・カルマン、イエメンと米国の「テロとの戦争」を語る

    イエメンの活動家でジャーナリストのタワックル・カルマンは、7日に発表された2011年ノーベル平和賞受賞者の一人です。カルマンは2010年9月にブレヒトフォーラムで、いわゆる「テロとの戦争」によってもたらされた国家の暴力、暗殺、人権侵害について語りました。その場にはデモクラシー・ナウ!もいました。きょうは彼女の演説の一部をお届けします。カルマンは、米国がイエメン政府による反対派弾圧に加担することで、「自由世界のリーダーから、圧制者の番犬に成り下がった」と発言しています。

    dailynews date: 
    2011/10/10(Mon)
    記事番号: 
    5
  • 米国史上最も長い戦争:アフガニスタンの米兵犠牲者を分析する報告書

    10年前に戦争が開始されてから、米軍兵士1800人近くがアフガニスタンで死亡しました。この戦争は、米国史上で最も期間の長い戦争です。米軍兵士の2001年10月から10年12月までの死者数1446人について、死亡記事欄と追悼欄をもとに分析する新たな報告書が発表されました。論文「アフガニスタンでの米軍死者、および彼ら陸海空軍と海兵隊の兵士たちの出身コミュニティー」の主筆者に話を聞きました。マイケル・ツヴァイクは経済学専門家でニューヨーク州立大学のCenter for Study of Working Class Life(労働者階級生活研究所)のディレクターです。「米国では人口の62%が労働者階級に属します。しかし死者では、78%が労働者階級でした」

    dailynews date: 
    2011/10/10(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ウォール街を占拠せよ、1930年代以降で左翼の「初の民衆運動」

    ニューヨーク市から始まった抗議運動「ウォール街を占拠せよ」を契機に、全米各地に「占拠」運動が拡大する中、この運動の歴史的な意義を検討しました。コロンビア大学のドリアン・ウォーレンは「今回の運動は米国の歴史上非常に重要な意味を持っています。ターニングポイントとなるかもしれません。というのも、1930年代以降、左翼の民衆運動というのは存在しなかったのです」と語ります。またファイアードッグレイクのブロガーで、シカゴ、フィラデルフィア、ワシントンD.Cでの占拠運動を取材しているケヴィン・ゴストーラに話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/10/10(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「ウォール街を占拠せよ」運動が拡大:アイオワで32人拘束、右派誌編集者がデモに潜入

    ニューヨーク市の「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」野営デモに触発された抗議行動が、週末も全米各地に拡大し、フィラデルフィア、アトランタ、シカゴ、シンシナティ、インディアナポリス、サンフランシスコ、オークランドなどで抗議デモが行われました。各地の抗議デモで人々が拘束されました。デモインのアイオワ州議会議事堂前で日中に行われた抗議デモには約500人が集まり、デモ隊は議会施設を「ピープルズ・パーク(民衆公園)」と名付け、公園で一夜を過ごしたデモ参加者32人が警察に拘束されました。また8日には、ワシントンD.Cにあるスミソニアン航空宇宙博物館で、無人機の展示に抗議した100人以上のデモ隊に警備員がトウガラシスプレーを使用した後、博物館は閉鎖されました。その後、保守系言論誌アメリカン・スペクテータ—編集補佐が、抗議グループに潜入し、警備員にトウガラシスプレーを使うようけしかけたとネットで述べました。一方ニューヨーク市では、数千人のデモ隊が、野営が4週間目に突入した金融街の拠点から、グリニッジビレッジのワシントンスクエアパークまで行進しました。スロベニアの哲学者スラヴォイ・ジジェクは9日、ズコッティ広場でデモ参加者たちを前に演説。「彼らはあなたたちそしてわれわれを夢想家だと言うだろう。

    dailynews date: 
    2011/10/10(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「混乱と血の海だ」エジプト軍がコプト教デモ隊に攻撃 25人死亡

    エジプトで9日、軍がキリスト教の一派コプト教徒の大規模なデモを攻撃し、少なくとも24人が死亡しました。攻撃は、前週アスワン地方にある教会が攻撃されたことへの抗議がカイロで行われた後に勃発しました。デモクラシー・ナウ!のシャリフ・アブドゥル・クドゥース記者はカイロにおり、殺害を目撃しました。「軍が攻撃を開始しました。それから軍は突進して前進してきて、自分たちの進路にいる人々を次々に殴打していきました。その後に発砲を始め、銃声が周囲に響き渡りました」とクドゥースは語りました。「現場はカイロで革命が起こった時以来なかったくらい混乱しており、血の海となっていました。そして軍部による今回の行動は、エジプトの今後に対して悲観的な印象を与えています」

    dailynews date: 
    2011/10/10(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ジェシー・ジャクソン師 公民権運動家フレッド・シャトルズワースとデリック・ベルの死を悼む

    今週、公民権運動は2人の偉大な先導者を喪いました。フレッド・シャトルズワース師は享年89、デリック・ベルは享年80でした。シャトルズワース師はアラバマ州バーミングハムの人種隔離政策撤廃の闘争を指揮しました。彼は、マーティン・ルーサー・キング師、ラルフ・デイビッド・アバーナシー師とともに南部キリスト教指導者会議を創設し、公民権運動の「ビッグ3」と呼ばれた3人の中で、存命していた最後の1人でした。法学者で公民権運動家のデリック・ベルは、本や記事を著し、キャリアまで投げ打って、アメリカの人種差別を浮き彫りにしようとしました。彼はハーバード法学大学院で黒人で初めて終身在職権を与えられた教授だったのですが、大学側に雇用差別があると抗議して終身職を放棄したのです。フレッド・シャトルズワースとデリック・ベルの生涯と遺産とを偲ぶために、レインボウ/PUSH連合創始者ジェシー・ジャクソン師に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/10/7(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 米国侵攻から10年 アフガン戦争激化 終息は見えず

    前大統領のジョージ・W・ブッシュがアフガニスタンへの開戦を発表したのは10年前の今日でした。この戦争は米国史上最長の戦争となり、今なお終わりが見えません。タリバンはいまもアフガニスタンの主要地域の支配権を握り続けています。和平交渉は崩壊しました。死者数は民間人軍人ともに増え続けています。この数週間だけでも和平後退の重大事がいくつも起きました。9月13日には武装勢力がカブールの米国大使館とNATO本部を襲撃しました。その1週間後にはアフガン高等和平評議会を率いていたブルハヌディン・ラバニ元大統領が暗殺され、タリバンが犯行声明を出しました。そして今週、ハミド・カルザイ大統領がタリバンとの交渉を諦めたとウォールストリート・ジャーナルが報じたのです。戦争で長期にわたり破壊された国にどんな未来があるのか考えるために、アフガニスタンにつないで「リーナ」に話を聞きます。「リーナ」は19歳の女性で、アフガニスタン女性革命的協会のメンバーです。「リーナ」は仮名で顔も隠しています。同協会のメンバー全員が安全のために実名を隠しているのです。もう一人のゲスト、独立系ジャーナリストアナンド・ゴパルです。アフガニスタンを広範囲に渡って取材報道し、アフガン戦争についての本も間もなく上梓します。

    dailynews date: 
    2011/10/7(Fri)
    記事番号: 
    4
  • リベリアの大統領エレン・ジョンソン=サーリーフと活動家リーマ・ボウイーも平和と平等の功績で受賞

    リベリア大統領エレン・ジョンソン=サーリーフには、大統領再選を目指す選挙運動の締めくくりがノーベル平和賞受賞の発表となりました。リベリア大統領選の投票日は10月11日の火曜日です。もう1人のリベリアの受賞者リーマ・ボウイーは、2003年の第二次内戦の終結をもたらした一因とされる「平和運動のための女性たち」の創設者です。この運動は2002年、戦いを終わらせようとボウイーがささやかな女性たちのグループを作り、魚市場で歌い祈ったことから始まりました。エミラ・ウッズに話を聞きましょう。彼女はリベリア出身で、ワシントンの政策学研究所の外交政策専門部(Foreign Policy In Focus)の共同部長の1人です。

    dailynews date: 
    2011/10/7(Fri)
    記事番号: 
    3

Pages