デイリーニュース

  • 報道の自由の勝利:デモクラシー・ナウ!の レポータ- 2008年の共和党大会での逮捕をめぐる和解で画期的な勝利

    3日、デモクラシー・ナウ!は、司会者のエイミー・グッドマンが、プロデューサーのシャリフ・アブドゥル・クドゥースとニコール・サラザールと共に、ミネソタ州セントポールでの2008年共和党党大会でのジャーナリストに対する警察の弾圧に対して起こした訴訟で、最終的な和解にいたったと報告しました。番組ではローワーマンハッタンのズコッティ公園で開かれた記者会見の一部をお見せします。この公園では「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street )」運動の参加者数百人が野営しています。記者会見には、デモクラシー・ナウ!側の弁護士、ワイル・ゴトシャル・アンド・マンゲス法律事務所のスティーブン・ライスと憲法上の権利センター(Center for Constitutional Rights)のアンジャナ・サマントが加わりました。「なぜ、報道の自由 が憲法修正第一条なのかには、理由があります。報道の自由が無ければ、民主主義はないからです」とライスは述べました。「この教訓が適用されるのは海外だけではありません。ここ数ヶ月間、海外でこのことを何度も目にしてきましたが、それは米国にも同じようにあてはまります。」

    dailynews date: 
    2011/10/4(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 選挙戦争: 選挙区再編成と投票法の変更は2012年に共和党に勝利をもたらすか?

    ブレナン公正センター(Brennan Center for Justice )の新報告書は、投票に関する法律の変更により、500万人以上の投票権が奪われる可能性があると警告しています。この数字は過去3回の大統領選挙のうち2回で、勝敗を決した投票数の差を超えています。報告書が明らかにしたところによれば、カンザス州、サウスカロライナ州、テネシー州、テキサス州、そしてウィスコンシン州に住む320万人が、投票をする際に新たに必要となった州発行の身分証明書を持っていません。ほかにも、犯罪歴を持つ人への投票制限の強化や、米国市民であることの証明書の提示義務などによって、投票所には入れない人たちが出てくるでしょう。投票権への取締りを強化した各州合計で、2012年の大統領の勝利に必要な選挙人投票270票の63%を占めることになります。最近ローリングストーン誌に掲載された記事「共和党が仕掛ける選挙戦争」を書いたアリ・バーマンと、プロ・プブリカの記者で、「選挙区再編成の見えざる手:企業とその他の強力な利権」の共著者であるロイス・ベケットに話を聞きます。この記事は、党派支持の色分けに沿った下院選局の再編成に、いかにカネが物を言っているかを述べています。

    dailynews date: 
    2011/10/4(Tue)
    記事番号: 
    1
  • トロイ・デイビス姉のマルティナ・コレイア、死刑廃止闘争の継続を約束

    1日、9月21日にジョージア州で死刑執行されたトロイ・アンソニー・デイビスの葬儀が行われましたが、その後、彼の姉である姉のマルティナ・コレイアに話を聞きました。コレイアは乳がん闘病の中、弟の命を救うために闘ってきました。「私たちが死刑制度を廃止できることを確信しています。誰もがこう問いかけています、『疑いがあるのに、なぜ殺すのか』と。私たちはもうそんなことは認めません」とコレイアは語りました。

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    2011/10/3(Mon)
    記事番号: 
    5
  • 伝説的コメディアンのディック・グレゴリー、死刑制度とデイビスの死にハンガーストライキで抗議

    人権活動家でコメディアンのディック・グレゴリーは、ジョージア州サバンナにある2000人収容のジョーンズ・バプティスト教会で1日行われた、トロイ・デイビス葬儀の参列者の一人でした。葬儀後、グレゴリーはデモクラシー・ナウ!に対して、デイビスへの死刑執行に抗議するハンガーストライキを約1年間行うと明言しました。「来年の秋まで固形食を食べません」とグレゴリーは語りました。また彼は人々に、1989年に起こり、デイビス本人は常に無実を主張していた非番中のマーク・マクフェイル警官への殺人罪について、「この事件の真実が明らかになること」を祈り、めい想するよう呼びかけました。

    dailynews date: 
    2011/10/3(Mon)
    記事番号: 
    4
  • トロイ・デイビス葬儀、参列した追悼者たちから死刑廃止を願う声

    先週末、ジョージア州サバンナにてトロイ・アンソニー・デイビスの葬儀が行われました。デイビスは、米最高裁判所が死刑執行停止請求を却下した後の9月21日に、ジョージア州のジャクソンにて薬物注射により死刑を執行されました。2000人収容可能なジョーンズビル・バプティスト教会は、参列者で溢れかえりました。デイビスの遺体が墓地へと埋葬される際、23羽のハトが解き放たれました。最初のハトはデイビスの魂を象徴し、残りの22羽は彼が刑務所で過ごした年数を現したものでした。デイビスは、1989年に当日非番だったマーク・マクフェイル警官を殺害した罪で有罪判決を受けました。その後9人の証人中7人が証言を撤回し、さらにデイビスを事件現場に結びつける物的証拠も見つかりませんでした。デモクラシー・ナウ!は葬儀のためサバンナに行き、トロイ・デイビスの弁護士で死刑執行の見届け人でもあったジェイソン・エワート、NAACP(全米黒人地位向上協会)のベンジャミン・ジェラス、アムネスティ・インターナショナルUSAの事務局長ラリー・コックス、NAACPジョージア支部代表のルー・ドゥボーズ、トロイ・デイビスの友人リンダ・サリバン・ラッセル、エベニーザー・バプティスト教会のラファエル・ワーノック代表、トロイ・デイビスの甥であるアントーヌ・デジュアン・デイビスコレイアの追悼談話の一部を放送しました。

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    2011/10/3(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ブルックリン橋で700人逮捕:3週目の「ウォール街を占拠せよ」は全米に拡大

    ニューヨーク金融街で行われている「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」キャンペーンは、ブルックリン橋を行進しようとした1日に劇的な展開を迎えました。警察官が700人のデモ参加者を逮捕したことで、同キャンペーンは、近年で最も多くの逮捕者を出した非暴力運動の一つとなりました。警察官に車道におびき寄せられたと語る人や、歩道を歩けとの警察官の指示は聞いていないと述べる人もいます。一方、同様の「占拠」キャンペーンはシカゴ、ボストン、ロサンゼルスといった他都市にも拡がっており、数百人が市庁舎前で抗議のキャンプをしています。番組では「ウォール街を占拠せよ」キャンペーンを組織した主要グループ「General Assembly(全体会議)」のマリサ・ホームズ、同キャンペーンの法務作業グループに参加するマリーナ・シトリン弁護士、さらに今夏ロンドンで発生した抗議運動を取材した作家でジャーナリストのローリー・ペニーを迎えて座談会を行いました。

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    2011/10/3(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 2008年共和党大会でのエイミーやプロデューサーの拘束、不当性訴えた裁判で和解

    2008年にミネソタ州のセントポールで開催された共和党全国大会とそこでの抗議行動を取材中だったジャーナリストたちが警察の弾圧を受けたことをめぐる裁判が、最終的な合意に達しました。デモクラシー・ナウ!のホストでエグゼクティブ・プロデューサーのエイミー・グッドマン、元プロデューサーのニコール・サラサールとシャリフ・アブドゥル・クドゥースはミネアポリスおよびセントポールの警察当局、ラムジー群保安官、米シークレット・サービス要員を相手取り、前年、訴訟を起こしました。訴訟は、2008年共和党全国大会において彼らの拘束を導いた法執行の方針や実践が不当だったと主張しました。3人のほかにも多くのジャーナリストが同じ週、セントポールで拘束されました。合意は、セントポールとミネアポリス警察署、それにシークレット・サービスにより支払われる10万ドルの賠償金が含まれます。さらにデモを取材する報道陣への適切な対応を含む、警察捜査における報道機関と国民の米国憲法修正第1項の権利について警察官に教育を行うトレーニングプログラムを、セントポール警察署が実施することも含まれています。

    dailynews date: 
    2011/10/3(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「ウォール街を占拠せよ」デモの内側:拡大する抗議の中核 活動家たちの野営現場を見る

    ニューヨーク市マンハッタンの金融地区の公園で「ウォール街を占拠せよ」抗議運動の数百人がキャンプを続けています。今週、ニューヨーク市の最大労組の1つ交通労働者組合が支持を表明したことで野営地は盛り上がっています。今回のリポートでは、デモクラシー・ナウ!のプロデューサーのマイク・バークが、抗議者が占拠している私営の公園の中をめぐり、参加者から話を聞いています。先週24日の土曜日にNY市警のアンソニー・ボローニャ警視からトウガラシスプレーをあびせられた女性の話もあります。ハニー・マスードが取材に協力してくれました。

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    2011/9/30(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 低賃金で献身的に働く公立学校の教師への中傷に反論する新作映画『アメリカの教師』

    今日が公開初日の新作ドキュメンタリー映画American Teacher (『アメリカの教師』)が、苛酷な労働時間と低賃金に生活上の大変な犠牲を強いられながらも自らの愛する職業を続けようと苦闘する4人の教師たちの人生を追っています。この映画は、公立学校の教師たちを納税者が支える手当や長期夏期休暇、強力な身分保証など手厚い恩恵を受けている者たちとして描く批評家たちへの反論となっています。この映画を監督したアカデミー賞受賞者バネッサ・ロスと、この映画の主人公であるニューヨーク市ブルックリン区の公立学校の1年生担任のジェイミー・フィドラーに話を聞きます。

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    2011/9/30(Fri)
    記事番号: 
    2
  • アンワル・アウラキの死 米国は罪状もなく自国民を殺害する時代に入ったのか?

    米国が、イエメン系米国人の急進的な宗教家アンワル・アウラキ師を北部イエメンで殺害したことを認めました。オバマ政権はアウラキが最重要指名手配者リストの中でも最も影響力を持ったアルカイダ工作員の1人であるとしています。アウラキ死亡のニュースを受けて、憲法学者のグレン・グリーンウォルドらは、公正な司法手続きなしの自国民の暗殺が米国では今や現実のものとなったと主張します。「この事件の奇怪な側面は、メディアの報道も政府の発表もアウラキをなにかとんでもないテロリストの黒幕のように……まるで新たなビンラデンとして吹聴していることがあります。この種の終わりのない戦争を正当化するには、米国政府としてはオサマ・ビンラデンに代わるテロリストの黒幕が必要なのです……その役割をしばらくの間アウラキが担ってきたわけです」とグリーンウォルドは言います。「米国大統領には、あなたと同じ米国民を公正な司法手続きをこれっぽっちも踏まずに殺害したり暗殺したり死なせたりする権限があると思いますか? そう思う人は、自分がまさにこの上なく純粋な専制主義者であると宣言しているに等しい」

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    2011/9/30(Fri)
    記事番号: 
    1

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