デイリーニュース

  • タイムズスクエアも占拠 、「ウォール街を占拠せよ」は2か月目に 全米各地で逮捕者数百人

    「ウォール街を占拠せよ」運動がマンハッタンの金融街で始まったのはちょうど1か月前でした。ズコッティ公園の抗議キャンプは現在も続いており、先週ニューヨーク市当局による退去命令の警告が行われてからも拡大しています。15日、数千人の抗議者が同公園からニューヨーク市のメディア、観光、エンターテインメント街の中心であるタイムズスクエアまで行進しました。同日の早い時間帯には、約20数人がローワー・マンハッタンのシティバンクで出金しようとしているところを逮捕されました。「ウォール街を占拠せよ」運動を現場で取材しているデモクラシーナウ!のライアン・デブロー記者に話を聞きました。また、コロラド移民人権連合(Colorado Immigrant Rights Coalition)のディレクター、ジュリー・ゴンザレスに、「デンバーを占拠せよ(Occupy Denver)」抗議運動について話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/10/17(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「占拠せよ」抗議運動で発言するダニー・グローバーとコーネル・ウエスト、首都ではキング牧師記念碑が落成

    米国では前週末、警察が「ウォール街を占拠せよ」運動に触発された抗議デモや占拠運動で数百人を逮捕しました。逮捕者はシカゴで175人、アリゾナで100人、ニューヨーク市で92人、ノースカロライナのローリーで19人、デンバーで19人、ワシントンD.C.で19人になります。プリンストン大学教授のコーネル・ウエストも、マーティン・ルーサー・キング牧師の記念碑の落成式に参加した直後、最高裁前の階段で逮捕されました。落成式で、オバマ大統領は「キング牧師の素晴らしい演説を私たちが賞賛するのは正しいことですが、しかし進展は彼の言葉だけで成し遂げられたものでないことを思い出すことも重要です。進展は困難を伴ったものでした。警棒で殴られ、消防ホースで放水されることに耐え、独房での生活の日々や、爆破予告の恐怖に耐えながら成し遂げたのです」。俳優で活動家のダニー・グローヴァーが演説を行った「オークランドを占拠せよ(Occupy Oakland)」の行われたカリフォルニアについても取り上げます。

    dailynews date: 
    2011/10/17(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 世界の怒りの日:不公平や大銀行への抗議デモに数万人、占拠運動も拡大

    15日の世界規模のデモの日、ブエノスアイレスやトロント、クアラルンプール、そしてロンドンにて数万人が、企業の強欲さや歳出削減に抗議し、よりよい生活条件と、富と財産のより公平な分配を求めるデモ行進をしました。デモは米国100都市を含む1500都市で開かれたと報じられています。すべてのデモが、一か月前にニューヨーク市で始まった「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」運動への連帯を示しています。アテネのシンタグマ広場で行われた緊縮財政、企業の強欲さに抗議する抗議デモについてのレポートをお送りし、20万人が行進したローマの活動家に話を聞き、さらに日本から「東京を占拠せよ(Occupy Tokyo)」のデモを報告します。またウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジが、「Occupy the London Stock Exchange(ロンドン証券取引所を占拠せよ)」で行なったスピーチの一部もお送りします。

    dailynews date: 
    2011/10/17(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 9.11後の容疑者たちへの「非人道的処遇」 に世界中が米国の勾留政策に疑惑の目を向ける

    9.11から10年が経ち、米国の被疑者拘束の政策に対して国内外から疑惑の声が上がっています。米国民であるタレク・メハンナの「テロ支援の共同謀議」と「テロリストへの物的支援」の容疑による初公判が今月、予定されています。メハンナはアルカイダの「メディア部隊」で働こうとしていた嫌疑をかけられています。彼は2009年10月に逮捕された時27歳で、以来ずっと独房で勾留されています。メハンナはもともとはFBIに内部密告者になるように勧誘されていました。一方、欧州人権裁判所は米国へのテロ容疑者の引き渡しの合法性をめぐる審議を行っています。米国が拘束した容疑者に対し、正当な法手続きも踏まずに非人道的な監禁を行っている疑いがあるためです。この裁判は米国の司法制度が国際的な評価を落としかねない、人権法の歴史における画期的な判例になるかもしれません。9.11後の米国の容疑者拘束政策について、テレク・マハンナの兄弟タメルと英国の著名な人権弁護士ガレス・ピアースに話を聞きます。ピアース弁護士はグアンタナモ・ベイの米軍基地に収監されている多数の囚人の代理人を務めているほか、ウィキリークス創始者ジュリアン・アサンジの弁護人でもあります

    dailynews date: 
    2011/10/14(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 人権法弁護士マイケル・ラトナー 「ウォール街占拠への退去命令は失敗したがそもそも違憲」

    ロウワー・マンハッタンのズコッティ公園で、憲法上の人権センターのマイケル・ラトナー弁護士は、公園清掃を理由にしたニューヨーク市による「ウォール街占拠」抗議者排除の試みは表現の自由に対する違反であって、強行すれば大変な衝突に発展していただろうと話します。「違法性を別にしても、あまりにも大規模な群集ですから、流血の事態になっていたでしょう。この一帯に数千人の人が集まっており、労働組合の人たちもたくさんいるところに入ってこようなんて考えるのが間違いだ。公園の閉鎖なんて、うまくいくはずがなかった…もう大きくなりすぎた。この公園は次世代の抗議運動の永遠の象徴になりつつあるのです」。ラトナーは、ウォール街占拠運動の法務班がブルックフィールド不動産に宛てた書簡の共同署名者です。同不動産はこの「民間所有の公園」を公衆に開放する義務を負っています。書簡は、同不動産が公園清掃を理由にニューヨーク市に要請した措置は憲法修正第一条などに抵触する恐れがあると主張し、裁判所の令状なしに警察が同公園で法執行を行うことは違憲であり違法であると警告しています。また、ウォール街占拠組織者の1人に10月15日の「世界・明日への行動の日」の「United for #GlobalChange」(#世界変革のための連帯)と称した計画について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/10/14(Fri)
    記事番号: 
    2
  • NY市当局 ウォール街占拠者の不退転の決意を前に清掃退去命令を撤回

    マンハッタン金融街の「ウォール街占拠」抗議者たちが祝杯を挙げています。4週間近く占拠している公園から退去せよとの命令をはねのけることができたからです。ニューヨーク市長マイケル・ブルームバーグはズコッティ公園──抗議者たちは「リバティ・プラザ」の旧称で呼んでいます──の所有者の清掃要請を受け、今朝7時までに公園から人を退去させると話していました。この清掃命令が抗議者の排除の口実ではないかと心配した数千人の人々が前夜から公園に結集し始めました。数時間後、NY市当局は清掃要請を撤回すると発表したのです。コッティ公園からの中継でデモクラシー・ナウ!のライアン・デブローの話を聞きます。「今朝の6時ごろ、労働組合の一団がリバティ公園にやってきました。シュプレヒコールら歓声やら、彼らを迎えてもう純粋に大喜びでしたね」とデブローは言います。彼によると、抗議者たちは資金庫から3000ドルを出して清掃用具を購入し「昨日一日のほとんどを使って公園を磨き上げ、検査官が到着したときにここが不潔な場所だという口実をいっさい与えまいと可能なかぎりきれいにした」のだそうです。ニューヨークのジュマーニ・ウィリアムズ市議にも話を聞きます。この占拠を支援している多くの市当局者の1人です。「すごい運動が始まっているということをみんなわかってると思います。重要なことは、これは支援すべきものだということです。

    dailynews date: 
    2011/10/14(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 『すべての人々のためのニュース』: フアン・ゴンザレスとジョセフ・トレス 米国メディアと人種の相関を詳述

    数年間のリサーチに基づく、画期的な新刊 News For All the People: The Epic Story of Race and the American Media(『すべての人々のためのニュース:詳i述 人種と米国メディア』は、メディアが米国における人種偏見の存続に果たしてきた中心的な役割を検証します。同書は、今まであまり語られてこなかった、白人が所有するメディアの最悪の人種差別的側面に挑戦した、黒人、ラティーノ、先住アメリカ人、およびアジア系アメリカ人の先駆的なジャーナリストたちの人生を振り返ります。この本はまた、インターネットの覇権をめぐる闘いが、民主主義におけるメディアとそれにかかわる技術の役割 をめぐる、何世紀にも渡る論争の新たなの一章にすぎないという、今ませになかった切り口についても記しています。本日のデモクラシー・ナウ!では独占放送で、この本を書いた、本番組の共同司会者で数々の賞に輝くジャーナリストであるフアン・ゴンザレスとメディア改革組織、フリープレスのジョセフ・トレスに話を聞きます。「この本で明らかにしたことのひとつは、米国では、中央集権化されたニュースと情報システムと、分散化された自治的なシステムのどちらを必要としているのかが基本的な論争として存在しているということです。

    dailynews date: 
    2011/10/13(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 1968年五輪の米国人メダリスト、ジョン・カーロスが語る「世界を変えた革命的なスポーツの瞬間」

    1968年のメキシコ・シティでのオリンピック表彰台で、拳を高く掲げる有名なブラックパワー・サリュートを行ってから約半世紀が経った今、ジョン・カーロスはスポーツ記者のデイブ・ザイリンと共に新たな回顧録、The John Carlos Story: The Sports Moment that Changed the World(『ジョン・カーロスの物語:世界を変えたスポーツの瞬間』)を執筆しました。200メートル競走でオリンピックメダルを獲得したジョン・カーロスとトミー・スミスは、表彰式で国歌が流れる中、米国での種差別への抗議として、ブラックパワー・サリュートと呼ばれる黒い手袋をかぶせた拳を高く掲げる示威行為をしました。世界中で視聴された、この表彰台上での行為は論議を巻き起こし、結果として彼のキャリアにもネガティブな影響を及ぼしました。「あの場所にいたのは競技のためではなく、実は自分の主張を表現するためでした」とカーロスは言います。「私は、米国の行為を、彼らが過去にしてきたことを、あの当時彼らがしていたことを、そして米国を恥じていました」

    dailynews date: 
    2011/10/12(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 駐米サウジ大使暗殺計画でイラン諜報員を起訴 米国・イラン間の緊張高まる

    ニューヨーク連邦裁判所に提出された21ページにわたる起訴状により、2人のイラン諜報員が駐米サウジアラビア大使アデル・ジュベイルの暗殺を企てた疑いで起訴されました。米司法省当局は、この2人の容疑者がメキシコの麻薬カルテルのメンバーに依頼して、ワシントンDCの行きつけのレストランで食事中のジュベイルを爆弾で暗殺しようとしていたと述べています。雇った殺し屋は実は、米国麻薬取締局(DEA)への情報提供者でした。本日は、Desert Kingdom: How Oil and Water Forged Modern Saudi Arabia(『砂漠の王国:石油と水がいかに現代のサウジアラビアを築いたか』)の著者であるトビー・ジョーンズに話を聞きます。「米国が中東の『アラブの春』に関して一貫性のない政策を推進してきたことは周知の事実です。少なくともリビアのような国では、民主主義の大儀、つまり独裁政治の崩壊を支持してきました」とジョーンズは言います。「しかし、バーレーンやサウジアラビアのこととなると、米国の態度はわかりにくく、はっきりしません。そしてあらゆる面から見て、ペルシャ湾地域での米国の政策が定まらない理由の核心はイランなのです。米国は同地域においてイランに権力を拡大させまいとするサウジアラビアと合意しています。

    dailynews date: 
    2011/10/12(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 公民権運動を先導したオリンピックメダリスト スポーツ記者と「占拠せよ」運動に参加

    1968年メキシコオリンピックのメダリスト、ジョン・カルロスとトミー・スミスは、表彰台で米国国歌が流れる間、黒い手袋をつけた拳を高くかかげてブラック・パワー・サリュートをし、米国の人種差別に抗議の意を表したことで国際的な象徴となりました。その際の写真は現代で最も象徴的な写真の1つとなりました。カルロスはスポーツ記者デイヴ・ザイリンの協力を得て、新しい自伝を出版したばかりです。10月10日、2人がウォール街占拠に集まった群衆に話しました。「ここに来ているのがデジャヴのようです。こんなに多くの人が社会について心配していることを思うと―自分のことだけでなく、地球上のすべての個人を心配していることを思うと」とカルロスは語りました。「ここにいる人たちは、多くの人が仕事を失い、大勢が家を追われ手いることを危惧しています。多くの学生が教育を受けてこのわれわれの偉大な国の労働力になるためにローンで学校に通い、その結果その学生ローンが払いきれるものではないことをしる、その状況を彼らは危惧しています。誰もが苦境に陥っているのです。」

    dailynews date: 
    2011/10/11(Tue)
    記事番号: 
    13

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