デイリーニュース

  • オバマ政権による記録的な40万人の国外退去と 移民局収容所内の体験を描いたドキュメンタリー『混迷の移民拘留』

    オバマ政権は米国の国外退去件数が最高レベルに達したことを示す最新の数字を発表しました。米入国・税関管理局によれば、2011会計年度に40万人近くが国外退去処分となり、同局が設立されて8年で最も高い数字となりました。このデータは、ラティーノと移民の権利擁護団体が合同でオバマの移民政策に抗議して開催した全国行動の日に発表されました。抗議者たちは地方警察が逮捕したすべての人物の指紋を米国土安全保障省に提出することを義務づける「安全な地域社会」プログラムを即刻中止するよう要求しています。オバマ政権になってから100万人以上の移民が国外退去処分となりましたが、一方で移民政策改革への取り組みは滞っています。 PBSのドキュメンタリーシリーズ、フロントラインの番組”Lost in Detention”(『混迷の移民拘留』)ではオバマ政権下の移民プログラムを調査します。受賞歴のある放送ジャーナリストで、調査を主導したマリア・ヒノホサに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/10/20(Thu)
    記事番号: 
    4
  • アラバマ州の対移民規制強化で「人道的危機」の恐れ ラティーノの抵抗喚起する

    アラバマ州は、非合法滞留者と疑われる人をすべて逮捕することを警察に義務づける新法HB 56の実施により、全国の移民論争の最新の注目の的となっています。この法律によって、不法移民がかかわる労働契約の履行を裁判所が強制できなくなり、公立の学校は入学者の滞在許可の確認をすることを許されることのになります。10月の第3週、連邦控訴裁判所は同法の施行を部分的に阻止しましたが、数千人のラティーノがすでにその前にアラバマ州から逃げ出しました。州全土でラティーノが抗議のストライキを行ったことで、アラバマの多くの店や会社が休業を余儀無くされました。アラバマ州法に挑戦して訴訟を起こしている原告の筆頭である「アラバマ州ヒスパニック利害連合」(Hispanic Interest Coalition of Alabama )代表のイザベル・ルビオに話を聞きます。「私たちは人道的な危機状態にいます。HB 56 が地域社会に生み出した恐怖と混沌のレベルについてはとうてい、説明のしようがありません。... この法律は、その核心において、すべての移民に向けられたものではなく、ラティーノコミュニティを狙い撃ちしていると我々は考えています。」 とルビオはいいます。

    dailynews date: 
    2011/10/20(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 元グアンタナモ囚人 拷問をめぐるブッシュの逮捕を求めるカナダでの裁判について語る

    ブリティッシュ・コロンビア警察は、10月20日、経済サミットでの講演が予定されているジョージ・W・ブッシュ元大統領の訪問に先立ち、警備を一段と強めています。この警備は数百人の抗議者を対象としたものですが、アムネスティ・インターナショナルもカナダ政府に対して、ブッシュを逮捕し、いわゆる「テロへの戦争」での囚人の拷問に関し、訴追あるいは容疑者身柄引き渡し措置をするよう要請しています。一方、ブッシュ政権下の米国刑務所で拷問されたという4人が、20日、カナダの地方裁判所で元大統領に対する私人訴追を行う予定です。憲法上の権利センター(Center for Constitutional Rights )とカナダ国際正義センター(Canadian Center for International Justice)はすでにカナダの司法長官に69ページの 起訴状の草稿、ならびに拷問に関するブッシュ訴訟を裏付ける4,000 ページを超える資料を提出しています。元グアンタナモの囚人で、拷問嫌疑の被害者の1人が番組に参加します。ドイツ生まれでトルコ国籍の彼は、2001年19歳の時に、パキスタンで拘束されました。「ジョージ・ブッシュは犯罪人であり、自分がやったことのつけを払うべきだと思います。私自身の場合は、無実だと証明され、悪いことなど何ひとつしていなかったのに、5年も拘束されました。

    dailynews date: 
    2011/10/20(Thu)
    記事番号: 
    2

    http://www.democracynow.org/(〜記事のアドレス)

  • リビア暫定政府 旧政権派最後の拠点を制圧 ムアンマル・カダフィ殺害される

    番組放送開始の間際に、失脚したリビアの最高指導者ムアマル・カダフィが出身地シルトの郊外で死亡したとの報がはいりました。長期にわたる支配に対する抗議が始まって8カ月になります。カダフィは、NATOによる空爆で護送車両集団が爆撃されたあとで、射殺されたと報じられています。このニュースはカダフィの故郷であり、カダフィ派の軍団の最後の主要な拠点であるシルトをリビア暫定政府が制圧したという知らせと同時に流れました。リビア情勢を追いかけてきたデモクラシー・ナウ!の通信員アンジャリ・カマトに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/10/20(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 貧困激増の中 キング牧師の記念碑は「彼の仕事が終わっていない証し」と見るべき

    ニューハンプシャー大学の新調査によると、米国の児童の22%近くが貧困の中で生活していることが明らかになりました。ピュー・ヒスパニック・センターによる別調査では、貧困児童のうちヒスパニック系の児童が最大の割合を占めることが分かりました。非ヒスパニック系白人の貧困児童が500万人、黒人の貧困児童が440万人であるのに比べ、ヒスパニック系の貧困児童は610万人です。ピュー・センターによれば、ヒスパニック系の貧困が激増した原因には、増加するラテン系住民への不況の影響が大きいということです。今週、首都ワシントンでは、ナショナル・モールでマーチン・ルーサー・キング牧師の記念碑が落成披露されましたが、今日は公民権および困窮するアフリカ系米国人の状況について多くの記事を書いてきたカンザスシティ・スター紙のルイス・デューグィッドに聞きます。「キング牧師は米国を、建国当初からそうだったように、仕事が終わっていない国とみるでしょう。特に有色人種と貧困層に関してはそうです」とデューグィッドは言います。「米国では4600万人が貧困にあり、5000万人が医療保険に加入していないという問題があります・・・キング牧師の記念碑は、仕事が終わっていないことの証しとすべきです」

    dailynews date: 
    2011/10/19(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 殺害されたカンザス州の中絶医ジョージ・ティラーの遺志を継ぎリプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する女性の自己決定権)の闘いを続ける同僚たち

    家族計画連盟への助成打ち切りを狙った法律の影響が及ぶのを連邦判事が阻止しました。同判事は、カンザス州に対し、家族計画に関する州助成制度を再導入して、あるクリニックに助成金を支払うよう命じました。そのクリニックは、助成停止を目的にした法律の「巻き添え被害」により閉鎖を余儀なくされる恐れがあり、閉鎖すれば大半が低所得層である患者650人が生殖医療へのアクセスを失うと申し立てていました。家族計画連盟カンザス支部、ミズーリ中部支部、独立系クリニックであるドッジシティ・クリニックは、現行の法律に挑戦して行く構えです。この法律は、州がタイトルX 助成金(Title X funds)を、保健所と病院に優先的に配分することを規定しており、これにより家族計画を専門とするクリニックには助成金が配分されないことになります。これがカンザス州の最新の経過です。カンザス州は、中絶をうける権利の確固たる支持者であったジョージ・ティラー医師が殺害された州です。ティラー医師が殺害された2009年以前、8年間ティラー医師と共に働いた「女性トラスト財団PAC」の創立者兼代表ジュリー・バークハートに聞きます。同財団は女性の生殖医療へのアクセスとサービス提供者である医師の権利を擁護する団体です。

    dailynews date: 
    2011/10/19(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 元金融監督官ウィリアム・ブラック: 「ウォール街を占拠せよ」はホワイトカラーによる詐欺への反撃

    ミズーリ州カンザスシティから公開放送です。ホワイトカラー犯罪の研究者、元金融監督官であり、The Best Way to Rob a Bank is to Own One(『銀行強盗をするには銀行を所有することが最善の方法』)の著者ウィリアム・ブラックがゲストです。彼は現在ミズーリ大学カンザスシティ校で経済学と法学を教えていて、最近「カンザスシティを占拠せよ」に参加したばかりです。「米国全土だけでなく全世界で行なわれている占拠運動を見れば、そこに一貫したテーマが発展してきたことがわかるでしょう」とブラックは言います。「そこに含まれるのは、全体にとって危険な機関、すなわちオバマ政権が時限爆弾だという銀行大手20行を何とかしなくてはならないということ。そのうち1行でも破綻すれば、たちまちグローバル金融危機が再来します。これほど大きな機関を持つ必要はまったくないのですから何とかすべきです。説明責任もテーマの1つです。重罪犯罪人は刑に処すべきです。・・・そして雇用の即時創出、住宅差し押さえ危機への対処、この4つが占拠運動に共通してみられるテーマです。・・・立派な趣意書をもつことは徐々に必要ではなくなり、広範なコンセンサスの拡大を見ることになるでしょう」

    dailynews date: 
    2011/10/19(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキーが語るイスラエルとパレスチナの捕虜交換、イエメンでの米国の暗殺行為

    マサチューセッツ工科大学の名誉教授で、世界的に有名な言語学者で政治的反体制派のノーム・チョムスキーが10月17日夜、ニューヨーク市のバーナード・カレッジで、イスラエルとハマスが歴史的な捕虜交換で合意する数時間前に、イスラエルとパレスチナ紛争について語りました。「[イスラエル兵のギラド・シャリート]は、ずっと前に解放されるべきだったと思います。しかし、今回の顛末からは何かが欠けている。パレスチナ人女性たちの姿はないし、解放されるパレスチナの囚人たちはどうなのか、彼らがどこから来たのかといった話については何も論じられていないのです」とチョムスキーは言います。「それについては言うべきことがたくさんあります。例えば、2007年に米国と欧州連合とイスラエルがアラブ世界で唯一の自由選挙による議会を解散させることを決めたときにイスラエルによって誘拐され投獄されたパレスチナ人選出議員らが今回の解放に含まれるのかどうかといったことを我々は知らないし、少なくともニューヨークタイムズ紙には書かれていません」。チョムスキーはまた、米国出身のアンワル・アウラキ師がイエメンで最近米国によって暗殺されたことについても語ります。「もともとそれほど大勢いなかった批判者ですが、そのほぼ全員が、アウラキはアメリカ市民だったという理由をあげて、今回の暗殺を批判したり、承認したりしています」とチョムスキーは言います。

    dailynews date: 
    2011/10/18(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 独占ビデオ報告 新しいリビア:カダフィの42年間の支配から脱しつつある国が直面している問題

    米国務長官ヒラリー・クリントンは10月18日、リビアの首都トリポリを予告なしで訪問しました。クリントンは、リビアの国民評議会(NTC)の高官らと会談する予定です。クリントンが訪問したのは、NATOが支援する、NTC派の部隊がムアンマル・カダフィ大佐の最後に残った拠点の一つであるバニワリードをほぼ掌握したと明らかにした1日後のことでした。民衆蜂起開始から8ヶ月、リビアは不確実な未来に直面しています。42年間のカダフィ支配の後で、同政権の下で長く抑圧されてきたリビア国民は公然と声を上げています。しかし、カダフィを根強く批判してきた人たちでさえ、前途は多難であると述べています。リビア国内からの独占レポートで、デモクラシー・ナウ!の特派員アンジャリ・カマトと、ビック・ノイズ・フィルムズのジャッキー・ソーヘンが、リビア人元亡命者ら、リビア人人権活動活動家ら、NTCの議長ムスタファ・アブドルジャリル、反乱軍によって拘束された囚人らなどから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/10/18(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 解放された米国人ハイカー 「オークランドを占拠せよ」で演説 カリフォルニアの囚人らのハンガーストライキ支持を表明

    イランでかつて拘束されていた3人の米国人ハイカー、シェーン・バウアー、ジョシュ・ファタル、サラ・ショウルが、バウアーとファタルが刑務所から解放されてから1ヶ月足らずの10月17日、「オークランドを占拠せよ(Occupy Oakland)」運動の現場を電撃訪問しました。3人は2009年7月にイラン・イラク国境付近でハイキングをしていたときに逮捕されました。ショウルは2010年に解放されました。3人のハイカーたちは10月17日、「オークランドを占拠せよ」運動の場で、熱狂的な支持者たちによって歓迎されました。「一連の占拠活動はちょうど私たちが解放されたときにニューヨークで始まっていて、少しづつ耳に入ってきました。でもこの町[オークランド]に帰って来るまでは、この活動が重大なものだという実感はわきませんでした」とバウアーは言います。「この活動は重要です。そして私はそのことを誇りに思います。自分の町でこの活動が起こっていることを誇りに思います」。バウアーはまた、イランが彼の元弁護士ムサド・シャフィに対して圧力をかけていることを批判しました。シャフィは最近逮捕され、海外渡航権を拒否されました。

    dailynews date: 
    2011/10/18(Tue)
    記事番号: 
    1

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