共和党の大統領候補ハーマン・ケインは自身に対するセクハラ疑惑を「とにかくそんなことは一切ない」と強く否定し、2012年の大統領選挙からの撤退もないと誓っています 。8日、ケインは、最新の告発人シャロン・ビアレクのセクハラの申し立ても否定しました。ビアレクは1997年、ケインが彼女の体を触わり、性行為を強制しようとしたと主張しています。同じく8日には別の女性キャレン・クローシャーが、1990年代に全米レストラン協会でケインと働いていたときに、彼をセクハラで告訴したことを公の場で初めて認めました。スレート・ドットコムの上級編集者ダーリア・リスウィックに話を聞きます。「こういうケースの典型的な例ですね。ほかの全部がうまくいかなくなるとすぐに女性たちを狂気の沙汰だ、アバズレだ、ヒステリーだと攻撃する。いま聞こえてきていることはまさにそういうことだと思います」とリスウィックは言います。「こういう時の非難が、不正行為をした男性の行動に向かわないことは、とても興味深いことです。女性は感情的ですぐに取り乱すという、シェイクスピアの時代の女性像と全く同じではないですか」