デイリーニュース

  • 米国は困窮してない:国をより公平で環境に優しく安全にすることによって債務危機を解決

    いわゆる「スーパーコミッティー」と呼ばれる超党派委員会は、税金と支出をめぐる3ヶ月にわたる交渉後、連邦赤字の削減について合意に達することができませんでした。議会は、代替案を考え出すのに後1年ちょっとしかありません。軍事および国内プログラムで10年間にわたって1兆2000億ドルを自動的に支出削減するトリガー(引き金)条項は2013年に発効します。「人々が覚えておくべきなのは、我々は裕福な国にいるということと、今回の危機は将来的に我々をもっと良い方向に導く中で、豊かな資源を利用する機会になるということです」と、政策研究所(the Institute for Policy Studies)の新報告書”America Isn’t Broke: “How to Pay for the Crisis While Making the Country More Equitable, Green, and Secure”(「米国は困窮してない:国をより公平で環境に優しく、安全にする間に危機を乗り越える方法」)の共著者であるサラ・アンダーソンは言います。

    dailynews date: 
    2011/11/22(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 数千人が暴力に立ち向かい軍事支配に抗議する中、エジプト革命が新たな局面へ

    エジプトでは、軍事政権を終わらせ民政への移行を求める活動家らによる大規模デモが4日目に突入しています。抗議行動は、大規模な弾圧と、エジプト暫定内閣の辞職表明の中で続いています。カイロの中央遺体安置所からの報告は、軍事政権による弾圧で少なくとも33人が死亡し、1500人以上が負傷したと伝えています。この争乱のなか、エジプトでは11月28日に人民議会選挙が行われます。「国の首都の真中で国家による残虐行為が行われている中で、どうやったら正当な選挙ができるのか私にはわかりません」と、デモクラシー・ナウ!の通信員で、カイロから最新情報を伝えてくれるシャリフ・アブドゥル・クドゥースは言います。「多くのエジプト人が過去10ヶ月にわたって、革命が悪用され、盗用され、変形されるのを目の当たりにしてきました。そしてまた、、この移行期にあって、何の約束も守らないエジプトの軍事評議会が、人権侵害にはじまり完全な権力支配するのを見てきたのです。」

    dailynews date: 
    2011/11/22(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「キャンパスを占拠せよ」参加者に警官がトウガラシスプレー噴射、カリフォルニア大学デイビス校学生にインタビュー

    カリフォルニア大学デービス校の警官が18日、「カリフォルニア大学デービス校を占拠せよ」の野営地の撤去に座り込みで抗議をする学生に、トウガラシスプレーを至近距離から吹きかける様子を収めた動画が、インターネットで瞬く間に広がりました。この事件に関与した警官2人は休職処分になり、この警官らを当初擁護したカリフォルニア大学デービス校のリンダ・カテヒ学長の退任を要求する動きが出てきました。カテヒ学長は外部の第三者委員会による事件の再調査が必要だと発表しています。18日にトウガラシスプレーを吹きかけられた学生の1人、エリ・ピアソンに話を聞きます。警官に殴打されたカリフォルニア大学バークレー校の学生への連帯を示し、全米大学の授業料値上げへの抗議を行っていたピアソンは「頭を覆い、自分を守って、頭を下にするよう私に言う人たちだけが見えました。そして次の瞬間、催涙スプレーを吹きかけられました」と話しています。また、18日のトウガラシスプレー事件を受けて、カテヒ学長退任を要求する公開書簡を書いた同校のネイサン・ブラウン助教授(英文学)にも話を聞きました。「若手職員としてのこのような事態に対する最善の取り組み方は、公の場で発言することだと思っています。

    dailynews date: 
    2011/11/21(Mon)
    記事番号: 
    3
  • タハリール広場が襲撃される:エジプト反軍政デモで32人死亡、1750人負傷

    エジプト全土で起きている、軍事政権から民政に早期移行するよう呼びかけている大規模デモが3日目に突入しました。19日朝から何千人もの抗議参加者が治安部隊と衝突しているカイロ市内のタハリール広場で、最も激しい衝突が発生しています。21日付のAP通信によると、エジプト保健省の発表した犠牲者数は、死者35人、負傷者1750人以上に増えました。カイロに滞在し、デモの開始から取材を続けているデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースが取材したデモ参加者、ナセル・アブドゥル・ハディは「革命当初の要求は自由、尊厳そして社会的公正でした。我々はまだ社会的公正を手にしていません」と話しています。映像はビッグ・ノイズ・フィルム(Big Noise Films)のジャッキー・スーヘンの提供です。

    dailynews date: 
    2011/11/21(Mon)
    記事番号: 
    2
  • セイモア(シーモア)・ハーシュ:イラク戦争のプロバガンダがイラン核戦争で再利用されている

    米国、英国、カナダがイランの石油と石油化学工業に対する組織的な制裁措置の一連を発表しようとしている中で、ベテラン調査ジャーナリストのセイモア(シーモア)・ハーシュがイランの核兵器開発疑惑に対する合意の広がりに疑問を投げかけています。国連の国際原子力機関(IAEA)が報告書の中でイランの核開発の「possible military dimensions (兵器化の可能性の側面)」を指摘し、「イランが核爆発装置の開発に関係する活動を行ったことを示す」「信頼に足る」証拠を示して以来、イランへの国際的圧力が高まっています。米誌ニューヨーカーのブログに掲載されたハーシュの最新の記事「イランとIAEA」の中で、ハーシュは最近の報告書について、科学的調査ではなく「政治的文書」だと論じています。「彼ら(JSOC=統合特殊作戦コマンド)は何も見つけなかったんです。何もなかった。いかなる兵器製造の証拠もなかったんです。つまり、兵器製造施設の証拠が1つもなかったということです。兵器製造のための核分離施設ではなく、核濃縮製造施設があった。これが純然たる事実です」とハーシュは話しています。

    dailynews date: 
    2011/11/21(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「オークランドを占拠せよ」のパンチョ・ラモス・スティール 瞑想中に逮捕され国外退去の危機

    有名な在留資格の無い移民(undocumented immigrants)運動家の逮捕は、移民の問題を運動の最前線に引き出しました。14日、カリフォルニアで、フランシスコ・"パンチョ"・ラモ ス・スティールは、「オークランドを占拠せよ」野営地への早朝の襲撃中に、オスカー・グラント・プラザで瞑想中に逮捕されました。保釈金を積んで仮釈放と思いきや、パンチョは、地元の刑務所からの逮捕情報を連邦移民機関と共有する「安全なコミュニティ」プログラムにより、米国入国・税関取締局に身柄を引 き渡され、拘置されました。彼の支持者数千人が釈放を求める運動を開始しました。そのうちChange.orgの嘆願サイトはわずか24時間で 6,600件の署名を集めました。17日朝、パンチョは最終的にICEの拘置から釈放されました。カリフォルニア州のバークレーから、パンチョが番組に参加します。「人から『出身地はどこですか?』と聞かれるたびに 『地球という惑星です』と応えます。『国籍は?』と聞かれたら、『世界市民です』と応えます。これで少々、時間の猶予を稼げた。でも・・・いまでは指紋を 採られてしまった。結局、現状はこうなんです。

    dailynews date: 
    2011/11/18(Fri)
    記事番号: 
    8
  • 革命はライブストリームされる:「占拠運動」のビデオハブ、グローバル革命TV

    過去2カ月間、グローバル革命TV(Global Revolution TV )という名のウェブサイトが「ウォール街を占拠せよ」の中心的なビデオハブになってきました。ニューヨークや、他の数十カ所の「占拠」運動を行っている都市からのライブビデオ送信を集めたこのサイトは、抗議運動の報道と観察の方法を変えました。「占拠」の抗議者たちがズコッティ公園で総会を開く時、会合はいつもライブストリームで全世界に流れます。15日早朝に、警察が公園を襲撃した時には、その様子はライブストリームにとらえられました。サイトの共同創設者のヴラッド・ティーチバーグに話を聞きます。元デリバティブ・トレーダーの彼は金融界から足を洗い、ビデオ活動家になりました。「このプロジェクトと似たようなことは過去にもほかの活動や反乱でやってきたけれど、このプロジェクトを正式に始めたのは、ニューヨークの占拠が始まった時でした」とティーチバーグは語ります。「人々は、『ウォール街を占拠せよ』を米国の革命のであるかのように考えています。でもルーツはアラブの春です。アラブの春がは多大なインスピレーションを与えました。そしてスペインの革命を直接のルーツにしています」。

    dailynews date: 
    2011/11/18(Fri)
    記事番号: 
    7
  • ニューヨーク市の建物への「占領」をテーマにした投影ディスプレイのライトアップ  抗議運動参加者の士気を高揚

    17日夜、ニューヨーク市のダウンタウンで、果てしなく続く何万人もの行進の人波が続く中、ダウンタウンのビルの壁に大きなメッセージが投影されました。これを実現させた人たちの2人に、路上で話を聞きました。「時には、スペースは利用可能だと主張する必要があります。与えられたキャンバスにメッセージを載せ、仲間とコミュニケートする。そのキャンバスがたまたま市庁舎だったってわけです」とテイラー・Kは語りました。

    dailynews date: 
    2011/11/18(Fri)
    記事番号: 
    6
  • ズコッティ公園の取締り強化で拘束されたNY市会議員ヤダニス・ロドリゲス 大量の民衆参加を呼びかける

    ニューヨーク市で17日ブルックリン橋の大行進に大勢が参加した理由のひとつは、週前半のズコッティ公園への警察の急襲です。ニューヨーク市会議員ヤダニス・ロドリゲスも逮捕されました。彼は治安攪乱行為と公務執行妨害の容疑で2時間ほど警察車に拘束されました。ロドリゲスは逮捕の一週間前、彼の選挙区である、移民が多いワシントンハイツ地区からウォール街占拠の現場まで約18キロのデモ行進の計画を支援 しました。彼は警察による身柄拘束の不快な経験を語り、それによってむしろ「占拠」運動にかかわり続ける気持が強まったといいます。「私たちはこの運動にもっと多くの黒人やラティーノの参加を望んだ。なぜならこの運動は大学生だけのものではないし、失業者だけのものでもない。これは労働者階級と中産階級の運動です。私が逮捕された場所から少し離れたところにはデモ参加者が大勢いて、衝突が起きる可能性がありました。だから、私はブロードウェイの東側に移動たんです。そこもはデモ隊もいなかったし、何も起こっていませんでした。そこから少し歩いて、公園から2ブロックの場所まで来た時に 停められました。『市会議員のロドリゲスです。このまま公園まで歩いていきたい』と言いましたが、押し戻され、車に投げ込まれました。通りにいた警官がやって来て 私の上にのしかかりました」と、ロドリゲスは語りました。

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    2011/11/18(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 雇用創出を求めるウォール街占拠運動のブルックリン橋抗議 組合指導者たちが逮捕される

    17日の占拠運動の満2カ月記念抗議はたまたま数カ月前から計画されていた労働組合のイベントと重なりました。国中の老朽化したインフラを整備する連邦の予算付けがいかに労働者たちを仕事に戻すことができるかを知ってもらおうと、全米で橋を舞台にしたデモ行進が行われました。抗議者たちはロサンゼルスで、シカゴで、フィラデルフィアやデトロイト、セントルイス、ヒューストン、ミルウォーキー、ミネアポリス、ハートフォードやポートランドでも橋を封鎖しました。デモクラシー・ナウ!のプロデューサー、ルネ・フェルツがニューヨーク市でブルックリン橋の入り口を封鎖しようとして組合指導者たちが逮捕された模様を報告します。逮捕者にはSEIU(サービス従業員国際組合)議長のマリー・ケイ・ヘンリーも含まれます。「私たちはこの国の経済が、修復可能な緊急事態に陥っていると考えています。そうして数百万の人々がきちんとした仕事とともに職場復帰できると思っています」とヘンリーは言います。

    dailynews date: 
    2011/11/18(Fri)
    記事番号: 
    4

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