デイリーニュース

  • エジプト、人民議会選挙実施へ:ジャーナリストのモナ・エルタハウィーがエジプト軍による殴打、性的暴行を語る

    エジプト系米国人ジャーナリストのモナ・エルタハウィーは23日、カイロのタハリール広場付近でエジプト治安部隊によって12時間拘束されました。拘束中、彼女は激しく殴打され、性的暴行を受けました。先日カイロから帰国したばかりのエルタハウィーが、スタジオで番組に参加します。「タハリール広場にいる多くの人たちが私のところへ来て、おでこにキスをしてくれました。私をハグして『われわれは彼らを見逃したりはしない。われわれがエジプトを取り戻すんだ』と言っていました。私はタハリール広場から数多くの愛と支援のメッセージを受け取って帰国しました。タハリール広場の精神で私の腕のけがが早く良くなりそうな気がします。これはエジプトのためなんです。人々は目を失いました。人々は殺害され、愛する人を失ったのです。私に起こった事はそれに比べて大したことではありません。私はメディアで発言することができますが、彼らはできません。だから私たちの改革は続くのだという事を世界中に伝えるために私はこの声を使おうと思うのです」とエルタハウィーは語りました。エジプト全土にわたり42人の死者と3000人の負傷者を出した9日間にわたるデモ隊と警官隊との激しい衝突の末、エジプトできょう、ポスト・ムバラク政権を選出するための初めての議会選挙が始まりました。

    dailynews date: 
    2011/11/28(Mon)
    記事番号: 
    5
  • 米国支援のバーレーンが民主化デモ参加者を殺害や拷問、投獄された政治犯の妻が語る

    バーレーン政府は、今年の民主化要求デモに対する当局の弾圧で組織的な人権侵害があったことが調査で判明したことを受けて、改革を進める委員会の設立を発表しましたが、野党はこの委員会への不参加を表明しています。先週公表された500ページの報告書は、ハマド・ビン・イサ・ハリファ国王の政府が行った様々な権利侵害を明らかにしました。この委員会によると、デモ中に拘束された人は3000人近くに上り、そのうち少なくとも700人がいまだに拘束されています。また35人が2月と3月の騒乱で死亡、その後さらに11人が死亡したと思われます。一方、軍事法廷で政府転覆罪で有罪判決を受けたバーレーン人の医師と看護士20人は、現在、一般法定で再審理が行われています。バーレーン情勢についてはさらに、デモクラシー・ナウ!特派員のアンジャリ・カマトが、カイロへの取材中にバーレーンの活動家、Ala’a Shehabiさんに話を聞きました。彼女の夫は民衆蜂起が起きた際に拘束され、投獄されたバーレーン人政治犯です。

    dailynews date: 
    2011/11/28(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ、「ジャーナリズムへの多大なる貢献」で豪ウォークリー賞を受賞

    ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジは今週末、オーストラリアの2011年ウォークリー賞で、米国のピューリツァー賞に匹敵する栄誉である「ジャーナリズムへの最大の貢献」賞を受賞しました。アサンジの受賞スピーチを一部紹介し、憲法が専門の弁護士でSalon.comブロガーのグレン・グリーンウォルドに話を聞きました。また今日は、ウィキリークスが漏えいした米国務省の外交公電25万件の公開を開始し始めた「ケーブルゲート」からちょうど1年にあたります。関連ニュースとして、米軍は先日、ウィキリークスに公電を提供した罪に問われているブラッドリー・マニング陸軍上等兵の軍法会議予審を12月16日に開くことを決めました。「(マニングは)良心に従った行動で、終身刑もしくは死刑の判決を下される可能性がある」とグリーンウォルドは語ります。

    dailynews date: 
    2011/11/28(Mon)
    記事番号: 
    3
  • グレン・グリーンウォルド:オバマは「イスラム世界の体制大変革」というネオコンの夢をかなえているのか

    政治ブロガーのグレン・グリーンウォルドは最近の記事で、9.11同時多発テロから数週間後、当時の米国防長官がイラク、シリア、レバノン、リビア、ソマリア、スーダンそしてイランの体制を5年以内に変革する計画の概要を記したメモを配布していたことを、ウェズリー・クラーク元陸軍大将が職員から知らされたと回想したことについて取り上げました。クラークのコメントを一部放映し、それに対するグリーンウォルドのコメントを聞きました。「この動画を見て衝撃を受けたのは、ネオコンが政権を交代させようと計画していた7か国のリストを見ていくと、われわれの大統領は民主党でありそれゆえに新保守主義運動は無力であるはずなのに、実際には計画がほぼ果たされたことがよくわかります」とグリーンウォルドは話ます。

    dailynews date: 
    2011/11/28(Mon)
    記事番号: 
    2
  • NATO軍がパキスタン軍基地を2時間攻撃、パキスタン兵24人死亡、高まる地域の緊張

    NATO軍のヘリコプターと戦闘機が26日、辺境のパキスタン前哨基地2ヶ所を攻撃し、パキスタン軍兵士少なくとも24人が殺害されました。空爆は、アフガニスタンとの国境沿いにあるパキスタン北西部部族地域モハマンドで行われました。パキスタン側は理由もなく攻撃されたと主張しましたが、カブールに拠点がある西側当局者はNATOとアフガニスタン軍攻撃を受けたために自衛のために応戦したと主張しています。パキスタン側は対抗して26日、米国が主導するアフガニスタン駐留部隊のための必要物資搬送ルートの封鎖を行い、無人機攻撃に使われている基地からの撤退を米国に要求しました。憲法が専門の弁護士でSalon.comの政治・法律ブロガーでもあるグレン・グリーンウォルドに話を聞きました。「この地域で一体何が起きたのかわれわれは永久に知ることができないかもしれません。しかし、9.11同時多発テロ事件以降、米国が終わりのない戦争を行っていて、いまだに終わりが見えないということは明確です。それどころか、週ごとに段々エスカレートしてるように見えます」とグリーンウォルドは話しています。

    dailynews date: 
    2011/11/28(Mon)
    記事番号: 
    1
  • すべての場所を占拠せよ:マイケル・ムーア、ナオミ・クライン 企業権力に立ち向かう運動の次の一歩

    ウォール街占拠運動は、どのように「怒りの段階」から「希望の段階」へと移行し、どうやって新しい経済モデルを想像するのか? 今日のデモクラシー・ナウ!はこの問いを検討する最近の出来事からの抜粋やその他多くをお届けする特別番組です。ネイション誌とニューヨーク市のニュースクール大学が主催した「すべての場所を占拠せよ:新しい政治と企業権力に立ち向かう運動の可能性」と題したパネル・ディスカッションを放送します。登場するのはオスカー受賞映画監督で作家のマイケル・ムーア、『ショック・ドクトリン──惨事便乗型資本主義の正体を暴く』のベストセラー作家ナオミ・クライン『カラーラインズ』の発行人でアプライド・リサーチ・センターのリンクー・セン、ウォール街占拠運動のオルガナイザーであるパトリック・ブルナー、ベテラン・ジャーナリストでCome Home, America: The Rise and Fall (and Redeeming Promise) of Our Country(『戻ってこい、アメリカ:われらの国の盛衰(と回復の約束)』)の著者ウィリアム・グライダーです。

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    2011/11/25(Fri)
    記事番号: 
    1
  • A Moment in the Sun:インディペンデント映画監督・作家のジョン・セイルズとのインタビュー

    24日は伝説的なインディペンデント映画監督で作家のジョン・セイルズを迎えてのデモクラシー・ナウ!の特別番組です。過去30年間にわたり、彼はReturn of the Secaucus Seven(『セコーカス・セブン』)、Matewan (『メイトワン』)、Lone Star (『ローン・スター』)、Eight Men Out (『エイトメン・アウト』)などの17本の映画を製作しました。ジョン・セイルズは、人種、階級、労働、セクシュアリティーのテーマとともに、緊迫する政治的な問題を取り組み、映画を製作してきました。彼の最新作『アミーゴ』は、8月に公開されましたが、米国占領下のフィリピンが舞台です。ジョン・セイルズはまた著名な作家でもあります。O・ヘンリー賞の受賞者で、最近20 年ぶりにA Moment in the Sun(『陽だまりの瞬間』)というタイトルの小説を発表しました。この小説は、ノース・キャロライナのウィルミントンでの白人人種主義者の反乱から、映画産業の胎動期、キューバやフィリピンへの米国による凄惨なの介入の開始まで、20世紀の始まりを俯瞰した作品となっています。番組の時間いっぱい、セイルズと彼の作品と仕事について話します。

    dailynews date: 
    2011/11/24(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 死刑執行台への列から結婚の祭壇までの旅路 ソニア・ジェイコブズとピーター・プリングル

    ソニア・ジェイコブズとピーター・プリングルの2人は、かつての死刑囚で死刑執行を待って長い間拘禁されていました。ジェイコブズはここ米国で、プリングルはアイルランドで。2人とも殺人事件で有罪判決を受けましたが、断固として無実を訴え続け判決が覆って自由の身となりました。2人は死刑制度に反対して公にキャンペーンをする中で出会い、まもなくデートをするようになりました。今月、彼ら2人は結婚しました。ともに元死刑囚だった2人の結婚なんて、恐らく前例のないことだと思います。アイルランドの自宅からソニー・ジェイコブズとピーター・プリングルの2人に登場してもらい、死刑執行室への列から結婚の祭壇までへの彼らの驚くべき物語を伺います。

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    2011/11/23(Wed)
    記事番号: 
    2
  • エジプトの抗議デモ 強まる弾圧をもろともせず 軍は退陣要求を拒否

    エジプトの抗議デモがカイロの中心部タハリール広場を埋め続けています。エジプトを暫定統治している 軍最高評議会が民政への即時移行を拒否したためです。22日のテレビ演説で、軍最高評議会議長のモハメド・フセイン・タンタウィ陸軍元帥は首相の辞職を了承したと話し、もし国民が国民投票で望むなら軍には権力を手放す準備はできていると述べました。しかしこのタンタウィ演説後にも抗議デモは激しさを増す一方で、治安部隊は大量の催涙ガスを浴びせました。この5日間で少なくとも38人が殺害され、数千人が負傷しています。さらに少なくとも15人のジャーナリストが襲撃されました。エジプトではホスニ・ムバラクが失権して以来最大の抗議活動が続いています。デモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースは、1月にこの革命が勃発して以来エジプトにいてその地からリポートを送り続けています。「(タンタウィは)タハリールにいる抗議者たちがだれ1人として要求していないちっぽけな妥協をいくつか提示しただけです」と、クドゥースがカイロからリポートしています。「民衆の多くがこの演説をムバラクが2月1日に行った2回目の演説と比べています。その時はムバラクも幾つかの妥協案を示し、革命が終わってくれるよう願って似たような調子で演説したのでした。そして、その時も今も民衆の反応はじつに似通っている。

    dailynews date: 
    2011/11/23(Wed)
    記事番号: 
    1
  • グレッグ・パラスト記者が明かす、米国の“ハゲタカ”ファンドがアフリカ諸国を搾取することによって大金を得た方法

    共和党への最大資金提供者を含む米国の“ハゲタカ”投資家らは、自分たちがたった数百万ドルで手に入れた過去の債権に対して、アフリカ諸国に5億ドル以上の支払いを要求しています。ニューヨークのハゲタカ投資家で、FGキャピタル・マネジメント(FG Capital Management)のピーター・グロスマンは、コンゴ民主共和国に1億ドルを要求しています。彼はコンゴから正当な債務を受け取ろうとしているのでしょうか、それともハゲタカの主張は盗品の証券に基づいているのでしょうか? BBC、ガーディアン紙、デモクラシー・ナウ!の共同調査の中で、グレッグ・パラストがコンゴ、ボスニア、ニューヨークから報告します。

    dailynews date: 
    2011/11/22(Tue)
    記事番号: 
    3

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