デイリーニュース

  • 「化石燃料業界のパペット」 豪雨でルイジアナ州と南アジアで死者が出るもペンスとトランプは気候変動を否定

    現在もつづく豪雨でネパールでは少なくとも死者67人、インドでは25人、バングラデシュでは14人が出ており、南アジア全体ではモンスーンによる洪水で100万人が家を失いました。同地域での今年の洪水は過去最悪となっており、これまで異常気象を招いてきた世界的な気温上昇でさらに加速するとみられています。科学者は、大洪水の危険はまだ去っていないと警告します。米国ではニューオーリンズの住民は熱帯暴風雨「バリー」による最悪の事態は避けることができましたが、週末にかけて「バリー」の速度が弱まり、ゆっくりとルイジアナを通過したため、住民1100万人は今も鉄砲水の警戒にあたっています。トランプ大統領は7月14日、住民6万人以上が停電に見舞われたルイジアナ州に対し、非常事態を宣言しました。独立ニュースサイト「トゥルースアウト(Truthout)」スタッフ記者でThe End of Ice: Bearing Witness and Finding Meaning in the Path of Climate Disruption (『消える氷河:進む気候崩壊の証明とその意味するもの』)の著者ダー・ジャマイルに話を聞きます。「世界を見渡せば、私たちの目の前にこの危機が深く浸透していることを示す証拠があります」とジャマイルは言います。

    dailynews date: 
    2019/7/15(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「私たちは恐怖におののいている」 コロラド州で教会の庇護下にある無届移民が強制捜査を語る

    全米の移民コミュニティが進行中の強制捜査に直面していますが、各地の教会に暮らす約数十人の無届移民の一人、ローサ・サビードに話を聞きます。サビードは国外退去処分延期を求めたものの最終的に移民関税捜査局(ICE)の拒否を伝えられ、2017年5月にコロラド州マンコスの合同メソジスト教会集会用ホールに庇護を求めました。サビードは米国に帰化した母と継父に会うために1987年に観光ビザで入国しました。「私たちは恐怖の中にいます。警戒しています」とサビードは言います。「常にパニック状態です。自分たちのコミュニティに何が起きるのかわからずにいます」。

    dailynews date: 
    2019/7/15(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「残酷さを見せつけるのが目的」 移民当局の強制捜査に移民が震えるなかコミュニティは抵抗に立ち上がる

    トランプ大統領が主要10都市の無届移民を千人規模で検挙し国外退去処分にすると発言したのを受け、米移民関税捜査局(ICE)は今週末、各地で強制捜査を行いましたが、現在までのところ小規模にとどまっています。シカゴでは捜査官が母と子供たちを逮捕してすぐに釈放した例も報告されています。ニューヨーク市ではブルックリンのサンセットパークとハーレムで逮捕の動きがあったものの、捜査令状がなかったため移民たちがドアを開けることを拒否したと報道されています。当局はひきつづき強制捜査をする予定としており、恐怖が広がっていますが、その一方で大規模な抗議運動も起きています。コロンビア大学法学部教授で、同大ロースクール「移民の権利クリニック」所長のイロラ・ムクルジーに話を聞きます。ムクルジーは過去12年間、米・メキシコ国境で移民の子供と大人の弁護を務めてきました。「強制捜査で子供たちは親を失います。強制捜査は子供たちから養育者を奪うのです」とムクルジーは言います。「この強制捜査によって米国市民権のある子どもたちでも、米国で保護者のいない状態に置かれるでしょう。痛ましい状況です」

    dailynews date: 
    2019/7/15(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 追放されたホンジュラスの前大統領マヌエル・セラヤ:2009年の米国支援のクーデターが今日の大量流入危機の一因

    ホンジュラスでは、2009年に米国支援の軍事クーデターが起きて以来、極度の貧困と暴力が激増しており、何万人ものホンジュラス人が国を逃れ、政治亡命を希望して米国にやってきます。ホンジュラスのクーデターから10周年、中央アメリカへの米国の介入と今日の移住危機の関連について、追放されたマヌエル・セラヤ前大統領に首都テグシガルパから話を聞きます。

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    2019/7/12(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 権利を知ろう:迫りくるICEの国外退去のための強制捜査に移民人権活動家はどう備えるか

    全米の移民コミュニティとその同盟組織は、日曜日に始まる予定の移民税関捜査局(ICE)による全国規模の一斉強制捜査に備えています。これは移民家族のうち無届けの人を標的にした捜査で、少なくとも9つの主要都市で行われる予定です。具体的にはアトランタ、ボルチモア、シカゴ、デンバー、ヒューストン、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、サンフランシスコだと言われています。ニューオリンズもリストに載っていましたが、今週末に市当局が発表したところでは、熱帯低気圧「バリー」のためICEは強制捜査を一時的に延期する模様です。移民人権活動家たちとの座談会をお聞きください。参加者は、アトランタにある「ジョージア州ラテンアメリカ人権同盟」(Georgia Latino Alliance of Human Rights)代表のアデリーナ・ニコルズ、「ロサンゼルス郡強制捜査緊急対応ネットワーク」(Los Angeles County Raids Rapid Response Network)の「人道的移民人権連盟」( Coalition for Humane Immigrant Rights)コーディネーターを務めるシャノン・カマチョ、そして「道を開こうニューヨーク」(Make the Road New York)の共同代表ナタリア・アリスティザバルです。

    dailynews date: 
    2019/7/12(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ジェフリー・エプスタインの性犯罪を許したアレックス・アコスタ 今度は人身売買の被害者救済資金を骨抜きに

    アレクサンダー・アコスタ労働省長官は7月10日の記者会見で辞任要求を拒否し、2008年にフロリダ州の連邦検事として、一連の児童への性的搾取の罪に問われた富豪ジェフリー・エプスタインに対し司法取引を行ったことを擁護しました。アコスタはまた、性的人身売買の被害者への資金を削減することを提案し批判を浴びています。アコスタは労働省の2020年予算案で、子供の性的人身売買撲滅を担う国際労働局向けの資金を約80%減らすことを提案しています。この提案に批判的な人々は、これは子供の性的人身売買の防止を目的とした多くのプログラムを事実上解体し、多くの子供たちを危険にさらすことになると主張しています。「女性人身売買反対連合」(Coalition Against Trafficking in Women)代表のタイナ・ビヤン=エメに話を聞きます。

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    2019/7/11(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 米女子サッカーW杯優勝は 「性別による差別禁止」と「男女同一報酬」への戦いの勝利だ

    ニューヨークのマンハッタンでは7月10日、サッカー米女子代表チームの4回目のワールドカップ(W杯)優勝を祝い数万人がブロードウェイからウォールストリートにかけてのティッカーテープ・パレードに集まりました。ミーガン・ラピノーやアレックス・モーガン、ローズ・ラベル、その他のチームメイトは山車に乗り、「英雄たちの谷」(Canyon of Heroes)と呼ばれるおなじみのパレード・コースをニューヨーク市庁舎まで行進しました。支持者らは「USA!」や「Equal Pay」(同一報酬を)などのスローガンを叫びました。W杯勝利の数カ月前には、2015年大会の米女子代表チームのメンバーが、性差別があるとして米国サッカー連盟を相手取り訴訟を起こしています。この注目度が高い、公正な報酬への戦いはサッカー選手だけではなく全ての女性の賃金格差にスポットライトを当てるものです。ニューヨーク市立大学(CUNY)大学院センターの社会学教授であるジュリー・スックに話を聞きます。

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    2019/7/11(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「人の道に外れていて 許せない」 バカラン下院議員 移民の子供たちの刑務所での勾留を批判

    7月10日、グアテマラ人の母親ヤズミン・フアレスが、米下院の委員会で移民税関捜査局(ICE)の施設での勾留中に肺の感染症にかかり亡くなった娘について証言しました。フアレスの19カ月の娘マリーは、昨年テキサス州ディリーの家族収容施設から解放された直後に亡くなりました。フアレスは、国土安全保障省(DHS)とICE、税関・国境警備局、保健福祉省(HHS)を相手取って6000万ドルの損害賠償を求める訴訟を起こしました。この委員会は、1週間程前に議員の視察団が、米国・メキシコの国境の移民収容施設でひどい扱いを受けている難民の子供や家族の状況を視察するために訪れた後、勾留されている難民の取り扱いを検討するために開かれました。難民申請者たちは、移民局の拘置所に収容されており、危険で不衛生な状況についての報道が増えています。NBCは、アリゾナ州ユマで拘束された移民の子供が虐待や性暴力にさらされていると報じています。カリフォルニア州選出の民主党下院議員で最近テキサス州の収容施設を視察したナネット・バラガンに話を聞きます。バラガンは、議会ヒスパニックコーカスの第二副代表で、国土安全保障委員会のメンバーでもあります。

    dailynews date: 
    2019/7/11(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 気候危機が中米の人々を 母国を離れ米国に向かわせている

    米国がメキシコ国境で庇護を求める移民への取り締まり続ける中、彼らが母国から逃がれる大きな誘因なのにあまり報告されることのない気候危機に注目します。Sand and Blood: America’s Stealth War on the Mexico Border(『砂と血:メキシコの国境における米国のひそかな戦争』)の著者であるジョン・カルロス・フレイは、米国に向かうキャラバンで旅する中米からの気候難民たちとひと時を共にしました。「この干ばつが続くのなら、中米一帯すべてで飢饉を目にするでしょう。それが彼らがやってくる主な理由の一つなのです。政府は、中米に気候危機があるという事実を認めようとすらしていません」

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    2019/7/10(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ジョン・カルロス・フレイ:メキシコ国境での人命にかかわる米国のひそかな戦争は虐殺に近づいている

    ジョン・カルロス・フレイの新著Sand and Blood: America’s Stealth War on the Mexico Border(『「砂と血:メキシコ国境における米国のひそかな戦争』)は、民主・共和両党による数十年にわたる人の生死にかかわる劣悪な移民政策を通して、いかにして米国とメキシコの国境が戦争地帯と化したかを年代を追って記録しています。が、同書はまた彼の家族の個人的な家族史を通しての米国境の検証でもあります。フレイはメキシコのティファナで生まれ、まだ幼児の頃1965年に、家族と一緒に米国に移住しました。カリフォルニア州サンディエゴ南部で育った彼は、米国の移民政策が国境地帯に及ぼす影響を毎日目の当たりにしました。彼の父親は米国市民でしたが、母親はメキシコからの移民でした。フレイの本の献辞には、「私や私の兄弟姉妹により良い人生を与えようとしてメキシコから米国に移民した私の母へ、そして同じ思いで移住を試み、命を落としたすべての母と父に」と記されています。ニューヨークのスタジオでジョン・カルロス・フレイに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/7/10(Wed)
    記事番号: 
    2

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