現在もつづく豪雨でネパールでは少なくとも死者67人、インドでは25人、バングラデシュでは14人が出ており、南アジア全体ではモンスーンによる洪水で100万人が家を失いました。同地域での今年の洪水は過去最悪となっており、これまで異常気象を招いてきた世界的な気温上昇でさらに加速するとみられています。科学者は、大洪水の危険はまだ去っていないと警告します。米国ではニューオーリンズの住民は熱帯暴風雨「バリー」による最悪の事態は避けることができましたが、週末にかけて「バリー」の速度が弱まり、ゆっくりとルイジアナを通過したため、住民1100万人は今も鉄砲水の警戒にあたっています。トランプ大統領は7月14日、住民6万人以上が停電に見舞われたルイジアナ州に対し、非常事態を宣言しました。独立ニュースサイト「トゥルースアウト(Truthout)」スタッフ記者でThe End of Ice: Bearing Witness and Finding Meaning in the Path of Climate Disruption (『消える氷河:進む気候崩壊の証明とその意味するもの』)の著者ダー・ジャマイルに話を聞きます。「世界を見渡せば、私たちの目の前にこの危機が深く浸透していることを示す証拠があります」とジャマイルは言います。