7月は、ヨーロッパと米国の異常な熱波から多くの死者を出した南アジアのモンスーンの洪水まで、地球温暖化が引き起こす極端な気候により世界中で大混乱が起きており、記録された歴史の中で最も暑い7月になると予想されています。少なくとも660人が死亡したインド、ネパール、バングラデシュ、パキスタンの各地では、1週間を通して激しい雨が降り続くと予想されています。ヨーロッパではこの夏2度目の記録的な熱波にみまわれていて、パリ、ブリュッセル、アムステルダムでは史上最高気温を記録するおそれがあり、スペインでは深刻な火災が起こる危険があります。ペンシルバニア州立大学の著名な教授で、地球システム科学センターの所長でもある気候科学者のマイケル・マンに、世界各地での極端な気候の最新情報と、メディアは気候変動に関し、いかにして責任ある報道をすべきかについて尋ねます。