デイリーニュース

  • 気候変動は現代生活のあらゆる側面に影響を与えている、しかしメディアは「事象をつなげ全容を明らかにする」ことができずにいる

    7月は、ヨーロッパと米国の異常な熱波から多くの死者を出した南アジアのモンスーンの洪水まで、地球温暖化が引き起こす極端な気候により世界中で大混乱が起きており、記録された歴史の中で最も暑い7月になると予想されています。少なくとも660人が死亡したインド、ネパール、バングラデシュ、パキスタンの各地では、1週間を通して激しい雨が降り続くと予想されています。ヨーロッパではこの夏2度目の記録的な熱波にみまわれていて、パリ、ブリュッセル、アムステルダムでは史上最高気温を記録するおそれがあり、スペインでは深刻な火災が起こる危険があります。ペンシルバニア州立大学の著名な教授で、地球システム科学センターの所長でもある気候科学者のマイケル・マンに、世界各地での極端な気候の最新情報と、メディアは気候変動に関し、いかにして責任ある報道をすべきかについて尋ねます。

    dailynews date: 
    2019/7/24(Wed)
    記事番号: 
    2
  • プエルトリコでリカルド・ロセジョ知事が辞任の準備、プエルトリコ史上初、未知の領域に

    市民に広がる大規模な不満と抗議運動の増大に直面して、プエルトリコの知事リカルド・ロセジョは24日に、辞任する見込みです。日刊紙「エル・ヌエヴォ・ディア(El NuevoDía)」が23日の深夜、このニュースを最初に報道しました。ロセジョの辞任を求めるデモは2週間近く続いており、日を追うごとに規模が拡大してきました。抗議デモの発端となったのは、ロセジョと政府高官との間で交わされた大量のメール/テキストメッセージがリークされたことで、その中には性差別や同性愛者嫌悪、暴力的な表現が含まれ、ロセジョは、ハリケーン「マリア」の被災者をからかったり、サンファン市長カルメン・ユリン・クルスを銃撃すると冗談を述べたりしました。ロセジョ知事辞任の重要性について、デモクラシーナウの共同司会者であるファン・ゴンザレスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/7/24(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 『ナイフを研げ』カイエ・トレセのイレが語るプエルトリコ抗議賛歌のレコーディング

    プエルトリコの最も有名なパフォーマーたちが7月第4週、リカルド・ロゼジョ知事の即時辞任を求める拡大中の動きを支援するため、大挙して街頭に繰り出しました。歌手のリッキー・マーティンとバッド・バニーは7月22日、グラミー賞受賞歴もあるバンドCalle 13(カイエ・トレセ)のレジデンテとイレと共に首都サンフアンの街頭に立ちました。彼らは歌を通じて抗議への参加もしています。レジデンテとイレとバッド・バニーは7月第3週、Sharpening the Knives(『ナイフを研げ』)という曲を発表しました。この曲はすぐに今回の抗議運動の賛歌になりました。「このような瞬間を生涯ずっと待っていました」と言うイレに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/7/23(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「リッキー漏えい」がいかにプエルトリコ知事の正体を暴き辞任要求運動に火をつけたか

    7月22日、プエルトリコの首都サンフアンで50万人が街頭に繰り出し歴史的な抗議を行いました。プエルトリコの「調査報道センター」(Center for Investigative Journalism)が、プエルトリコのリカルド・ロセジョ知事と他の政府高官との間で交わされていた、暴力的な女性差別や同性愛者への差別含むオンライン上のチャット889ページを公表してから1週間以上が経っっています。漏えいした文書からは、ロセジョが、ハリケーン「マリア」の被害者について冗談を言ったり、サンフアン市のカルメン・ユリン・クルス市長を銃撃するなどの冗談を言っていたことが明らかになりました。この文書はさらに、プエルトリコ政府内にまん延する汚職についても明らかにしました。ロセジョ知事と、今回のメッセージスキャンダルに関与した他の11人はプエルトリコ司法省から召集令を出されています。このスキャンダルが発覚して以来、プエルトリコの元国務長官ルイス・リベラ・マリンを含む2人の高官が辞任しましたが、ロセジョは、こうしたメッセージは「関係者の個人的な時間に交わされた」もので、長時間でストレスいっぱいの職務が原因として辞任要求に抵抗しています。プエルトリコの「調査報道センター」の代表であるカーラ・ミネットに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/7/23(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「 辞任せよリッキー」:ロセジョ知事の辞任を求め50万人のプエルトリコ市民が首都サンフアン街頭を埋める

    プエルトリコの首都サンフアンで7 月22日、およそ50万人のプエルトリコ市民がリカルド・ロセジョ知事の辞任を求めて街頭に繰り出しました。これは、約900通のテキストメッセージが11日前に露見して以来最大のデモです。その多くが 直接的で不快な内容のテキストはロセジョーと彼の側近の何人かとの間で交わされたものです。抗議者たちは「リッキーよ辞任せよ!」唱え、ドラムを叩き、プエルトリコの旗を振りながら、プエルトリコの主要高速道路の1つを数時間占拠しました。領内全体を巻き込む運動に共感を示すため、いくつかの企業と銀行が休業、多くの人が抗議に参加するために仕事を休みました。午後11時頃、知事公邸の外に集まった抗議者たちに向けて警察が催涙ガスとゴム弾の発砲を開始しました。今回の抗議の前日には、ロセジョ知事がフェイスブックのライブ動画でプエルトリコ市民に向け、2020年の選挙で再選を目指さない、与党の新進歩党の党首も辞任すると発表しています。サンフアンの街頭にいたデモクラシー・ナウ!の特派員フアン・カルロス・ダビラに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/7/23(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 米環境保護庁 殺虫剤クロルピリホスを禁止せず 子どもの脳損傷との関連性が指摘されたにもかかわらず

    米環境保護庁(EPA)は、広く使用されている殺虫剤のクロルピリホスを禁止しない方針を固めました。同庁自身の研究で子どもの脳に損傷を起こす恐れがあるという結果が出ているにもかかわらずです。この物質はローズバンという商品名で販売されており、一般家庭向けの販売は禁止されています。しかし、果物やナッツ、穀物、野菜など50以上の作物の農薬として今も使用されています。クロルピリホスの禁止見送りは18日に発表されました。オバマ政権は2015年、有害な化学物質の使用を禁止すると発表しましたが、この規則は施行されることなく、当時の環境庁長官スコット・プルイットによって差し止められました。アースジャスティスの弁護士で、環境保護庁の2017年の決定に反対する訴訟で健康と労働者の権利を訴える人々の弁護を務めたパティ・ゴールドマンにシアトルから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/7/22(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「今でなければいつ立ち上がる?」 ハワイ先住民 マウナケア山頂の望遠鏡建設計画に抗う

    先住民族による歴史的な抵抗がハワイ島で展開されています。投資総額14億ドルの望遠鏡建設から先住民の聖地を守ろうと、マウナケア山に数千人が集まりました。科学者は、口径30メートルの超大型望遠鏡によって、はるか彼方の天体を観察できるようになるとしていますが、先住民の抗議者らは、建設は自分たちの同意なしに承認され、聖地を汚すものだと主張しています。警察は7月第3週、マウナケア山頂に計画されている望遠鏡建設現場に作業員が到達するのを防ぐために道路を封鎖した33人を逮捕しました。ほとんどが高齢のハワイ人でした。デモ隊によると、21日にも2000人以上が建設をやめさせるため、建設現場につながる道に集まって抗議しました。ハワイのマウナケアを守る活動をしている先住民のオルガナイザーで活動家のプア・ケースに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/7/22(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「関係国すべてが緊張緩和をはからなければならない」 イラン・米英間の緊張に戦争を恐れる声

    イラン当局は、CIAの訓練を受けたスパイ容疑で自国民17人を逮捕したと発表しました。イランのメディアは、一部はすでに死刑が執行されたと伝えています。7月19日に中東のホルムズ海峡で英国籍の石油タンカー「ステナ・インペロ号」が23人の乗組員とともにイランに拿捕(だほ)されたのを受け、ペルシャ湾では緊張が高まっていました。7月初め、英国はイランのタンカーをジブラルタル沖で拿捕しており、イランは今回の拿捕をその報復としています。イラン革命防衛隊は21日、拿捕した船舶がイランの旗を掲げている映像を公開しました。英国は、イランがステナ・インペロ号を国際水域からイラン水域へと強制的に誘導したと主張しています。ジョンズ・ホプキンス大学の中東研究教授でまもなく出版されるIran Reframed: Anxieties of Power in the Islamic Republic(『再構成されるイラン:イスラム共和国の権力の不安』)の著者、ナルゲス・バジョグリに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/7/22(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 反人種主義歴史家:オマル議員への攻撃は「アメリカは白人の国」という信念に根ざしている

    18日木曜日、トランプ大統領は前日にノースカロライナ州で行われた支持者の政治集会でミネソタ州選出の民主党イルハン・オマル下院議員についての「出身国に帰れ」という人種差別的な大合唱が繰り返されたことに対して、距離を置こうとしました。この大合唱が会場全体に沸き起こったのは、トランプ自身がこの女性議員を非難する発言をしたことへの反応でしたが、大統領はそれを放任しました。この日下院では、トランプ大統領がオマール議員、ラシダ・タリーブ議員、アヤンナ・プレスリー議員、アレクサンドリア・オカシオコルテス議員の四人に対し人種差別的な発言をしたことを非難する決議がぎりぎりで通過しました。アメリカン大学の反人種主義研究政策センターの創始者であるイブラム・X・ケンディ氏に話を聞きます

    dailynews date: 
    2019/7/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 内部告発で2003年のイラク侵略をあわや止めかけた英国人女性 最新映画が描く

    2003年、英国の諜報機関GCHで働く若手の専門職員キャサリン・ガンは政府の極秘内部文書をリークして、米国が英国政府と協力して国連安全保障理事会のメンバーに圧力をかけてイラク侵攻を支持させるため、彼らに関するデリケートな情報を収集していたことを暴露しました。ガンが内部文書を報道機関にリークしたことから始まった一連のできとごは、彼女の自由と安全を危機にさらすことになりましたが、それと同時にイラク侵攻そのものの合法性を裁判で問うための道を開きました。著名な『ペンタゴンペーパーズ』の内部告発者ダニエル・エルスバーグはガンの行動を「今まで見た中で最も重要で勇気のあるもの」だと述べています。この驚くべきガンの体験を描いた新作映画『オフィシャル・シークレット』がアメリカで8月30日に公開になります。キャサリン・ガン、彼女の内部告発を英国の新聞『オブザーバー』で報じた英国人記者マーティン・ブライト、そして『オフィシャル・シークレット』のゲビン・フッド監督に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/7/19(Fri)
    記事番号: 
    2

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