最高裁判所は2つの重要な判決を下しました。1つめは共和党の勝利で、極端なゲリマンダリング(特定の政党や候補に有利なように選挙区の区割りをすること)の継続が可能になります。もう1つは、トランプ政権がつとなりました。カリフォルニア州選出のカマラ・ハリス上院議員が、無届け移民の若者たちに一時的な労働許可を与え、国外強制退去から保護するプログラム「幼少期に米国に到着した移民への国外退去一時延期措置」(Deferred Action for Childhood Arrivals program:DACA)を就任1日目に復活させると発言したからです。サウスベンド市長のピート・ブーティジェッジは、トランプ政権の移民家族引き離し政策(zero tolerance policy)を「全くの間違い」だとし、家族引き離しの根拠となっている移民の犯罪化について話しました。ほとんどの候補者は、移民の犯罪化と国境での移民家族の引き離しの問題に対処するため、それぞれ異なるプラットフォームを用意していますが、1つだけ全員が一致するのは、米国に住む無届の人々にも医療を提供することです。賛同するかどうか聞かれた時、候補者全員が挙手したのです。