デイリーニュース

  • ジョン キリアコウが語るCIAの拷問の内部告発 トランプ政権への懸念

    トランプ大統領が、FBIのジェイムズ・コミー長官に、自政権の元国家安全保障担当補佐官マイケル・フリンへの調査打ち切りを迫ったというニュースの前日には、ワシントンポスト紙が、トランプ大統領がロシアのセルゲイ・ラブロフ外相とセルゲイ・キスリャク駐米大使とホワイトハウスで会談した際、高度の機密情報を漏らしたと報じました。CIA内部告発者のジョン・キリアコウに、かつて自らが行った内部告発について、さらにトランプによるロシアへの機密情報漏洩の重大性について聞きます。

    dailynews date: 
    2017/5/17(Wed)
    記事番号: 
    2
  • CIA内部告発者ジョン キリアコウ:トランプのFBI調査妨害が事実なら弾劾を考慮すべき

    トランプ大統領にまた大きなスキャンダルが持ち上がりました。ニューヨーク・タイムズ紙は、トランプ大統領が、自政権の国家安全保障担当補佐官だったマイケル・フリンへの調査を終わらせるよう、FBIのジェイムズ・コミー長官に個人的に働きかけたと伝えています。この報道によるとトランプ大統領は、ロシア政府関係者との接触について公の場でもまた私的会話でも嘘をついたとしてフリンを解雇した翌日の2月14日、大統領執務室でのジェームズ・コミーと会合中に、この異例の要請をしました。トランプは、コミーにこの要請を行う前、同室にいたマイク・ペンス副大統領とジェフ・セッションズ司法長官に部屋から出て席を外すよう指示しました。会合終了後にコミーが記したメモによると、大統領は次のように言いました。「キミがこの件を打ち切ってフリンの調査をやめることを期待している。フリンは良い男だ。この件を打ち切ってくれるよう願っている」。アナリストとケース・オフィサー(現場担当官)として、CIAに14年勤めたジョン・キリアコウに話を聞きます。キリアコウは、ブッシュ政権の水責め使用をCIA職員として初めて公に認めた後、23カ月にわたって収監されました。

    dailynews date: 
    2017/5/17(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 私がトランプを提訴する理由:イスラム入国禁止令、掘削、麻薬戦争などに関するワシントン州司法長官による行政との闘い

    ワシントン州シアトルの連邦控訴裁判所で5月15日、あらゆる難民とイスラム教徒が大多数を占める6ヵ国の市民の米国への入国を禁じることを求めた、トランプの2回目の渡航禁止令をめぐる弁論が行われました。今回のような弁論は5月に入って2回目です。これは、トランプが全米規模のイスラム入国禁止を展開しようとした2回目の試みです。トランプの最初の試みを阻止することに成功し、法的な抵抗の嵐に火を付けた人物であるワシントン州の司法長官ボブ・ファーガソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/5/16(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 弾劾されて当然の違反行為? ロシアとの機密情報共有でトランプが非難される中で渦巻く疑問

    米政府当局者たちは明らかに、トランプ大統領によるロシアへの機密情報の漏えいに非常に危機感を募らせ、電話でCIAと国家安全保障局に何が起きたかについてを警告しました。当局者たちによれば、彼らはトランプの発言がイスラム国に関する重大な情報源を脅かす可能性があることを懸念しているといいます。コロンビア大学ロースクールの講師スコット・ホートンと、スタンフォード大学フーバー研究所の教授であるラリー・ダイヤモンドに話を聞きます。ダイヤモンドはバグダッドの連合国暫定当局で上席顧問を務めました。

    dailynews date: 
    2017/5/16(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 唖然とするほど無責任:元ブッシュ政権イラク顧問が語るトランプによるロシアとの機密情報の共有

    ワシントンポスト紙は、トランプ大統領が5月第2週におこなわれたホワイトハウスでの会談中にロシアのセルゲイ・ラブロフ外相とセルゲイ・キスリャク駐米大使に高度な機密情報を漏えいした、という爆弾記事を掲載しましたが、大統領はそれを一部認めたと見ることができます。トランプは5月16日早朝、ツイッターに次のように記しました。「大統領として私は(予定の公表されているホワイトハウスでの会談で)、テロと航空機の飛行の安全性に関する事実をロシアと共有したかった。そして、私にはそうする絶対的な権利がある。人道的な理由に加え、私はロシアがイスラム国とテロとの闘いを大幅に強化させることを望んでいる」。ワシントンポスト紙によると、トランプはイスラム国がコンピュータ爆弾を使って航空機に攻撃をしかけるという潜在的な脅威についての、コードネーム情報として知られる高度な機密情報を漏えいしました。スタンフォード大学フーバー研究所の教授であるラリー・ダイヤモンドに話を聞きます。彼はバグダッドの連合国暫定当局で上席顧問を務めました。

    dailynews date: 
    2017/5/16(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ハンガーストライキ中のパレスチナ人指導者マルワン・バルグーティの息子 「父に15年間も接触していない」

    イスラエルの刑務所で1500人をこえるパレスチナ人収容者がハンガーストライキを決行して1カ月がたとうとしています。このハンガーストライキは、マルワン・バルグーティの呼びかけによって4月17日に始まりました。刑務所の劣悪な環境、パレスチナ人に対する罪状なしの拘束を認めるイスラエル政府の行政拘禁法に抗議するものです。バルグーティはイスラエルに拘束されているパレスチナ人の中で最も著名な人物です。「パレスチナのネルソン・マンデラ」と評されることもあります。マルワン・バルグーティは先月、ニューヨーク・タイムズ紙の論説記事でハンストの開始を発表し、「イスラエルの刑務所で15年を過ごした私は、イスラエル政府による恣意的な大量逮捕という違法な制度とパレスチナ人収容者に対する虐待の目撃者であると同時に被害者でもある。こうした虐待に抗議するためには、もはやハンガーストライキ以外にはないと決心した」と書きました。息子のアラブ・バルグーティと話します。アラブは最近、ネット上で「塩水の挑戦(salt water challenge)」を立ち上げました。賛同者が(ハンスト中の収容者と同じように)塩水を飲み、その動画をネットに投稿することで、ハンガーストライキへの連帯を表明する試みです。

    dailynews date: 
    2017/5/15(Mon)
    記事番号: 
    4
  • フィリピンの暴力的麻薬戦争を批判したコロンビア大学の神経科学者に殺害予告

    トランプ大統領はフィリピンのドゥエルテ大統領をホワイトハウスに招待しました。人権団体がドゥエルテ大統領の「対麻薬戦争」を批判するなかでの招待です。フィリピンでは、警察や自警団によって数千人が超法規的に殺されています。神経科学者カール・ハートに聞きます。マニラの麻薬学会に参加したハートは、殺害予告を受けてフィリピンを離れざるをえなくなりました。

    dailynews date: 
    2017/5/15(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 神経科学者カール・ハート 「セッションズ司法長官による麻薬対策を名目とする人種差別の拡大を阻止しなければならない」

    米国の対麻薬戦争が強化される中、ジェフ・セッションズ司法長官が軽度の麻薬犯罪に異常に厳しい判決を下さないように求めたオバマ大統領時代の二通の覚書を破棄しました。セッションズ司法長官はまた、司法省の検察官に対し「全ての麻薬犯罪に最も厳しい求刑」を行うよう指示しました。元司法長官のエリック・ホールダーはこの動きを強く批判し、「発表された政策は犯罪に厳しいのではない。愚策である」と述べました。オバマ大統領時代のガイドラインの下では最も軽い刑罰を受けた麻薬犯罪者の数は激減し、その結果、連邦刑務所の収容総数が14%減少しました。コロンビア大学心理学部学部長、精神病理学教授のカール・ハートと話します。もう一人のゲストはアンソニー・パパ、一度の非暴力的な麻薬犯罪のために15年の刑期を受けたことのある反・麻薬戦争活動家です。

    dailynews date: 
    2017/5/15(Mon)
    記事番号: 
    2
  • トランプ大統領は今やウォーターゲート事件の領域に到達 ニクソンを捜査した元下院議員の勇気ある発言

    トランプ大統領によるコミーFBI長官の解任が波紋を広げています。コミー長官が解任されたのは、2016年米大統領選挙へのロシア介入疑惑を捜査するため一層の資料を求めた直後でした。民主党上院は、選挙中のトランプ陣営とロシアのつながりを捜査する特別検察官が任命されない限り、新しいFBI長官の承認投票を拒否する構えを見せています。一方、トランプ大統領がホワイトハウスでの会話を秘密裏に録音していたか否かを明らかにするように求める圧力が政権に対して高まっています。トランプ大統領は12日金曜日、「コミーは、メディアにリークを始める前に、我々の会話の録音テープがないことを願った方がいい」とツイートしました。トランプ大統領がホワイトハウスでの会話録音をほのめかしたことで、トランプ大統領とニクソン大統領について数多くの比較がなされています。ニクソン大統領が辞任を発表した1974年8月8日は、民主党本部が侵入・盗聴されたウォーターゲート事件についての会話記録が公開された3日後でした。ニクソン大統領は議会による録音テープの提出命令を拒否していましたが、最終的に最高裁がテープの提出を強制しました。この録音テープは後に、煙の出ている銃(動かぬ証拠)として知られるようになりました。ニューヨーク選出の元下院議員で、ニクソン大統領の弾劾を票決した下院司法委員会の委員、エリザベス・ホルツマンと話します。

    dailynews date: 
    2017/5/15(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「黒人のお母さん救済デー」 母の日の前に「監獄から仲間を保釈するのが目標」

    11日、人種正義団体は、全国で行われる「黒人のお母さん救済デー」(Black Mama’s Bail Out Day)の一環として女性たちを留置所から保釈する活動を始めました。20都市近くで行われているこの取り組みでは、母の日を家族と一緒に祝うことができるよう、できるだけ多くの黒人女性を保釈するために寄付を募っています。「黒人のお母さん救済デー」の組織者は、裁判を待つ一方で、全国で毎日何の有罪判決も受けていない何十万人もの人が留置され続ける、現金による保釈金制度をやめるよう呼びかけています。アトランタに拠点を置く地方のLGBTQ非営利団体「新しい地の南部人」(Southerners On New Ground)代表で、「黒人のお母さん救済デー」を組織したひとり、マリー・フックスに更に詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/5/12(Fri)
    記事番号: 
    4

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