トランプ大統領にまた大きなスキャンダルが持ち上がりました。ニューヨーク・タイムズ紙は、トランプ大統領が、自政権の国家安全保障担当補佐官だったマイケル・フリンへの調査を終わらせるよう、FBIのジェイムズ・コミー長官に個人的に働きかけたと伝えています。この報道によるとトランプ大統領は、ロシア政府関係者との接触について公の場でもまた私的会話でも嘘をついたとしてフリンを解雇した翌日の2月14日、大統領執務室でのジェームズ・コミーと会合中に、この異例の要請をしました。トランプは、コミーにこの要請を行う前、同室にいたマイク・ペンス副大統領とジェフ・セッションズ司法長官に部屋から出て席を外すよう指示しました。会合終了後にコミーが記したメモによると、大統領は次のように言いました。「キミがこの件を打ち切ってフリンの調査をやめることを期待している。フリンは良い男だ。この件を打ち切ってくれるよう願っている」。アナリストとケース・オフィサー(現場担当官)として、CIAに14年勤めたジョン・キリアコウに話を聞きます。キリアコウは、ブッシュ政権の水責め使用をCIA職員として初めて公に認めた後、23カ月にわたって収監されました。