デイリーニュース

  • 「マジックソープ」製造者デイビッド・ブロナーが語る 遺伝子操作食品のラベル明記 フェアトレイド 大麻戦争

    遺伝子操作食品の批判者たちが、カリフォルニア州で自分たちの提案をこの11月の住民投票に掛けるのに必要な数の署名を獲得できました。食品製造加工業者たちに遺伝子操作の食品材料(GMO)が入っていることをラベルに明記させるようにするという提案です。食料品店ではすでに遺伝子操作のトウモロコシや大豆を材料とする数多くの商品が売られていますが、業者は現在、そのことを消費者に伝える義務はありません。Drブロナー・マジックソープ社社長のデイビッド・ブロナーにGMO、フェアトレード、米国における大麻をめぐる争い、そして同社のパレスチナのオリーブオイル製造者への支援について聞きます。

    dailynews date: 
    2012/5/15(Tue)
    記事番号: 
    4
  • バーレーン:政府に拷問を受けた神経外科医が抗議者治療の罪で裁判に直面 一方でオバマは武器輸出を容認

    独裁支配のバーレーン王国政府が民主化を求める抗議活動をいまも弾圧し続ける中、オバマ政権が同国への武器輸出を再開すると決定したことが人権団体から批判されています。国務省は「国家安全保障上の利益」と称してバーレーン政府への数百万ドル相当の武器輸送を認めると言っています。この発表はバーレーン政府が抗議活動者たちへの取り締まりを「より強化する」と宣言してわずか数日のうちに行われました。ナビール・ハミード医師が出演します。ハミード医師はバーレーンの数少ない神経外科医の1人で、反政府抗議活動者たちを治療したかどで逮捕・裁判となった数十人のバーレーン人医師・看護師の1人です。ハミード医師は虐待も拷問もあったと言う刑務所で3カ月を過ごしたところですが、米国から帰国したらすぐに、バーレーンの裁判所での公判が始まるといいます。「(バーレーンに関しては)この沈黙、耳が痛くなるような静寂が世界各国の政府から寄せられています」と彼は言います。「事態は本当に悪くなる一方です。本当にここでそれをストップさせないと、未来はもっともっと悪くなるかもしれません……この暴力が手をつけられなくなるほど増殖するのに手をこまねいていてはダメなのです」

    dailynews date: 
    2012/5/15(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 元金融規制官ウィリアム・ブラック:欧州から米国まで 緊縮財政が経済を落ち込ませる

    知能犯罪研究者で元上級金融規制官のウィリアム・ブラックがヨーロッパでの緊縮財政策に対する民衆レベルからの反応──スペインでの「インディニャドス(憤怒者たち)」運動からフランスやギリシャの財政救済否定選挙まで──について話します。また、大統領選挙が本格化する中で再度オキュパイ運動が盛り上がろうとしている米国での反応についても話します。「金融というものは単純に、実体経済を助ける仲介者のような存在であるべきなのです」とブラックは言います。「ところが、今では金融が完全に実体経済を支配しており、そこに寄生しています。ドイツの緊縮財政は全ユーロ圏に景気後退をもたらし、ユーロ圏の辺境国を大恐慌級なみの失業率にまで追い込みました。社会保障やメディケア(高齢者向け医療保険)メディケイド(低所得者向け医療費補助)を潰す口実として、ドイツと同じような議論が米国でも行われています。それは経済学をまったく理解できていない考えですが、政治的には魅力的なんですね。」

    dailynews date: 
    2012/5/15(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 縁故資本主義:JPモルガン 新規金融規制への反対ロビー活動後にリスクの高い取引で20億ドルの損失

    米国最大銀行のJPモルガン・チェースがハイ・リスクと警告されていたデリバティブ取引で少なくとも20億ドルの損失を出し、批判を受けています。そもそも同銀行が反対していた規制が行われていたらJPモルガンはこの損失を回避できたはずだと批判する人もいて、このことでウォールストリートに対してより強い規制を行うべきだとの声が再び起きています。金融規制当局で働いていたこともある、知能犯罪研究者でミズーリ=カンサス市立大学教授のウィリアム・ブラックに話を聞きます。彼はThe Best Way to Rob a Bank is to Own One(『銀行強盗の最善の方法は銀行を所有すること』)の著者です。JPモルガンが起こしたばかりの不始末のは「大きすぎて潰せない」理論に特有の問題点から派生したものだとブラックは言います。「(銀行が)こんなに大きくなるのを容認することは、保守派の経済学者ですらそれは縁故資本主義だと言っています」とブラックは話し、「唯一の解決法は、体系的に危険なこうした機関を小さくすることなのです──米国の上位20の大銀行のことです──システムに支障をきたすことがないほどまでに小さくする。もう大きすぎて潰せないとは言わせないほどに。

    dailynews date: 
    2012/5/15(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキー:ウィキリークス、オバマ政権による標的の暗殺、米国とたもとを分かつラテンアメリカ

    米国がイエメンできわめて危険な無人機攻撃を行っている中、ノーム・チョムスキーがジョージ・W・ブッシュ前政権とオバマ政権の対テロ政策を比較します。「ブッシュ政権は気に入らない人物がいたら、その人物を誘拐して拷問部屋に送る」とチョムスキーは語ります。「オバマ政権では、もし気に入らない人物がいたら殺害するのです」。チョムスキーは、またウィキリークスの内部告発活動と、長期にわたる米国政府の政治・経済支配から距離を取り始めたラテンアメリカを称賛しました。

    dailynews date: 
    2012/5/14(Mon)
    記事番号: 
    3
  • チョムスキー:『ウォール街を占拠せよ』は米国に実質的に存在しなかった連帯感を作り上げた

    ノーム・チョムスキーは、オキュパイ(占拠)運動が、大恐慌時代以来存在しなかったレベルの階級結束と相互支援コミュニティの再建を助けたと語ります。「占拠運動は、米国に存在しなかったものを知らず知らずのうちに作り上げていました。相互支援のコミュニティ、連携、話し合いのための広場・・・・・・そして行動し助け合う人びと。それがほとんど無かった。1世紀にわたり、他人のことを気にしないで、自分のことだけ気にするべきだというようなプロパガンダが続いていました。(階級の連帯を)再建することは、たとえそれが社会の小さなかけらだとしても、とても重要になるかもしれません。再建は、社会がどう機能すべきなのかという概念を変えるかもしれません」とチョムスキーは語ります。チョムスキーは、また、ある意味「ブッシュ元大統領の時よりもひどい」やり方で市民の自由を攻撃しているオバマ大統領についての評価も話しました。

    dailynews date: 
    2012/5/14(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ノーム・チョムスキー:パレスチナ人ハンストは「基本的人権の侵害」に対する抗議

    世界的に有名な反体制知識人、言語学者、そして作家のノーム・チョムスキーとの1時間ほどのインタビューです。まずは、パレスチナ人のハンガーストライキについて話し合います。およそ2000人のパレスチナ人らが食事をとらず、イスラエル刑務所当局に独房監禁の中止と広範囲に及ぶ制限の緩和を求めていた画期的な行動に、終結をもたらす暫定合意が結ばれたと伝えられています。「ハンストは、基本的人権の侵害に対する抗議です」とチョムスキーは語ります。彼は、マサチューセッツ工科大学名誉教授で数々の書籍を執筆しています。新著はOccupy(『占拠せよ』)です。

    dailynews date: 
    2012/5/14(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 麻薬戦争を止めよう:メキシコの詩人ハビエル・シシリア 麻薬暴力拡大に加担する米国を非難

    今週最後に取り上げるのはメキシコの詩人ハビエル・シシリアへのインタビューの後半です。昨2011年、シシリアの24歳の息子フアン・フランシスコが麻薬密売人たちによってメキシコのクエルナバカで殺害されました。息子の思い出のためにシシリアは「正義と尊厳ある平和のための運動」(Movement for Peace with Justice and Dignity)を創設して麻薬戦争の終結を訴えています。シシリアは現在米国におり、今年8月に1カ月の平和キャラバンを開始します。彼はすでに昨年、同様のキャラバンをメキシコで指揮してきました。「私たちは怒り狂っている。戦争は私たちに何ももたらしていない──問題の解決にはなっていないんです」とシシリアは言います。「アメリカの人たちに気づいてもらう必要があるんです。麻薬を消費するたびに、銃を使用するたびに、見えないところで、私たちが死者という代償を払っていることを自覚してほしい」
    前半のインタビュー視聴はここをクリック

    dailynews date: 
    2012/5/11(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 性的暴力と自然資源の略奪 アラスカ先住民が直面する最大の苦難

    世界中からやってきた何百人もの先住民指導者や活動家たちが今週、国連の先住民族問題常設フォーラム第11回会合に出席します。アラスカのイヌイット人でアンカレッジのアラスカ大学で政治科学を教えるダリー・サンボ=ドローと話します。彼女はこの常設フォーラムの副議長でもあります。北極圏における環境の荒廃と脅かされる土地所有権から、蔓延する性的暴力の問題まで、サンボ=ドローはこんにちアラスカ先住民が直面する様々な苦難について語ります。「様々な政治や経済の課題において、米国の先住民たちはどん尻にいます──昔からずっとそうです」とサンボ-ドローは言います。「アラスカの先住民コミュニティや米国各地の先住民コミュニティが抱える問題が、優先課題を探知するレーダーに引っかかっることは決してないのです」

    dailynews date: 
    2012/5/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 国連調査:米国はアメリカ先住民にラシュモア山などの聖地を返還すべき

    先住民族の権利に関する国連特別報告官のジェイムズ・アナヤは米国に住む先住アメリカ人の窮状に関して国連史上初めての調査を率いてきました。アナヤの勧告には、米国が4人の大統領の顔が彫られた有名なラシュモア山のあるサウスダコタ州ブラックヒルズなど、いくつかの土地を先住民部族に返還するようにとの助言も含まれています。こうした動きは今日も続く先住アメリカ人に対する体系的差別への取り組みを進めるだろうとアナヤは言います。「この国の先住民族たちはみな……貧困や劣悪な衛生環境、教育機会の欠如、社会病理なとに苦しむ比率が、国民の中の他の集団に比べてはるかに高い」とアナヤは言います。「この状態は彼らが苦しんできた不正の歴史に関係しているのです」

    dailynews date: 
    2012/5/11(Fri)
    記事番号: 
    2

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