デイリーニュース

  • 司法省がアリゾナ州の保安官をラティーノに対する人種プロファイリングで告訴

    司法省がアリゾナ州マリコパ郡の保安官ジョー・アルパイオと彼の保安官代理たちをフェニックス地区でラティーノ住民への人種偏見に基づく行動特徴分析(人種プロファイリング)を行ったとして告訴しました。アルパイオが補佐官たちと、正規移民であるなしに関係なく執拗にラティーノを標的にし、邪魔する者には誰彼なく報復していたと、司法省は主張しています。フェニックスから「アリゾナをよくする市民の会」(Citizens for a Better Arizona)代表のランディ・パラズに話を聞きます。「何が起きているのか、とうとう明らかになるのだと信じています」とパラズは言います。「連邦政府と司法省が介入してアルパイオ保安官に責任を取らせることに拍手を贈りたい。地元の司法捜査当局がやろうとしないのですから」

    dailynews date: 
    2012/5/11(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 麻薬戦争の犠牲を知らしめる米国横断平和キャラバンを率いるメキシコの詩人ハビエル・シシリア

    2011年、24歳の息子がメキシコのクエルナバカで麻薬密売人たちに殺害され、メキシコの最も著名な詩人の一人のハビエル・シシリアがペンを置きました。息子の追悼して、シシリアは麻薬による暴力に歯止めをかけることを唱えて、「正義と尊厳のある平和運動」(Movement for Peace with Justice and Dignity)を創設したのです。麻薬にかかわる暴力によって、過去6年間に6万人が死亡し、1万人が行方不明、16万人以上のメキシコ人が家を失ったと見られます。「麻薬戦争で何千人もが死亡し、行方不明になり、家を失ったことに対して責任を共有していることを、米国人の良心に訴える」ため、シシリアは現在米国で、1カ月にわたる平和キャラバン立ち上げを計画しています。

    dailynews date: 
    2012/5/10(Thu)
    記事番号: 
    4
  • トニー・クシュナーが見過ごされた“急進主義”とエイブラハム・リンカーン大統領時代の教訓について語る

    トニー・クシュナーの最近の仕事は、スティーブン・スピルスバーグ監督の次回作であるエイブラハム・リンカーンについての映画の脚本執筆です。大統領としてのリンカーンについて理解することは今日の政治的生活への貴重な教訓を学ぶことですとクシュナーは言います。「非常に不安定な政治的環境をうまく乗り切り、米国史上歴史上これ以上ないほど非常に困難な時代に国を前進させたリンカーンのものすごい能力は、驚異的で、畏敬の念を起させるものだと思います」

    dailynews date: 
    2012/5/10(Thu)
    記事番号: 
    3
  • モーリス・センダック(1928-2012):トニー・クシュナーが伝説的な子供の本の著者の人生と遺産について語る

    劇作家のトニー・クシュナーが友人のモーリス・センダックの人生を振り返ります。センダックは子供の本『かいじゅうたちのいるところ』で有名な作家でイラストレーターです。センダックは火曜日に83歳で死去しました。「モーリスには普遍的に話をする能力がありました。これは彼が本当の天才であるという事実を示す証拠です」とクシュナーは言います。ゲイだったセンダックが、オバマ大統領が同性婚を受け入れたことを聞くまで生きられなかったのは残念だったと付け加えます。「彼は礼儀正しいこと、フェアプレー、誠実であることを信条としていました。ですから、彼は変化がおきるのを見て感動したはずです。」

    dailynews date: 
    2012/5/10(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 劇作家トニー・クシュナーがオバマ大統領の同性間結婚への支持を歓迎 「地球が動くのを感じた」

    オバマ大統領は、歴史的な宣言によって、同性間結婚を支持した最初の米国大統領になりました。このことについて、高い評価を受けている劇作家で社会活動家のトニー・クシュナーに話してもらいます。2003年、クシュナーと彼のパートナーは、同性カップルで初めてニューヨーク・タイムズ紙の結婚欄に掲載されました。「地球が動くのを感じたよ」とクシュナーは言います。「それは、ひとつの転換点が来て、変化への基礎が整ったのを感じた瞬間でした。数年越しでゆっくりだが、着実に結婚の権利が進歩を遂げ、性的少数者(LGBT)コニュ二ティーが市民権を獲得していくのをことに驚きを感じます。しかも僕が期待したよりも早いペースで。信じられないほど感動的です。」

    dailynews date: 
    2012/5/10(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ウィスコンシン州民主党リコール選挙の対抗馬決定 スコット・ウォーカー知事の「イデオロギー的南北戦争」に挑む

    ウィスコンシン州の民主党予備選の投票者たちは、議論の的となっている共和党州知事スコット・ウォーカーのリコール選挙での対抗馬としてミルウォーキー市長のトム・バレットを選びました。2011年、ウォーカーが大半の公務員のほとんどすべての団体交渉権を剥奪するばかりか、賃金や年金を大幅削減するという計画まで発表して同州いたるところで抗議運動が勃発しました。6月5日のリコール選挙は現時点ではウォーカーとバレットの一騎打ちです。同州マディソンからザ・プログレッシブ誌の編集者マシュー・ロスチャイルドに話を聞きます。ロスチャイルドは、知事の座を維持しようというウォーカーの選挙戦は全米の富裕層からの多額の寄付金で支えられていると言います。「ウォーカーはアメリカの悪徳ビジネス階級のお気に入りなんです。労働者たちの喉をブーツで踏んづけてやりたいと思ってるボスたち全員のヒーローなんです」とロスチャイルドは言います。「そして、彼らの財布のひもは……今ゆるみ始めたばかりなんです」

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    2012/5/9(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 石炭から住宅差し押さえまで バンカメがシャーロット市での株主総会で抗議行動に直面

    ウォール街占拠運動の抗議者や環境活動家、困窮する住宅所有者らが今日、ノースカロライナ州シャーロット市に集結してバンク・オブ・アメリカの年次株主総会の会場前で抗議活動を行います。抗議者たちは金融危機における銀行の役割や石炭産業への支援、さらに長い間住宅差し押さえ権を濫用してきた疑いに世論の関心を向けたいとしています。この政治行動は同じくこのシャーロットで9月に開かれる民主党全国大会に照準を当てた活動の試金石でもあります。同市は最近、警察権力を広範囲に行使して、武器からマジックペンや自転車のヘルメットまで含む長大な禁止物品リストの何か1つでも隠そうという意思を持つ者を探すという名目で、バックパックやハンドバックやブリーフケースを携行している人はだれでも職務質問で身体検索できるようにしました。「バンカメの略奪的な行為に立ち上がろうと、みなさんシャーロットにやって来るんです」と全米のコミュニティ・グループの連合体であるRight to the City Alliance(市に対する権利同盟)のレイチェル・ラフォレストは言います。シャーロットにはバンカメに自宅から退去させられた175人ほどの住民たちを引き連れてやってきました。「株主総会では重要な株主たちの前に立って、こう言ってやるんです。『あなたたちの行ないのせいで私たちの暮らしはこうなった。

    dailynews date: 
    2012/5/9(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ノースカロライナ州民 同性婚・事実婚を法的に認めない州憲法の変更を承認

    ノースカロライナ州の有権者たちが住民投票を行い、結婚を男性と女性の間に限るものと規定する州憲法変更提案を高投票率で可決しました。ノースカロライナ州法は以前から同性婚を禁じていましたが、この変更によってこれまで法的に認知されていた男女間の事実婚など、その他の家庭内パートナーシップもまた、同州では法的な権利を認められないことになります。この法案は文言が曖昧なため、同棲していながら結婚はしていない州内の15万組もの男女のカップルも影響を受ける恐れがあると指摘する法律家もいます。その他にも、これが家庭内暴力からの保護措置を無効にしたり子供の親権交渉で不利に働いたり、入院中のパートナーを見舞いに行く権利を奪ったりする恐れもあると警告されています。「この憲法改変を後押ししていたのがどういう人たちだったかを見ると、長い間人々をまとめるのではなく分裂させてきた人たちだということがわかります」と言うのは「ノースカロライナのすべての家族を守るための連合(Coalition to Protect All North Carolina Families)」のウィリアム・ロビンソンです。

    dailynews date: 
    2012/5/9(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 裏切られた正義:ヒューマン・ライツ・ウォッチのケネス・ロスが語るグアンタナモ軍事法廷の失敗

    5月5日、9.11攻撃の5人の主犯格容疑者を起訴するための軍事法廷がグアンタナモ湾の米軍基地で開かれました。9時間の審理中、5人の囚人らは、殺人とテロ罪の罪状認否や、判事の質問に答えたり判事の話を聞くことも拒否しましたが、被告側弁護人の一人はこれを「不当な制度に対する平和的な抵抗」だと説明しました。被告側弁護人らは、9.11攻撃の5人の主犯格容疑者の裁判は、彼らの死刑を導くために不正に行われていると言います。裁判を批判する人々は、オバマ政権は軍事法廷を進めることによって危険な前例を作ったと言っています。米政府は当初、このケースをニューヨークの連邦裁判所へ移そうとしましたが、根強い反対意見に屈し、グアンタナモでジョージ・W・ブッシュ大統領の下に設置された特別軍事法廷を再開することに同意しました。被告側弁護人の少なくとも一人は、彼の依頼人に不利な証言の中で、拷問と呼んでいい扱いによってねじ曲げられていない証言などないと主張しています。「水責めは溺死による処刑を模しています。古典的な拷問法です。ブッシュはそれを命じたことを認めています。ブッシュは犯罪容疑者である事実からは逃れようがありません。

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    2012/5/8(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ロバート・ライシュ「我々は騒動を起こす必要がある」:富と権力の集中を暴いた「占拠せよ」運動を賞賛

    米国の元労働長官ロバート・ライシュは、自著の最新刊Beyond Outrage(『憤りを超えて』)巻頭で、「ウォール街を占拠せよ」運動への献辞を次のように書いています。「我々の経済と民主主義を取り戻すことに取り組んでいる占拠せよ活動家たち、そしてその他の多くの人々へ」。ライシュに、国中が経済について新たに語るよう仕向けたことの「占拠せよ」運動の成功と、ワシントンにいる選挙で選ばれた政治家たちに進歩的な事柄を法制化させるために、なぜ草の根運動が必要とされるのかについて話してもらいます。ライシュはさらに、米国と欧州の経済危機に対して緊縮財政がなぜ解決にならないのかについて持論を展開します。

    dailynews date: 
    2012/5/8(Tue)
    記事番号: 
    2

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