デイリーニュース

  • NATO同盟によるアフガニスタン解体、世界の活動家が軍事同盟の存在に疑問を投げる

    60カ国以上の代表が出席している今年のシカゴNATO首脳会議。国際平和活動家も世界中から多数集まり、街頭でデモを行っています。「もはやNATOは要らぬ存在なのです」と、「戦争に反対-NATOに反対」国際連合代表のドイツ人平和活動家ライナー・ブラウンは語ります。 「NATOの宿敵、ワルシャワ条約機構はもう消滅したのに、NATOはまだ存在しています。年間経費は1兆ドルですよ。私たちは仕事、医療、教育のためにこのお金が必要なんです」

    dailynews date: 
    2012/5/21(Mon)
    記事番号: 
    6
  • おとり捜査やNATO抗議デモの凶暴な弾圧でシカゴ警察非難の的へ

    ここ数日間のうちに国内テロ行為の容疑で5人の男性が拘留されたのをはじめ、多数のNATO抗議デモ参加者がシカゴで逮捕されました。男性3人は、オバマ大統領の選挙対策本部や、シカゴ市長のラーム・エマニュエルの自宅など、いくつかの標的を襲撃する計画を立てた罪に問われています。彼らの弁護士は、政府側の密告者が罠にはめたと主張しています。またシカゴ警察は、デモを解散させるために武力を行為したとして活動家団体から非難されています。また、インターネットを介してデモの様子を生中継している独立系メディア活動家を標的にしたとの非難もあります。19日夜、デモの生放送の手伝いをした3人が銃を突きつけられ、拘束されました。

    dailynews date: 
    2012/5/21(Mon)
    記事番号: 
    5
  • 社会福祉予算削減の中、NATO首脳会議警備に大判振る舞いのシカゴ市に抗議デモ

    19日、シカゴ市長でオバマ大統領の元首席補佐官ラーム・エマニュエルの自宅へ数百人がデモ行進を行いました。社会福祉予算を削減する一方で、NATO首脳会議期間中の大規模警備のために予算をつけたことに抗議するためです。前日には、看護師の団体がシカゴ市内の中心部で予算削減に抗議するデモを決行しました。デモ参加者たちは「政府の削減に 反撃だ」と合唱しました。「私たちは団結しなくちゃいけないんです」と元看護師のキー・マクベイさんは語ります。「切ったら流れるのはお金じゃない、血なんです」

    dailynews date: 
    2012/5/21(Mon)
    記事番号: 
    4
  • シカゴNATO首脳会議で「平和を願うアフガニスタン人」と米軍帰還兵が反戦デモ

    20日に、シカゴで開催されているNATO首脳会議会場で行われた反戦デモは「反戦イラク帰還兵の会 」(IVAW)と「平和を願うアフガニスタン人」が中心となって行われました。「我々はNATOに抗議するため、そして全てのNATOの代表に対して、私たちの祖国、国民に対するこの非人道的、違法、かつ野蛮な戦争を終わらせるよう要請するためにここへ来ました」と、「平和を願うアフガニスタン人」のスライア・サハールさんは話します。サハールさんはNATO抗議デモでアフガニスタン帰還兵グラハム・クランプナーと並んで行進しました。「米軍帰還兵の方たちと並ぶのをたいへん光栄に思います。占領、戦争に対して私たち共に声を上げている彼らの行いは、正しいと思います」。クランプナーは、「この戦争への協力はいっさい拒否する」と言います。

    dailynews date: 
    2012/5/21(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 占拠運動で瀕死の重症を負った退役軍人スコット・オルセン NATO首脳会議に反戦メッセージ

    2度のイラク従軍の後、去年「オークランドを占拠せよ」運動で警官の発砲で負傷し生死の境をさまよった帰還兵スコット・オルセンに、 シカゴで開催されているNATO首脳会議の会場で話を聞きます。オルセンは、20日に行われた反戦デモで4つのメダルを返還しました。なぜ占拠運動に参加し、厳重な警備が敷かれているNATO首脳会議に抗議しているのかを聞かれ、「我々が正しいことをしているということを示すために、あらゆる努力をするつもりだ。彼らがどんなことをしようとも、我々には支えてくれる仲間がいるし、前に進んでいく」とオルセンは語っています。

    dailynews date: 
    2012/5/21(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「NATOに反対、戦争に反対」NATO首脳会議でイラク・アフガニスタン帰還兵がメダルを返上

    本日は、北大西洋条約機構(NATO)の60年にわたる歴史で最大の首脳会議会議が開かれているシカゴからお送りします。20日、イラク戦争とアフガニスタン戦争の退役軍人、そして「平和を願うアフガニスタン人」(Afghan for Peace)のメンバーらを先頭に、何千人もの参加者が平和行進を行いました。反戦イラク帰還兵の会(IVAW)は、約50人の退役軍人が自身の従軍メダルをNATO首脳会議の会場の方向に投棄するというセレモニーを開きました。壇上から1人ずつ自分の従軍メダルを返上した兵士たちに話を聞きます。「私は、イラクとアフガニスタンの人々との連帯のため、対テロ世界戦争従軍メダルを返還しに来ました。イラクやアフガニスタン、そして世界中で我々が引き起こした破壊を深く反省しています」と米軍に10年従事した元衛生兵のジェイソン・ハードは話します。

    dailynews date: 
    2012/5/21(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ホンジュラスでの秘密の麻薬戦争 米麻薬取締局の強制捜査で妊婦2人と男性2人が死亡

    今週船舶内の4人が発砲により死亡した件で、米麻薬取締局が米国籍のヘリコプターにホンジュラスの警官とともに同局の取締官が搭乗していたことを認めました。死亡したうちの2人は妊婦だったと言われています。この死亡事件は米国支援の対麻薬戦争でホンジュラスが中心的位置にあることを示しました。ホンジュラスは少なくとも3つの米軍基地をまかなっており、ラテンアメリカでの米国軍事作戦の中核です。カリフォルニア大学サンタクララ校の歴史学教授ダナ・フランクに話を聞きます

    dailynews date: 
    2012/5/18(Fri)
    記事番号: 
    6
  • 「米国最悪の人種プロファイリング」NAACP会長が語るNY市警の職務質問プログラム

    連邦判事が異論の多いニューヨーク市警の職務質問プログラムに対する集団訴訟を受理しました。警察に標的にされた何十万という人々に法的な弁済への門戸が開かれたことになります。判事の決定はニューヨーク市が、市民の憲法で保障された権利に対して「無関心であることは非常に憂慮される」と指摘しています。ニューヨーク人権擁護連盟(New York Civil Liberties Union)による最近の調査ではNY市警のこのプログラムは人種的に偏向していて効果が乏しく、昨年職質された対象の87%が黒人とラティーノでした。全米黒人地位向上協会(NAACP)会長のベンジャミン・ジェラスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/5/18(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 黒人少年を殴打する姿を録画されたヒューストンの元警官に全員白人の陪審が無罪評決

    アフリカ系の十代の少年を殴打するところをビデオに捉えられた元警察官が無罪になったことで、テキサス州ヒューストンで17日、数百人が抗議デモを行いました。16日、15歳の窃盗容疑者チャド・ホーリーを殴り足で踏みつけた元警官アンドルー・ブルームバーグは、全員白人から成る陪審団によって無罪評決を受けました。2010年3月、警察車両に呼び止められたホリーの様子はビデオで撮られています。地面にうつぶせになったホーリーは明らかに投降状態で手は自分の頭の後ろに置かれています。しかしその彼に手錠を掛ける代わりにブルームバーグと他6人の同僚警官らは踏んだり蹴ったりしてホーリーを痛めつけました。「若い黒人青年たちがひどく扱われる、そんな事件があまりにも多いので、私たちは感性がマヒしてしまい現状を受け入れてしまっているように見えます」と全米黒人地位向上協会(NAACP)会長のベンジャミン・ジェラスは言います。

    dailynews date: 
    2012/5/18(Fri)
    記事番号: 
    5
  • ベン・ジェラス: 数百万人の米国人が経験する人種プロファイリングの現実

    トレイボン・マーティン殺害事件捜査で新たな音声録音や文書が公開されたのを受け、全米黒人地位向上協会(NAACP)の会長兼最高経営責任者のベンジャミン・ジェラスに感想を聞きます。証拠はマーティンと殺害容疑者ジョージ・ジマーマンの間に格闘があったことを示していますが、ジマーマンがマーティンを追跡しなければ、死につながったこの遭遇は「結果的に回避できた」と警察は結論づけています。検死結果によれば、マーティンは胸部に向けた「中距離」からの一発の銃弾で死亡したことを示しています。マーティンの交際相手が彼の死の直前に電話で交わした内容についての証言の録音を聴いて、ジェラスは「殺される直前に、通りでつかまった彼の声を聴いたという幼なじみのガールフレンドの話は胸が張り裂ける。コミュニティ監視のボランティア要員によるか警察によるかに関わらず、これはこの国で人種プロファイリング(人種偏見に基づく行動特徴分析)を受けている毎年何百万という若者たちが経験していることの再現ドラマです」

    dailynews date: 
    2012/5/18(Fri)
    記事番号: 
    3

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