デイリーニュース

  • 釈放されたバーレンの活動家  米国が支援する弾圧への終結を強く要請

    バーレンから、最近刑務所から釈放された二人の政治囚、ザイナブ・アルクハワジャとナビール・ラジャブに話を聞きます。二人とも米国が支援する君主政権に抗議し、勾留されていました。バーレン人権センター(Bahrain Center for Human Rights)代表のラジャブは、一カ月近く勾留されたあと、保釈金を払って釈放されました。「米国とバーレンの良好な関係は我々の地域の自由とデモクラシーのための闘いに役立つといつも思ってきました。しかし、それがまったくの反対だったことが判明したのです」と彼は言います。「(米国は)ここの独裁者、弾圧政権を支援しています。裕福な地域であるばかりに苦しまなくてはならないのです」。父、アブドゥルハディの拘留に抗議し、4月に投獄されたアルクハワジャは誓っています「我々は抗議し続けなければなりません。5回、6回、あるいは10回逮捕されたって構いません。抵抗は終わりません。民主主義と自由のために私たちはすでに多くの犠牲を払ってきましたから」

    dailynews date: 
    2012/5/31(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ジョージ・ティラー医師の殺害から3年  リプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する女性の自己決定権)を脅かす新法案と差別犯罪

    3年前の5月31日、中絶処置を提供していた医師のジョージ・ティラーがカンザス州ウィチタの教会で射殺されました。安全な妊娠中絶へのアクセスを制限する新しい法案が作られようとしているなか、産科や婦人科医療施設が依然として暴力の標的にされています。5月の第4週には、ジョージア州の二つの医院とニュー・オリンズの女性団体が放火されました。31日の今日、米下院は胎児の性別に基づいた妊娠中絶を禁止する出生前非差別法案を採決します。ルイジニア州やワシントンD.C.では、妊娠20週を過ぎた中絶を禁止する法案も計画中です。全米妊娠中絶連盟(National Abortion Federation)のビッキー・サポルタと妊娠中絶処置を提供している医師のウィーリー・パーカーに話を聞きます。「ティラー医師を見習って、女性と彼女たちへの治療に彼と同じぐらい献身することを目指しています」とパーカーは言います。産科や婦人科医療施設に対して、最近立て続けにおきている攻撃に触れて、サポルタは「米国内で、妊娠中絶処置への道を制限する法案が、前例のない勢いで続々と成立しています。これは、妊娠中絶に反対する人々が大変巧みに仕掛けた総合的な計略の一部です。この国で妊娠中絶を再び違法にできないのなら、女性が妊娠中絶にアクセスできる道を絶つつもりなのです。」

    dailynews date: 
    2012/5/31(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ベテラン中東ジャーナリストのチャールズ・グラス シリアの暴力と軍事介入の見通しを語る

    シリアの村ホウラで100人以上が虐殺された事件を受け、米国およびその他11カ国が公式にシリアの外交官を国外退去処分にしました。国連とアラブ連盟の合同特使を務めるコフィ・アナン前国連事務総長は、1年以上に及ぶ内戦の後でシリアはいま「転換点にある」と話しました。受賞歴もあるジャーナリストで、中東問題専門の放送番組も持っている著者、チャールズ・グラスに話を聞きます。彼は4月にはニューヨーク・レビュー・オブ・ブックスにシリアからのリポートを掲載しています。

    dailynews date: 
    2012/5/30(Wed)
    記事番号: 
    5
  • グレン・グリーンウォルド:オバマの秘密殺害リストは「政府が手にし得る究極の権力」

    ニューヨーク・タイムズ紙は今週、オバマ大統領が自ら「秘密殺害リスト」作成を監督しているという事実を明らかにしました。このリストには米国が無人機による暗殺の標的としている人物たちの名前と写真が掲載さているということです。同紙によると、オバマはイエメンやソマリア、さらに複雑で危険をはらむパキスタンでの攻撃において、殺害対象とされる人物すべてについて自ら承認を与えています。このリストには米国市民や17歳の少女たちまでが含まれています。「この米国大統領は、人を殺せという命令を出す権限を自分が持っていると信じている──それも徹底して秘密裏に、何ら法的手続きをも踏まずに、不透明なまま、いかなる種類の監査も受けることなくです」とSalon.comのブロガーであり憲法専門弁護士であるグレン・グリーンウォルドは言います。「これは文字どおり、政府と大統領が手にし得る究極の権力だと思いますよ。しかもオバマ政権はそれを獲得し積極的に実行しているが、議論が起きることはほとんどありません」

    dailynews date: 
    2012/5/30(Wed)
    記事番号: 
    4
  • アサンジに対する判決が国際的な注目を集める中 ブラッドリー・マニングは収監3年目に

    オンラインの内部告発サイト、ウィキリークスに機密文書を漏洩したとして米陸軍のブラッドリー。マニング上等兵が拘束されてから今週で丸2年が経過しまたた。マニングは9月に始まることになっている軍事法廷で最悪の場合終身刑に直面します。「重要なのは、ブラッドリー・マニングが行ったとされることが……信じられないほど高潔な行動だったことを忘れないことです。彼がしたことは米国政府とその戦争行為に、そして通常なら完璧に秘密として覆い隠されてしまうようなことに、計り知れないほどの透明性をもたらす行為だったのです」と、この件を綿密に追跡しているSalon.comのブロガーであり憲法専門弁護士であるグレン・グリーンウォルドは話します。

    dailynews date: 
    2012/5/30(Wed)
    記事番号: 
    3
  • アサンジ側弁護士:英国最高裁の判決は欧州における司法の独立に関して憂慮すべき前例

    ジュリアン・アサンジ弁護団の1人で英国の著名な人権擁護弁護士であるヘレナ・ケネディがロンドンから、英国最高裁がアサンジのスウェーデン送還を支持した判決について論じます。「検察が --判事や裁判所ではない-- 事情聴取のために誰かを自国に強制的に移送するよう求めることができるという考え方は、司法の独立性を信じる私たちにとって憂慮すべきものです」とケネディは言います。「(アサンジは)自分がいったんスウェーデンに移送されれば、米国の思惑によってより深刻な訴追を受け、それに対してほとんど抵抗できなくなると心配しているのです」

    dailynews date: 
    2012/5/30(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 英国最高裁 判断分かれるもウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジのスウェーデン送還を是認

    英国最高裁が性犯罪容疑に問われているウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジのスウェーデン送還を是認しました。アサンジの弁護士はスウェーデンの検察は彼の逮捕状を発行する法的権威を持たないと主張しましたが、英国判事は5対2でその主張を退けました。弁護側は2週間以内に新たな異議を申し立てることができます。Salon.comのブロガーであり憲法専門弁護士であるグレン・グリーンウォルドの話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/5/30(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 『インサイド・ジョブ』のチャールズ・ファーガソン監督:金融業界が米国を“略奪国家”に変えた

    アカデミー賞受賞のドキュメンタリー映画『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』を2010年に監督した映画監督のチャールズ・ファーガソンは、新著Predator Nation: Corporate Criminals, Political Corruption, and the Hijacking of America(『略奪国家:企業犯罪、政治腐敗、米国の乗っ取り』)を発表しました。ファーガソンが、金融機関の最高幹部らがなぜ、大恐慌以来最悪の米国の経済危機に彼らが果たした役割で罪を問われていないのかについて検証します。さらに彼は、ラリー・サマーズ(元財務長官)、学界と金融業界の間の人材交換、金融業界の規制緩和に民主党が果たした重要な役割について論じます。ファーガソンによると「略奪エリート」は「経済政策と政治システムのかなりの部分、そして残念ながら経済学界の大部分を牛耳って」います。

    dailynews date: 
    2012/5/29(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ジミー・カーターが語るエジプト選挙の監視、米国とエジプトの関係、キャンプ・デービッド合意の将来

    カーターセンターは、5月23日と24日に行われたエジプトの歴史的な大統領選挙に立ち会う許可を受けた3つの国際組織の中の一つでした。同センターからの派遣団を率いたのは、ジミー・カーター元米大統領です。選挙の公式結果が発表される2日前、デモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースがカイロで、カーター元大統領に画期的な今回の選挙についてインタビューしました。「大統領の職務が定義される前に大統領が選出されるのは前例のないことですが、うまくいくだろうし、そうなると信じています」と、カーターは言います。彼は、カーターセンターは「憲法起草と、さらにはエジプト国民が憲法草案を承認するかどうかを決定できる国民投票のために」エジプトに滞在すると付け加えます。彼はまた、ムバラク政権後のエジプトの軍隊の役割とキャンプ・デービッド合意についても論じます。

    dailynews date: 
    2012/5/29(Tue)
    記事番号: 
    2
  • カイロからの報告:ムバラク政権前首相の大統領選決選投票進出でエジプトで抗議行動が発生

    エジプトでは5月28日夜、同国初の複数候補による大統領選挙の最終結果が発表されたのを受けて、抗議行動が起こりました。同地からシャリフ・アブドゥル・クドゥースがレポートします。第1回投票の上位2人の候補者は、ムスリム同胞団のムハンマド・モルシと、15ヶ月前の民衆蜂起で追放されたホスニ・ムバラクの政権下で最後の首相を務めたアフマド・シャフィクです。「(シャフィクは)ムバラク政権と同じ意見を持っています。つまり、行政機関と治安部隊に与えられる広範囲に渡る自由裁量権を保持すること、そして安定を確保し、シャフィクが社会不安の原因と考えている抗議行動を統制するために諜報機関や情報省の機関といった安全保障機関の関与が果たす非常に強力な役割を保持することです」と、ヒューマン・ライツ・ウォッチのへバ・モレイエフは言います。モルシとシャフィクは6月16日に開始される決選投票で対決します。デモクラシー・ナウ!の映像プロデューサー、ハニー・マスードに感謝を込めて。

    dailynews date: 
    2012/5/29(Tue)
    記事番号: 
    1

Pages