デイリーニュース

  • 「戦争の英雄」、イラク戦争退役軍人の悲惨な体験を描いたライズ・アゲインストの歌

    デモクラシー・ナウ!2012年戦没者記念日特別編の最後は、Rise Against(ライズ・アゲインスト)の歌「Hero of War(戦争の英雄)」で締めくくります。シカゴを拠点に活動をしているパンクバンドのティム・マクラスは5月上旬、シカゴのNATO首脳会議の会場外のデモ参加者のためにこの反戦ソングを歌いました。この歌は、イラク戦争従軍中の経験を振り返る退役軍人を歌ったものです。「俺はドアを蹴破った、俺は指令を口に出して叫んだ。子どもたちは、泣いていたが、俺は目的の男を捕まえた。俺は奴を連れ去った、袋を頭にかぶせて、奴の家族や友人のもとから」とマクラスは歌います。この歌の動画はオンラインで1300万回以上視聴されています。

    dailynews date: 
    2012/5/28(Mon)
    記事番号: 
    5
  • シカゴNATO首脳会議で「平和を願うアフガニスタン人」と米軍帰還兵が反戦デモ

    20日に、シカゴで開催されているNATO首脳会議会場で行われた反戦デモは「反戦イラク帰還兵の会 」(IVAW)と「平和を願うアフガニスタン人」が中心となって行われました。「我々はNATOに抗議するため、そして全てのNATOの代表に対して、私たちの祖国、国民に対するこの非人道的、違法、かつ野蛮な戦争を終わらせるよう要請するためにここへ来ました」と、「平和を願うアフガニスタン人」のスライア・サハールさんは話します。サハールさんはNATO抗議デモでアフガニスタン帰還兵グラハム・クランプナーと並んで行進しました。「米軍帰還兵の方たちと並ぶのをたいへん光栄に思います。占領、戦争に対して私たち共に声を上げている彼らの行いは、正しいと思います」。クランプナーは、「この戦争への協力はいっさい拒否する」と言います。

    dailynews date: 
    2012/5/28(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 占拠運動で瀕死の重傷を負った退役軍人スコット・オルセン NATO首脳会議に反戦メッセージ

    2度のイラク従軍の後、去年「オークランドを占拠せよ」運動で警官の発砲で負傷し生死の境をさまよった帰還兵スコット・オルセンに、 シカゴで開催されているNATO首脳会議の会場で話を聞きます。20日に行われた反戦デモで4つのメダルを返還しました。 なぜ占拠運動に参加し、厳重な警備が敷かれているNATO首脳会議に抗議しているのかを聞かれ、「我々が正しいことをしているということを示すために、あらゆる努力をするつもりだ。彼らがどんなことをしようとも、我々には支えてくれる仲間がいるし、前に進んでいく」とオルセンは語っています。 

    dailynews date: 
    2012/5/28(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 自殺したイラク戦争退役軍人の母の訴え:「死者に名誉を、負傷者に治療を、戦争の中止を」

    シカゴのNATO首脳会議の場外仮設ステージでは、反戦を唱える退役軍人らが、NATOのボスニアからリビアまでの軍事活動ではためいた星条旗を折りたたみました。星条旗は「戦地で命を落とした、もしくは任務から帰還した後に自ら命を絶った何千人ものアメリカ人の棺にかけられた」旗を象徴するものです。彼らはこの旗を、2007年に米軍に入隊し、イラクでの2度目の従軍から帰還しあた2010年3月に自殺したデリック・カークランドの母親、マリー・カークランドに贈呈しました。「息子が自殺をしたと言わなければいけないことを恥ずかしいとは思いません。私は息子のメンタルヘルスの治療を怠った米軍を恥だと思います」とカークランドさんは話します。当初、軍は息子は戦死したと報告していました。

    dailynews date: 
    2012/5/28(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 戦没者記念日特別編:イラク・アフガニスタン帰還兵がメダルを返上

    本日は60年にわたる歴史で最大の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開催されたシカゴでの抗議行動を振り返ります。シカゴでは50人近くの退役軍人が従軍メダルをNATO首脳会議の会場の方向に投棄しました。壇上から1人ずつ自分の従軍メダルを返上した兵士たちに話を聞きます。「私は、イラクとアフガニスタンの人々との連帯のため、対テロ世界戦争従軍メダルを返還しに来ました。イラクやアフガニスタン、そして世界中で我々が引き起こした破壊を深く反省しています」と米軍に10年従事した元衛生兵のジェイソン・ハードは話します。「これらの戦争に反対している現役、退役軍人のみんな、君たちは1人じゃない」とイラク戦争の退役軍人、スコット・キンボールは加えています。

    dailynews date: 
    2012/5/28(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 誰がフィラデルフィアの公立学校を殺すのか? ダニエル・デンビアに聞く学校閉鎖と学校民営化

    公教育の費用に関する話題をもう1つ。こちらは米国での話題です。ペンシルベニア州で23日、フィラデルフィアやピッツバーグなどの都市で数千人が教育関連の抗議を行い、予定されている予算削減を非難しました。フィラデルフィアでは学校教育当局が今後5年間で60以上の公立学校を閉鎖し、残ったものは民営化の対象となるという計画が発表され物議をかもしています。共和党の大統領候補の一人ミット・ロムニーは学校教育に関する初めての重要な政策演説を行った翌日の24日、フィラデルフィアのチャータースクールを訪れました。フィラデルフィア・シティ・ペーパーの記者ダニエル・デンビアに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/5/25(Fri)
    記事番号: 
    4
  • メープルの春:逮捕者は1000人近く カナダ・ケベックの大規模学生ストが100日超え

    カナダでは今週、モントリオールの街頭を40万人を超える人々が埋めました。学費が75%以上も上がることに対する抗議が本格的な政治危機に発展しています。3カ月を超える息の長い抗議活動と授業ボイコットは、「メープルの春」の名で世界に知られるようになりました。この紛争はケベック州政府が「78号法案」と呼ばれる非常事態法を成立させたことで勃発しました。これは大学の今学期の授業を中断し、50人以上の抗議行動を行う際はデモのルートを警察に事前に知らせることを義務づけ、これに従わない学生団体には12万5000ドル以下の罰金を科すと脅すものでした。ストライキは対立が拡大するにつれ国際的な注目を集め、緊縮財政や経済不安や学生ローンの重圧の下で不平不満を募らせる世界中の若者たちの共鳴を得ています。ケベックの学生ストライキに関わる主要な学生組合の連合体CLASSEの広報担当ガブリエル・ナドー=デュボワと、モントリオールにあるコンコルディア大学コミュニティ公共活動大学院の助教授アンナ・クルジンスキに話を聞きます。クルジンスキは「値上げに反対する教授たち(Professors Against the Hike)」のメンバーとして学生ストに関わっています。

    dailynews date: 
    2012/5/25(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ニュージャージー州はNY市警の監視活動を容認 ムスリム団体は「違憲」捜査に抗議を継続

    ニュージャージー州法務長官が3カ月かけて調査した結果、ニューヨーク市警がCIAの協力を得て行っていた同州内の各ムスリム・コミュニティーに対する広範な監視活動は州法に違反するものではないと結論づけました。この調査結果が示すものは、イスラム教徒たちはNY市警が彼らの日常生活を監視し分類記録するのをやめさせたくても州法に訴えることはできないということです。この決定は米北東部全域で進行中の州を越えた警察の捜査や監視をやめさせようとしているムスリム団体を怒らせています。米イスラム関係評議会の常任弁護士であるガディア・アッバスに感想を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/5/25(Fri)
    記事番号: 
    2
  • エジプト大統領選:ムスリム同胞団候補とムバラク政権最後の首相とが決選投票か

    エジプトでの史上初の自由選挙による大統領選の投票結果によると、ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ候補と追放されたムバラク政権で首相をつとめたアフマド・シャフィク候補との決選投票が行われるかもしれません。今回の選挙は比較的自由で公正に行われているようです。投票率は40%前後と推定されます。公式の選挙結果の発表は29日になりますが、いまのところモルシ候補がリードし、続いて反革命勢力の前首相シャフィク候補とムバラク政権に長年にわたって抗議してきたハムディーン・サバヒが2位の座を争っているようです。デモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースがカイロから最新状況をリポートします。

    dailynews date: 
    2012/5/25(Fri)
    記事番号: 
    1
  • シャリフ・アブドル・クドゥースがカイロから報告 エジプトの選挙民が語る歴史的な選挙の期待と限界

    15カ月前にホスニ・ムバラクが追放されて以来、エジプトで初めて行われている複数候補による大統領選挙の2日目、選挙民たちは投票所に向かっています。投票の第1日目は、小さな選挙違反の報告はたくさんありましたが、大半は詐欺も暴力事件もなかったと評価されました。ムバラク前政権の最後の首相で今回の最有力候補のアフマド・シャフィクは、投票所の外で群れをなした抗議者たちに囲まれ、中には彼に靴やがれきの破片を投げつけたりする者もいました。デモクラシー・ナウ!の特派員、シャリフ・アブドル・クドゥースとビデオカメラマンのハニー・マスードは一日中カイロ中の投票所を回り、選挙民たちの選択と、選挙に対して持っている懸念などを尋ねました。

    dailynews date: 
    2012/5/24(Thu)
    記事番号: 
    3

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