デイリーニュース

  • 「絶滅への反逆」:シェル石油英国本社の外で強力接着剤で自分自身を固着させた著名な気候弁護士

    「絶滅への反逆(Extinction Rebellion)」と名付けられた運動で、アクティビストたちは、、今週、一連の直接行動でセントラルロンドン地区を閉鎖し、橋を閉鎖し、公共のランドマークを占領し、さらには建物に強力接着剤で自分たちを固定して、気候変動と闘うための緊急の行動を要求しています。警察はこれまでに300人以上の人々を逮捕しましたが、抗議行動は今も続いています。17日、活動家たちはロンドンの金融センターであるカナリーワーフで列車を停めています。二人の抗議者が車両に登り、もう一人が列車の窓に強力接着剤で手を貼付けたのです。環境行動グループ「絶滅への反逆」の共同創始者の一人であるクレア・ファレルと、2015年のパリ協定での画期的な草案作成を手助けした国際環境弁護士のファーハナ・ヤミンに話を聞きます。16日にヤミンは、セントラルロンドンのシェル社のビルの外の舗道に両手を接着剤で固着して移動を拒否した後、逮捕されました。

    dailynews date: 
    2019/4/17(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 続くイルハン・オマール下院議員への右派からの攻撃 彼女が直面している殺害脅迫と「危険なヘイト運動」

    ミネソタ州選出の連邦下院1年生議員、イルハン・オマールは、トランプ大統領が彼女と9.11同時攻撃を並列したビデオをツイートして以来、受け取る殺害脅迫の数が急増したと述べています。トランプは、4月12日、問題のビデオを「われわれは決して忘れない」という文言と一緒にツイートしました。トランプがツイートしたビデオでは、オマールが9.11以降イスラム系米国市民への攻撃が増加したと話している画像に、燃えるワールド・トレードセンターの映像が差し込まれています。当初、オマール下院議員の発言はもとの文脈から切り離され、デイリー・コーラーやフォックス・ニュースなどの右派メディアによって拡散されていました。オマール下院議員は「これは命の危険に関わることなので、やめさせなければいけない」と発言しています。『現代のイスラム系米国人の生活:テロとの闘いからの報告』(This Muslim American Life: Dispatches from the War on Terror)の著者ムスタファ・バユミに話を聞きます。彼はガーディアン紙に「イルハン・オマールは危険なヘイト運動の標的にされた」(“Ilhan Omar has become the target of a dangerous hate campaign.”)という記事を寄稿しました。

    dailynews date: 
    2019/4/16(Tue)
    記事番号: 
    3
  • BDS運動共同創設者オマール・バルグーティ米国への入国を拒否される 米国とイスラエルのマッカーシズム的弾圧を非難

    講演旅行で米国を訪れる予定だった著名な人権保護運動家オマール・バルグーティが、ビザを持っていたにもかかわらずトランプ政権に入国を拒否されたことをうけ、その説明を求める批判の声が上がっています。バルグーティは、イスラエルに国際法の順守とパレスチナ人の人権尊重への圧力をかける国際的運動、「ボイコット、投資引き上げ、制裁運動」(Boycott, Divestment and Sanction, BDS)の共同創始者です。バルグーティは、4月10日にテル・アビブのベン・グリオン空港に到着した際、米国が入国を拒否していると告げられました。しかし詳細についての説明はありませんでした。バルグーティと彼の支持者たちは、この措置は彼のBDS運動とのかかわりが原因だとし、ある種の「マッカーシズム的弾圧」だと呼んでいます。ラマラにいるオマール・バルグーティに、米入国禁止措置、BDS運動の拡がりとそれを潰そうとする動き、ベンヤミン・ネタニヤフが5期目の首相に選ばれたイスラエルの選挙について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/4/16(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 悲嘆にくれるフランス 数世紀の歴史を持つノートルダム大聖堂火災で破壊

    人々に愛されてきたパリのノートルダム大聖堂が大火災によって破壊され、フランスが揺れています。ノートルダム大聖堂は800年前に建造され、世界的に親しまれた史跡でした。パリジャンたちは、400人の消防士が炎を制御しようとしているのを呆然と見守るばかりでした。中には、祈りを捧げたり、宗教歌を歌う人たちも見られました。火災は、大聖堂の尖塔を奪い、境界内部の一部に被害を与えましたが、有名な中世の二本の塔と石の構造部分は焼け残りました。フランスの大富豪の二人の人物が合計で3000万ドル以上の再建支援を約束しています。欧州連合(EU)も、再建に協力すると誓いました。捜査当局は火災がどのように始まったかの調査を始めていますが、おそらく1800万ドル規模で行なわれていた修復工事に関連した事故が火元ではないかと述べ、放火の可能性はないとしています。ジョンズ・ホプキンス大学中世史のアン・レスター准教授に、ノートルダム大聖堂の、フランス及び世界の文化と精神生活における役割について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/4/16(Tue)
    記事番号: 
    1
  • アラン・ネアン:インドネシア大統領選 大量殺人に関与した元軍人候補 当選後の計画は反対派の逮捕

    「ジョコウィ」の通称で知られるインドネシアのジョコ・ウィドド大統領が4月17日、再選をかけた大統領選に臨みます。最大のライバルは、元特殊部隊の軍事司令官でインドネシアの長年の独裁者スハルトの義理の息子でもあったプラボウォ・スビアントです。ジョコウィが6ポイント差で勝った2014年大統領選に続く再対決となります。調査ジャーナリストのアラン・ネアンは、プラボウォによる大統領選勝利後の衝撃的な計画を明らかにしました。ネアンが入手した大統領選戦略会議の議事録によれば、プラボウォは、政敵と現在の同盟相手を大量に逮捕する計画を立てています。ネアンによると、プラボウォはさらに、米国の支援を受けて1967年から1998年まで続いたスハルト独裁政権で果たしたインドネシア軍の役割を復活させることも望んでいます。インドネシアは世界最大のムスリム人口を持ち、インドと米国に次ぐ世界で人口が3番目に多い民主主義国です。インドネシアからアラン・ネアンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/4/15(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ビル・マッキベン 「グリーン・ニューディールは地球環境だけでなく壊れた社会も立て直すチャンス」

    トランプ大統領は先週、パイプライン計画の連邦レベルでの承認を容易にする大統領令に署名しました。これにより州によるプロジェクトへの規制力が制限されます。北東部の「コンスティチューション・パイプライン」の認可に道を開くこともこの大統領令の狙いのひとつです。ニューヨーク州は水質浄化法(Clean Water Act)に基づき、環境保全を理由としてこのプロジェクトを拒否しています。環境保護団体「350.org」の共同創設者で新著Falter:Has the Human Game Begun to Play Itself Out?(『よろめき:人類のゲームは行き詰まりつつあるのか』)を出版したビル・マッキベンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/4/15(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 気候活動家ビル・マッキベンが新刊書で問う 「人類ゲームの詰みは始まったのか」

    ロンドンでは今日(4月15日)、気候危機に対抗するための抜本的な対策を求めて数千人が街に繰り出しました。気候変動による人類の絶滅と生態系の崩壊の危機を訴えるグループ「Extinction Rebellion」は、デモ参加者と共にロンドン中心部のあちこちにテントを設営、交通をブロックし、少なくとも1週間は路上に居座るとしています。これを皮切りに、これから一連のグローバル行動が展開される予定です。世界中の活動家が、気候変動による大災害を目前にしながら政府が無策を続けることに警鐘を鳴らしています。ロンドンでの抗議は、毎週金曜恒例の気候ストで世界中の生徒らが再び授業をボイコットしたのに続いて起こりました。また米国では、グリーン・ニューディール政策の推進を求める声がますます高まっています。アレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員とエド・マーキー上院議員が推し進めるこの政策は、再生可能エネルギーに投資すると同時に米国の二酸化炭素排出を2030年までにゼロにすることによって、米国経済を変革しようとするものです。気候活動家でジャーナリストのビル・マッキベンに話を聞きます。マッキベンは数十年にわたり、地球を救う戦いの最前線に立ってきました。30年前には、気候変動についての一般読者向けの最初の本となった『自然の終焉』を書いています。

    dailynews date: 
    2019/4/15(Mon)
    記事番号: 
    1
  • チョムスキー:トランプはネタニヤフ再選のためイスラエルの選挙に徹底的に介入

    イスラエルでは選挙の結果ベンヤミン・ネタニヤフ首相が元国防軍参謀総長ベニー・ガンツを僅差で打ち負かし、過去最長の5期目に突入する見込みです。デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンと対談したノーム・チョムスキーは、トランプ大統領が米国大使館をエルサレムに移し、国際法に背いてゴラン高原にイスラエルの主権を認めるなど、繰り返しネタニヤフを支援することによって、いかに直接的にイスラエルの選挙に介入したかについて話しました。

    dailynews date: 
    2019/4/12(Fri)
    記事番号: 
    4
  • チョムスキー:アサンジ逮捕は「恥知らず」 領土外で実力を行使する米国に憂慮

    ウィキリークス創始者ジュリアン・アサンジの弁護士は、英当局が彼の身柄を米国に引き渡すことのないよう闘うと述べました。アサンジは7年近くかくまわれていたロンドンのエクアドル大使館から英国警察によって強制退去させられました。デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンは1Ⅰ日(木)の夜、ノーム・チョムスキーとの対話でアサンジの逮捕、ウィキリークスと米国の力について聞きました。

    dailynews date: 
    2019/4/12(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ノーム・チョムスキー:核兵器 気候変動 民主主義の衰退が地球の未来を脅かす

    トランプ大統領がロシアとの重要な核合意を撤回し、アメリカの核保有量を増やそうとしていますが、ノーム・チョムスキーは、どのように核戦争の脅威が未だ、人類が直面している最も差し迫った問題の1つであり続けいているかに着目します。ボストンのオールドサウス教会のスピーチの中で、チョムスキーはまた、気候変動の脅威と、世界各地における民主主義の衰退についても論じています。

    dailynews date: 
    2019/4/12(Fri)
    記事番号: 
    2

Pages