5月1日、英国下院は世界で初めて気候変動非常事態宣言を発動した議会となりました。今回の決議の前には、4月に一連の運動でセントラル・ロンドンを閉鎖に追い込んだ「エクスティンクション・リベリオン(絶滅への反逆)」という大型蜂起がありました。この運動では活動家たちが橋を閉鎖し、公共の歴史的建造物などを占領し、建物や歩道、電車などに接着剤で自らの身体を貼り付けるような抗議活動で、気候変動への対策を至急行うよう求めました。1000人以上の抗議者が逮捕されました。労働党のジェレミー・コービン党首は議会で「我々は異例の数の気候変動運動を目の当たりにしている。エクスティンクション・リベリオンなどのグループは、議事堂にいる我々議員を彼らの主張に耳を傾けざるを得ない状況に追い込んでいる。この運動に対し否定的で言い訳のようなコラムも多数書かれたが、徐々に後退させられた。この運動は巨大で、私に言わせれば必要不可欠な警鐘だ。今日、この機会に言いたい。『あなたたちのメッセージを受け取った』」と語りました。英国のジャーナリストで作家、ガーディアン紙のコラムニスト、ジョージ・モンビオに話を聞きます。