デイリーニュース

  • マックス・ブルーメンソールが新著『ゴリアテ:大イスラエルでの生活と憎悪』を語る

    イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が、イランとの外交関係の改善に向けたオバマ政権の取り組みに疑念をかきたてるようなキャンペーンを続けています。新著Goliath: Life and Loathing in Greater Israel(『ゴリアテ:大イスラエルでの生活と憎悪』)を出したマックス・ブルーメンソールと話しましょう。ブルーメンソールはネタニヤフ政権下のイスラエル国内および占領地での日常に目を向けます。「私がいちばん驚いたのは、人種差別や暴力が常態化しているので、もはや取るに足らないものになってしまっているということでした。あまりに当たり前でいろいろな意味でゆるされてもいるのです」とブルーメンソールはイスラエルでの4年間の報道経験を話します。「一番の驚きは、そのことがアメリカでは一般にはまったく伝えられていないことです……だから私はジャーナリストとして、これに取り組みました。実態を知らないアメリカ人のためにイスラエル社会の細密画を描いたのです」

    dailynews date: 
    2013/10/4(Fri)
    記事番号: 
    4
    https://www.democracynow.org/2013/10/4/max_blumenthal_on_goliath_life_and#transcript
  • 「無資格だけど恐れない」メキシコ国境の抗議行動で移民30人拘束

    今週、家族の中の子どもとして米国に在留資格を持たずに住んでいる若者たち30人以上が、テキサス州ラレドでメキシコ国境から米国に再入国しようとして、彼らの親3人とともに当局に拘束されました。在留無資格移民が抗議行動の一環として正式な入国審査検問所から米国に再入国しようとしたのはこの3カ月で2回目です。9月30日には卒業式の式帽と正服を纏った活動家たちが「Undocumented and unafraid(無資格だけど怖くない)」とシュプレヒコールをあげながら米墨国境をまたぐ橋を行進しました。釈放された2人に話を聞きます。ハビエル・コルテスとその父ハビエル・カルデロンです。2人はメキシコのミチョアカン出身でコルテスは3歳のときに一家が米国にやってきてからずっとここに住んでいます。彼らは病気の家族を見舞うため、再入国は難しいと知りながらも米国を出ました。

    dailynews date: 
    2013/10/4(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 議会が移民協議で行き詰まる中 オバマは200万人移民の国外退去の準備完了

    これから数週間のうちに数多くの無資格移民が国外退去処分となります。その数はオバマ大統領の就任以来、通算で200万人を超えることになります。歴代政権で最多です。上院が移民法改革法案を7月に可決して以来、米国国土安全保障省は10万人を国外退去にしました。下院の民主党指導者たちが今週新たな包括法案を提出しましたが、連邦政府閉鎖と連邦債務上限問題とでこの移民法改革に暗雲が立ちこめました。その一方で大規模な抗議行動が明日5日と来週8日に計画されています。市民権獲得の方法を含む包括的移民改革法を可決するよう議会に要求するものです。また5日には「全米で威厳と尊敬を求める日」と題したイベントが全米各地100都市以上で予定されています。ララサ全国協議会の「移民と全米キャンペーン」部門責任者クラリッサ・マルティネス=デ=カストロに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/10/4(Fri)
    記事番号: 
    2

    As Congress Stalls on Immigration Deal, Obama Poised to Deport Two Millionth Immigrant

  • 「企業版トロイの木馬」オバマが推進する秘密主義のTPP貿易協定は米国の法律書き換えにつながる

    連邦政府の閉鎖が続く中、ジョン・ケリー国務長官はアジアを訪問して包括的な新貿易協定「環太平洋パートナーシップ(TPP)」の秘密協議を行っています。TPPは、それに批判的な人からはよく「ステロイド入りのNAFTA(北米自由貿易協定)」と呼ばれていますが、ベトナムからチリにまたがる約8億人が住む地域に自由貿易圏を創設するものです。これは世界貿易の3分の1を占め、世界経済の40%近くにあたる地域をカバーすることになります。協定の条文はほとんどが秘密協議で交渉されており、今年6月までは米国議会にも秘密にされていました。その一方で600人以上の企業顧問が情報を入手できていたと言われており、そこにはハリバートンやモンサントの職員も含まれます。「これはだいたい貿易の話じゃありません」と言うのはパブリック・シチズンのグローバル・トレード・ウォッチ責任者ロリ・ウォラックです。「これは企業版のトロイの木馬なのです。全部で29章の協定ですが、貿易に関するものはそのうちわずか5章。他の24章は各国の民主政府に手かせをはめて、食料の安全性や環境基準や金融規制やエネルギー及び気候政策に制限を加えるか、または企業の新たな権力を作り出してしまうか、あるいはその両方なのです」

    dailynews date: 
    2013/10/4(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「手に手を取った帝国主義と原理主義」:マラライ・ジョヤ 米主導のアフガニスタン戦争の12年を語る

    米国史史上最長の戦争となったアフガニスタン戦争は10月2週目に12周年を迎えようとしています。チャック・ヘーゲル国防長官は、米政府は米軍のアフガニスタン駐在を無期限延期する合意の締結を模索中だと語りました。米国は5万7000名のアフガニスタン駐留軍の大部分を2014年終わりには引き上げる計画ですが、米国防総省は約1万名あまりの小規模な軍を14年以降も引き続き残したい意向です。アフガニスタンの活動家で、A Woman Among Warlords: The Extraordinary Story of an Afghan Who Dared to Raise Her Voice(『武力勢力抗争の中で-勇気を持って声を上げたアフガン女性の物語』)の著者で元国民議会議員のマラライ・ジョヤに話を聞きます。ジョヤは何度も暗殺されそうになり、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたこともあります。「米国の正義を愛する人々の支援と協力を、私たちは必要としています」とジョヤは言います。「残念ながら現状では、帝国主義と原理主義が手に手を取り合っているのです。」

    dailynews date: 
    2013/10/3(Thu)
    記事番号: 
    3
  • オバマケアはすでに共和党に負けている? 州単位の施行制限権が貧困層の数百万人の医療保健を阻む

    連邦政府機関閉鎖がはじまった10月1日、オバマ大統領の医療保険改革法の重要な一歩が全米で開始されました。米国市民は今回はじめて、医 療保険を連邦または州立取引所から購入できるようになったのです。しかしニューヨークタイムズ紙の報道によれば、新法では、全米で貧困層の黒人やシング ル・マザー3分の2と、保険非加入の低所得労働者の半分以上がこの恩恵を被ることはありません。それは共和党が実権を持つ26の州が、低所得者層と身障者向けの医療扶助制度「メディケイド」(Medicaid)の大幅拡大を拒否したためです。米最高裁は2013年の初めに、メディケイド拡大条項について州ごとに施行を見合わせることを認めました。全米では約700万人の市民が受給資格の収入ラインを超えているためメディケイドを受給できないものの、新医療保健市場で保健の購入支援を受けるほどの収入もありません。政府機関閉鎖と、医療費負担適正化法(Affordable Care Act)の元での医療保険加入について、2人のゲストに話を聞きます。Colorlines.comで経済的公正について寄稿するクリントン政権元スタッフのイマラ・ジョーンズと、コロンビア・ジャーナリズム・レビュー誌(Columbia Journalism Review)の執筆編集者トルーディ・リーバーマンです。

    dailynews date: 
    2013/10/3(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「劇的で痛みをともなう」政府機関閉鎖の影響は ワーキングプアと有色人種に重く

    連邦政府の一部閉鎖が行われてから3日目を迎えました。80万人以上の連邦職員が自宅待機となり、数多くの政府プログラムが一時停止を余儀なくされています。例えば政府機関閉鎖で、約1万9000人にのぼる子どもが、低所得者層を対象とした就学援助プログラム「ヘッドスタート」(Head Start)のサービスを受けられなくなります。WICという呼び名で一般に知られている、「女性、幼児、子どものための補助的栄養支援プログラム」(Special Supplemental Nutrition Program for Women, Infants and Children)の受給者の多くも支援を受けることができません。交渉が進まない中、Colorlines.comのイマラ・ジョーンズが、閉鎖で一番 影響を受けるのは誰なのかを語ります。

    dailynews date: 
    2013/10/3(Thu)
    記事番号: 
    1
  • カナダ人映画監督と医師 エジプトで罪状なしで投獄虐待される 警官隊による虐殺を目撃後

    著名なトロントの映画監督ジョン・グレイソンと医師タレク・ルーバニの2人のカナダ人がエジプトで法的訴追もないまま1カ月半にわたって投獄されたままになっています。2人は8月16日のカイロで警官隊による虐殺を目撃したのちに拘束されました。もともと2人はエジプトを通ってガザに向かい、ルーバニ医師が緊急救命医たちを指導するところをフィルムに収めるはずでした。刑務所内から秘密裏に持ち出された書状で、グレイソンとルーバニは追放されたモハメド・モルシ大統領派の支持者たち多数が銃撃されている現場に急行したあとで逮捕されたと言います。グレイソンは銃撃後の惨状を撮影し始め、ルーバニは負傷者を手当てしていたそうです。「私たちは逮捕され、身体検索され、投獄され、質問され、尋問され、“シリアのテロリスト”とともに録画され、叩かれ、殴られ、なぶられ、蒸し釜状態の房に入れられ、電話を禁止され、裸にされ、丸刈りにされ、外国の傭兵だとして責められている」と彼らは書いています。2人は他36人もの人々とともにゴキブリだらけの牢獄に閉じ込められています。先週末、エジプト当局は彼らの収監がさらに45日間、やはり起訴手続きもないまま延長されるということを確認しました。グレイソンとルーバニはこの2週間、収監に抗議してハンストをしています。3人のゲストに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/10/2(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 独房監禁42年 死期近づく「アンゴラ・スリー」のハーマン・ウォレス 有罪判決破棄で釈放

    ルイジアナ州で42年にわたり独房に監禁されていた囚人が余命わずかな今になって釈放されました。独房42年というのは米国でだれも経験していない長さです。ハーマン・ウォレスら3人は通称「アンゴラ・スリー」として知られています。3人は1972年、刑務所のガードを殺害したとして独房に入れられました。本人たちおよびその支援者たちは、この殺人事件はえん罪で、彼らが刑務所内部でブラックパンサーの最初の支部の1つを設立したため、その政治活動を戒めるためだったと主張しています。1日、連邦判事の驚くべき判決で、ハーマン・ウォレスの有罪判決は破棄され彼は刑務所から釈放されました。破棄理由は彼が公正な裁判を受けていなかったというものです。ウォレスは末期の肝臓がんを患って余命わずかとされ、そのまま支援者たちの待つニューオリンズの病院に直行しました。3人のゲストに話を聞きます。ロバート・キングはアンゴラ・スリーでウォレスの前に釈放された唯一の人物で、ウォレス本人に釈放のニュースを伝えた1人です。ジョージ・ケンドダルはウォレスの弁護人、また支援者のジャッキー・サムルはアーティストでいま現在もニューオリンズのルイジアナ州立大学病院で入院したウォレスに付き添っています。「ハーマン・ウォレスはこれで自由人として死ねます。それは莫大な勝利であり奇跡です」とサムルは言います。

    dailynews date: 
    2013/10/2(Wed)
    記事番号: 
    1
  • BP社に責任を取らせる:2010年の原油流出以来続く湾岸地域での環境正義のための闘い

    石油大手BP社は、11人の作業員が死亡し、約500万バレルの原油をメキシコ湾に流出した、2010年4月の米国史上最悪の湾岸原油流出事故の裁判に再出廷しました。9月30日、裁判の第二段階が始まり、弁護団は、同社が原油の流出量について嘘をついたこと、大事故に対処する準備がされていなかったこと、流出を止めるための栓閉めを迅速に行わなかったことなどで同社を非難しました。「環境人権擁護の会」(Advocates for Environmental Human Rights)の共同代表で、ニューオーリンズの環境正義問題を専門とする弁護士のモニーク・ハーデンに、ニューオーリンズから話を聞きます。BP社による原油流出事件の後、同社が、企業が引き起こした傷害や被害に対する損害賠償支払い額を減らす実績を売りにする賠償要求処理会社と契約を結んだ顛末が、ハーデンの団体によって暴露されました。メキシコ湾岸の海岸線を破壊し、地域の洪水と高潮の危険性を高めた責任に関して石油ガス会社97社に対する訴訟を起こした「ルイジアナ東南部洪水保護局東支部」(Southeast Louisiana Flood Protection Authority — East)の副代表ジョン・バリーからも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/10/1(Tue)
    記事番号: 
    3

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