ロサンゼルス・タイムスの記者であるボブ・ドロージンから、新著Curveball: Spies, Lies, and the Con Man Who Caused a War(『カーブボール:スパイと嘘と戦争を引き起こした詐欺師』)について話を聞きます。同書は、イラク人の元タクシー運転手(暗号名カーブボール)によるサダム・フセインの生物化学兵器製造に関する虚偽の発言が、ブッシュ政権のイラク開戦にどのように影響したかを明らかにしています。
米国の公益擁護センター(Center for Public Integrity) は、ブッシュ大統領と政権の高官らが9月11日の同時多発テロ以降の2年間、イラクが国家安全の脅威になっているとする虚偽の公的発言を合計935回行ったと発表しました。報告書によると、虚偽の発言が最も多かったのはブッシュ大統領の260回。当時の国務長官コリン・パウエルは、254回でした。行政監視センターの設立者であるチャールズ・ルイスから話を聞きます。