ブルックリン大学のアレックス・ビターレ教授は、警察暴力の解決策は「改革」ではなく、予算削減だと論じています。The End of Policing (『警察活動の終焉』)の著書があるビターレは、警察への予算削減運動とは「不平等や搾取の問題を握りつぶすために警察や刑務所を使ってきた長い慣習」への対応のひとつと言います。「経済的搾取の問題を覆い隠すために、なぜ私たちは警察を使っているのでしょう」と問いかけます。またビターレは警察の組合の役割について、「多くの都市で、警察組合が右翼的な警官隊をまとめる政治および組織の中心になっています。私たちの問題を解決するには、取り締まりが効果的でかつ最も望ましい方法だと信じる人々です。この元にあるのは、ある種の住民は常に威嚇することでしか統制できないとする根深い人種差別思想です」と述べます。