デイリーニュース

  • ドリーマーズがトランプを破った秘訣 最高裁判所のDACA維持判決は「アクティビズムの持続的な圧力」の成果

    ジョン・ロバーツ首席判事の率いる連邦最高裁判所は18日(木)、DACA(幼少期に米国に到着した移民への国外退去一時延期措置)を終了させようとするトランプ大統領の試みを、5対4の票決で阻止しました。DACAは2012年にオバマ大統領が導入した連邦プログラムで、子供の時に米国に入国した約70万人の移民を国外追放から保護しています。最高裁判所でDACAを弁護した弁護士の1人ルイス・コルテスは、勝利の鍵はDACA登録者(ドリーマーズ)の個々の身の上話を共有できたことにあると語っています。「ロバーツ首席判事を動かしたのは、個々人の物語でした」と、自らもDACA登録者であるコルテス弁護士は言います。また、RAICES(難民・移民の教育と法務支援のセンター)のアドボカシー主任エリカ・アンディオラとも話します。彼女は、ポッドキャスト「ホームランド・インセキュリティ」の司会も務めています。

    dailynews date: 
    2020/6/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「抗議運動は結果を生む」:活動家が「キャピトル・ヒル」を占拠するシアトルで 市が催涙ガスの使用を禁止 労働審議会は警察労組を追放除名

    シアトルでは警察の軍事化を阻止し予算の削減を求める戦いが続いています。市民による数週間の抗議の後、キング郡労働審議会は6月17日、シアトル警察労働組合を審議会から除名することを決定しました。シアトル警察は、警察暴力に反対する大型デモで、参加者や記者に対し唐辛子スプレーや催涙ガス、閃光弾を使用し大きな批判を浴びました。その後、活動家たちは、警察が警察署ビルを放棄したことを受け、そこにキャピトル・ヒル自治区(CHAZ)を設立しました。17日、トランプ大統領は、数ブロックに渡る「キャピトル・ヒル占領デモ」解体のために軍を送ると脅しました。シアトルの社会主義議員クシュマ・サワントは、軍事介入の脅しは「非常に恐ろしい」ことだが、これは「ドナルド・トランプが臆病者で、運動は結果を生むという証明」だと語ります。

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    2020/6/18(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「催涙ガス弾は武器だ」:警察の催涙弾使用で 世界中で人権侵害が行われているとアムネスティ報告書

    ここ数週間の間に、米国のおよそ100の都市で、警察がデモ隊に対し催涙ガス弾を撃ち、多くの重症者が出ました。アムネスティ・インターナショナルの新しい報告書によれば、近年、催涙ガスの使用が増加を続けており、これは世界的にも、警察による平和的デモへの人権侵害につながっています。「世界各地で警察はすぐに催涙ガスを使いたがりますが、催涙ガス弾は安全ではありませんし、重傷者もでるのです」と、アムネスティ・インターナショナル武器および軍事作戦上級危機顧問ブライアン・キャストナーは言います。(画像クレジット:インスタグラム @freerunsell100)

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    2020/6/18(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ラシャード・ロビンソン 最近の警察による絞首殺害の増加 TV番組『コップス』の打ち切り フェイスブックへのボイコットについて語る

    人種正義組織「カラー・オブ・チェンジ」(Color of Change)は10年以上、警察の暴力を美化する長寿番組『Cops(コップス)』の打ち切りを求めてきました。ここにきてこの番組のみならずA&E局のリアリティ番組『Live PD(ライブPD)』も打ち切りが決まりました。「これらの番組はリアリティショーを名乗っていますが、実際には警察側の視点しか描いていないのです」と、「カラー・オブ・チェンジ」代表のラシャード・ロビンソンは言います。「こういう番組は、警察権力の広報の役割を果たしてきました」。ロビンソンはネットフリックスの番組Border Security: America’s Front Line(『国境警備:米国の国境最前線』)の打ち切りも求めています。

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    2020/6/18(Thu)
    記事番号: 
    2
  • レイシャード・ブルックスを射殺したアトランタの警官に対する殺人罪訴追は「運動の力」を示すもの

    検察は、レイシャード・ブルックスを射殺したアトランタの警官ギャレット・ロルフが、ブルックスを背後から2度撃った後に、瀕死の彼を蹴りつけたとして、重罪の殺人罪など11件で訴追すると発表しました。もう一人の警官デイビッド・ブロスナンは暴力罪を含む4件の罪に問われます。本日は、アトランタから人種正義組織「カラー・オブ・チェンジ」(Color of Change)の代表ラシャード・ロビンソンに、警察への予算削減を求める声が広まっていることについて話を聞きます。「米国では過去20年間、暴力的犯罪は着実に減少しました」とロビンソンは言います。「同時に警察の予算は増え続け、常に拡大してきました。我が国は警察を軍事化したのです」

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    2020/6/18(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ジャマール・ボウマン、下院民主党の重鎮にいどむ「ブロンクスの校長」

    ブロンクス地区は、ニューヨーク州で2番目に経済的な格差の大きい地区です。この地区の民主党下院議員選挙の予備選挙で、16期目の現職、民主党下院議員で下院外交委員会の委員長を務めているエリオット・エンゲルの再選をはばもうと、元中学校校長ジャマール・ボウマンが反旗をあげて立候補しています。ボウマンは、警察への予算打ち切り、メディケア・フォー・オール(国民皆健康保険制度)、グリーン・ニューディール政策を支持しています。また、上院議員のエリザベス・ウォーレンやバーニー・サンダース、さらにアレクサンドリア・オカシオ・コルテス連邦下院議員やニューヨーク・タイムズ紙編集委員会など有力な勢力がボウマンへの支持を表明しています。「この10年間、この地区で中学校の校長として仕事をしてきました。その間、コミュニティの子どもたちや家族と、何千もの素晴らしい繋がりをもつことができました。そうして貧困と間違った政策が、地域の親や子どもたちの日々の生活にもたらしている影響について日々、身近に学んできました」と、ボウマンは語ります。

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    2020/6/17(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 15億ドルの電力計画がまったくの無監査 プエルトリコ電力の民営化に警鐘

    ハリケーンの季節を迎えました。プエルトリコでの、電力網を民営化する動きを検証します。新たな調査により、プエルトリコ当局が、適切な監督や環境への影響に関する調査もおこなわずに15億ドルにのぼる契約を一企業に発注していたことが発覚しました。このプロジェクトは、2017年のハリケーンマリア以来、初の大規模な発電プロジェクトで、化石燃料による発電への依存が続きます。プエルトリコの前首席補佐官だったイングリッド・ビラ・ビアージはこのプロジェクトについての報告書の共同執筆者です。イングリッドは、このプロジェクトが「場当たり的で、財政処理についても無責任な慣行に満ちている」と言います。

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    2020/6/17(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「和解への道を破壊するもの」:賭けに出たトランプ大統領、集会予定地のタルサは、1921年に黒人の虐殺があった

    ドナルド・トランプ大統領は、6月20日にオクラホマ州タルサ市で予定している大規模な選挙集会を決行すると主張しています。州政府が経済を再開するなか、当地では新型コロナウイルスの感染者が急増しているさなかです。トランプは、当初、奴隷解放記念日、「ジュンティーンス」(Juneteenth)の6月19日に、集会を予定していましたが、1日延期しました。タルサ市は、米国史上で最悪の、黒人に対する大量虐殺があった場所の一つで、1921年に、活況を呈していたアフリカ系米国人の商業地区で、白人の暴徒が300人もの黒人を殺害しました。「この集会は、多くの人にとって迷惑なのです。理由は、会場がタルサ市であることと開催時期、この二つです」と、ハンニバル・B・ジョンソンは指摘します。ジョンソンは、弁護士でBlack Wall Street: From Riot to Renaissance in Tulsa’s Historic Greenwood District (『ブラック・ウォール・ストリート-タルサの歴史的なグリーンウッド地区の暴動から復興まで』)の著者です。

    dailynews date: 
    2020/6/17(Wed)
    記事番号: 
    1
  • さようならコロンブス:ブリー・ニューサム・バスが語る世界の人種差別主義者記念碑撤去運動

    人種差別と国家暴力に反対するデモの波の一環として、世界中で抗議者たちが人種差別主義者、植民地開拓者、南部連合リーダーの記念碑を倒しています。ノースカロライナ州を拠点とする芸術家で反人種差別活動家のブリー・ニューサム・バスに話を聞きましょう。彼女は5年前、南部連合旗を外そうと、30フィートの旗竿によじ登り、サウスカロライナ州議会議事堂で逮捕されました。彼女は現在の人種差別主義者の象徴に対する反発は、米国とその他の場所での「漸進的な進展に対するいら立ち」を反映していると言います。「人々は数世紀にわたる植民地主義と白人至上主義のイデオロギーにうんざりしているのです」。

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    2020/6/16(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 黒人トランスジェンダーの命も大切:暴力の「流行」の中で抗議運動が求める正義と認知度

    6月14日、黒人トランスジェンダーの人々、なかでも警察からの暴力と街頭での被害率がとびぬけて高い、女性への暴力に抗議して少なくとも1万5000人がニューヨークのブルックリンをデモ行進しました。この抗議の一方で、6月第2週オハイオ州とペンシルベニア州でさらに2人の黒人トランスジェンダーの女性が殺されています。この2人は今年米国で暴力によって亡くなった、少なくとも13人目と14人目のトランスジェンダーの人々と見られています。ドキュメンタリー・シリーズ「トランスラッシュ」(TransLash)の制作者であるジャーナリストのイマラ・ジョーンズに話を聞きます。彼女はトランスジェンダーの権利の運動は現在「非常に大きな認知度」がある一方で「非常に大きな反発」にも直面していると言います。

    dailynews date: 
    2020/6/16(Tue)
    記事番号: 
    2

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