デイリーニュース

  • 「デモ参加者を脅かす」目的 警官に射殺されたブリオナ・タイラーのための座り込みデモ参加者87人がケンタッキーで重罪に直面

    ケンタッキー州ルイビルでは公民権運動グループが、平和的座り込みによる抗議活動に参加した87人への重罪訴追をやめるよう検察に求めています。この座り込みは7月14日にケンタッキー州の検事総長ダニエル・キャメロンの自宅前で行われ、ルイビルで3月に黒人女性ブリオナ・テイラーを自宅で殺害した警官たちを逮捕、起訴するよう要求していました。今回の逮捕者には全米黒人地位向上協会(NAACP)ミネアポリス支部長、NFL「ヒューストン・テキサンズ」ワイドレシーバーのケニー・スティールズ、ウィメンズ・マーチ共同創設者リンダ・サルスールも含まれます。重罪で有罪となれば、最長5年の禁固刑に処される可能性があります。「彼らはデモ参加者を脅そうとしているのです」とマーク・ラモント=ヒルは言います。「明らかに捜査が必要な事件なのに、誰も捜査すべきでない、というメッセージを送ろうとしているのです」(画像クレジット:マット・ストーン/Courier Journal/ロイター通信)

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    2020/7/16(Thu)
    記事番号: 
    2
  • COVID-19陽性のマーク・ラモント=ヒル:新たに提示されたフロイド事件のビデオに 警察の恐ろしい人種差別的手法が見える

    ミネアポリスでは警察のボディカメラの映像が、一部のメディアに公開され、戦没者追悼記念日に起こったジョージ・フロイド殺害の衝撃的な詳細が新たに明らかになりました。ビデオでは警官たちが銃を構え、ジョージ・フロイドに向かって、罵るように「さっさと車から下りろ」と叫ぶ中、フロイドは涙を流しながら「お願いです、私を撃たないで」と乞います。このビデオによれば、救急隊員も現場に到着後、フロイドの手当てに急ぐ様子ではありませんでした。全米で今も続く人種差別と警察暴力へのデモのきっかけとなったこの事件のこの新たな展開について  Nobody: Casualties of America’s War on the Vulnerable, from Ferguson to Flint and Beyond(『ノーバディ:ファーガソンからフリントを越えて広がる米国の弱者に対する戦争の犠牲者たち』)を執筆したマーク・ラモント=ヒルに話を聞きます。ラモント=ヒルは、検査で自身にCOVID-19陽性の結果が出たことについても語ります。

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    2020/7/16(Thu)
    記事番号: 
    1
  • トゥーソン市長ロメロ、アリゾナ州デューシー知事を斬る、「新型コロナウイルスを軽視し、集中治療室が満室のまま、経済の再開を早まった」

    新型コロナウイルスの新規感染者が米国南部と南西部で急増しています。感染が集中しているアリゾナ州では、集中治療室(ICU)のベッドの88パーセントがふさがっており、死亡したある男性患者の家族が、男性患者の死亡に直接の責任があるとして、デューシー州知事とトランプ大統領を告訴しています。この2人が、新型コロナウイルスの脅威を軽視したことと、アリゾナ州での患者数が爆発的に増えているなか、マスクの着用を住民に義務づけようとした地元当局者を妨害したことが、男性患者の死につながったというのが理由です。トゥーソン市のレヒーナ・ロメロ市長は、「デューシー知事が、州の経済を再開するという軽はずみな決定をしたために、私たちは危機的な状況に置かれてきたのです」と批判しています。ロメロは、共和党のデューシー知事に対抗し、トゥーソン市で初の女性市長で、ラティーノから選出された初の市長でもあります。父親は移民の農場労働者です。

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    2020/7/15(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「左翼が世界を立て直す」:アムナ・アクバル、家賃キャンセル、警察予算削減そして『我々はどこへ向かうのか』について語る

    もうひとつの危機が米国民に迫っています。住居からの大量の立ち退きです。パンデミックが発生して4カ月を超えるなか、何百万もの人が仕事を奪われたままです。そんな中で新型コロナウイルスの新規感染者が増加し、州政府が再び、都市閉鎖の措置をとろうとしているさなかに、これまで全米で行われていた立ち退き命令の禁止期間が、終わろうとしています。「家賃キャンセル(帳消し)運動」(Cancel the Rent)に全米の家賃ストライキや抗議運動が励まされ、25の州で、労働組合、労働者、人種差別反対や社会正義を求める団体が共同して、7月20日に大規模なストライキ行動「黒人の命のためのストライキ」(Strike for Black Lives)を計画しています。オハイオ州立大学のアムナ・アクバル法学教授に話を聞きます。アムナは、12日付けニューヨークタイムズ紙日曜版で、「左翼が世界を立て直す」(“The Left Is Remaking the World.”)と題して、論説を執筆し、この危機といかにたたかうかについて、余すところなく述べています。

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    2020/7/15(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 新型コロナウイルスの新規感染者が急増、「先が見えないワクチンへの道には死が敷き詰められる」と疫学者が警告

    連邦政府の報告によると、14日は、新型コロナウイルスの1日での感染者数が過去最高となり、11州では入院者数が記録的な数に達したと、報告されています。こうした中、トランプ政権は州当局に対し、新型コロナウイルス患者のデータを疾病管理予防センター(CDC)に送るのをやめるよう指示しています。CDCでは送られたデータを、公表しています。ゲストは、疫学者でネブラスカ大学医療センター公衆衛生学部長のアリ・カーン博士です。トランプ政権が、危機にどう対応しているか、また、ワクチンの開発にすがろうとしている問題について、「先が見えないワクチンへの道は死で敷き詰められます」と、カーンは批判します。カーンは、CDCの公衆衛生準備対応局(Office of Public Health Preparedness and Response)の元局長で、「戦略的国家備蓄」(Strategic National Stockpile)を指揮していました。マスクや感染検査体の不足がいまも続いている問題についても話を聞きます。

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    2020/7/15(Wed)
    記事番号: 
    1
  • トランプお気に入りFoxのタッカー・カールソンが釣り休暇 人種差別的なネット投稿で番組の主任脚本家が辞任

    トランプ大統領のお気に入りのFoxニュースのTV番組で、史上最も人気のあるケーブルTV番組「タッカー・カールソン・トゥナイト」(Tucker Carlson Tonight)の主任脚本家が辞任しました。彼は、偽名を使ってネット上のフォーラムに人種差別的で女性を蔑視した、ひんしゅくを買うようなメッセージを投稿していました。そしてタッカー・カールソン自身は休暇を取ると言っています。番組の広告枠は「あき地同然」と、メディア監視団体「メディア・マターズ」(Media Matters)のシニアフェローであるマット・ガーツは言います。ガーツはメディア・マターズのサイトでFoxニュースとトランプ政権の関係について書いてきました。

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    2020/7/14(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 私たちはあなたたちのマスコットではない:何年もの先住民の抗議の末にワシントンDCのNFLチームが差別的な名称を排除

    その名称とマスコットキャラクターがアメリカ先住民に対する侮辱だと約90年間指摘されてきたワシントンDCのナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のチームが7月13日、企業スポンサーからの高まる圧力を受け、その差別的な名称を変更すると発表しました。この決定は、このチームに「Rワード」(先住民を指す差別名称)をチーム名から外すよう何年も要求してきた先住民活動家たちにとっての苦闘の末の勝利です。この決定は、「黒人の命も大切」運動によって全米の人種差別を称揚する記念像や記念碑への見直しが迫られているなかで発表されました。ワシントン「R-dsk-ns」(レッドスキンズ)の名称とロゴマークを変更する闘いを主導してきたナバホ族の活動家アマンダ・ブラックホースに話を聞きます。

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    2020/7/14(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 命を救う唯一の方法は釈放」移民・関税執行局収容施設でCOVIDが拡大する中 移民の家族が引き離しに直面

    米国がコロナウイルスの感染数で世界一になっていますが、番組では感染率が急増している移民収容施設内の様子を見ていきましょう。合わせて、収容施設に収容されている数千人の移民が7月17日以降に子供たちから引き離される可能性についても検証します。「拘束されている人々の命を救う唯一の方法は釈放です」と、こうした移民・関税執行局留置所内を訪れ、2018年に初めて檻に入れられた子供たちを目撃したジェイコブ・ソボロフは言います。彼はこのときのことを彼の新刊Separated: Inside an American Tragedy(『引き離されて:アメリカの悲劇の内側』)の中に書いています。

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    2020/7/14(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 障害者の権利活動家 差別主義的な警察の蛮行とCOVID-19 双子のパンデミックに挑む

    2カ月前に起きたミネソタ州警察によるジョージ・フロイド殺害事件は、国際的な抗議運動の火付け役となりました。その一方で、警察の暴力が、障害者とくに黒人の障害者に与える破滅的影響はあまり報道されません。米国の法執行機関に殺された人々の最大約半数に障害があったとする研究もあります。「障害者は常に警察に攻撃されてきました」と言うのは、黒人の障害者で活動家のリロイ・ムーアです。「私たち障害者や貧しい人々は、私たちなりの答えを持っています。警察を捨てる、これが私たちの答えです」。ムーアは、POORマガジンの共同創設者、「クリップホップ・ネイション」(Krip-Hop Nation)の創設者でもあります。POORマガジンの共同創設者のひとり、リサ・”タイニー“・グレイ・ガルシアにも新型コロナウイルスのパンデミック中に直面する困難について聞きます。

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    2020/7/13(Mon)
    記事番号: 
    3
  • インディアナ州で発生したリンチ未遂事件 逮捕者なし? 生存者の人権委員バークス・ブッカーに聞く

    インディアナ州ブルーミントン市から、同州モンロー郡の人権委員を務めるアフリカ系アメリカ人バークス・ブッカーに聞きます。ブッカーは7月4日の週末、白人の男性グループによって木に繋がれ、リンチで命を失う寸前のところで助けられたと言います。彼は事件を振り返り「米国史上、ジョージ・フロイドや多くの黒人が目の前で自分の処刑を聞かされてきたことに気づかねばなりません。私は、男たちにのしかかられて、『息ができない』と叫びたくても言葉が出ませんでした」と言います。警察は来ましたが誰も逮捕されませんでした。「男たちは私の住む地域を自由に歩いています」とブッカーは言います。FBIは、憎悪犯罪の可能性があるとしてこの衝突について捜査しており、ブルーミントン市長は事件を非難する声明を出しました。ブッカーはこれにとどまらず、インディアナ州南部地区連邦裁判所に対してこの事件を審議する大陪審の召集を要求するとしています。「現行の州の司法制度で裁判が可能かどうか私にはわかりません。それで連邦政府の介入を求めました」と彼は付け加えています。

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    2020/7/13(Mon)
    記事番号: 
    2

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